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ミノムシIF -4th stage-

修正前提で書いてるからそのうち大幅に変更が加わるかもしれない


~数日後~

俺「ミーナ中佐、今はどのような感じですか?」

ミーナ「俺さんありがとう、弾薬類や燃料類はあなたの会社から届くから大丈夫よ。この基地隊員達のお給金も俺さんに貰った小切手で賄えているわ」

俺「それはよかった。少し位は役に立てているようで安心だ」

ミーナ「ええ、本当に俺さんには感謝しきれないわ」

俺「その割には何か考え事をしているように見えるのは俺の見間違いですか?」

ミーナ「俺さんのおかげで戦闘に関するものは大丈夫なのだけど、日常品類をどうしようって思っていたの」

俺「…確かにうちじゃ日常品類は厳しいですからね。一応、余所から日常品もどうにかできないか交渉させてみたけど圧力がかかっているようなんですよね」

ミーナ「マロニー大将の仕業ね…今はストックがあるからいいけどもう直にストックもなくなってしまうわ。買いにいこうにも必要な量が多すぎてどうにもならないし…」

俺「当てがない訳じゃないんですけど、俺一人の力ではどうにも出来ないんですよね…」

ミーナ「私で協力出来る事があれば出来る限り協力するわ。今一番解決しなくてはいけない問題はこれなんですもの」

俺「ならミーナ中佐、俺に1日2日休みをください。出来ればリーネちゃんも一緒にお願いします」

ミーナ「別に構わないけどリーネさんも一緒になの?」

俺「ええ。彼女の協力が必要不可欠です」

ミーナ「どうするつもり?」

俺「リーネちゃんの実家に取り次いでもらって、日常品をこの基地へ卸して貰えるように交渉します」

ミーナ「そういえばリーネさんの実家は…けど、ブリタニアにあるからマロニー大将の圧力が強いんじゃないかしら」

俺「大丈夫。あそこにはブリタニアの大エース、ミニーさんがいる。マロニー大将ごときの圧力など無意味でしょう」

ミーナ「やってみる価値はあるわね、俺さんとリーネさんを明日からお休みにします。後の事はお願いしてもいいかしら」

俺「任せてください。出来る限りどうにかします。最悪の場合、リベリオン大統領脅して、ブリタニアに圧力かけさせますから」

ミーナ「そ、そんな事しても大丈夫なのかしら…」

俺「リベリオンこそ最強国家。ブリタニアなど一捻りにしますよ」


~俺の部屋~

俺「そういうわけだ。リーネちゃん、明日から俺達は休みになる。そこで、リーネちゃん。お父さんにあいさつに行こう」

リーネ「挨拶にですか!?」

俺「そう。リーネちゃんのお父さんにご挨拶だ。いきなり俺一人で行くのも気が引けるからリーネちゃん、俺を紹介してくれ」

リーネ「でも、いきなりだとお父さんもびっくりするだろうし、私もまだ心の準備が…」

俺「別にいいだろう?遅かれ早かれ挨拶に行かないといけないと思っていたんだ」

リーネ「一応俺さんとは面識があったし、お父さんも知ってるだろうし…」

俺「頼むよ、この通りだ」

リーネ「俺さんがそこまでいうなら…///」

俺「よし、決まりだな。明日ブリタニアへ飛ぶ」

リーネ「わかりました。準備しておきます。何日位滞在予定なんですか?」

俺「わからない。ミーナ中佐は期限無しで休暇をくれたからな。リーネは実家だから荷物なんて殆ど要らないだろう?」

リーネ「はい。実家に帰ったら俺さんの着替えとかも準備させますね。だから手ぶらでいいんじゃないでしょうか」

俺「なら手ぶらで行くとしよう。必要なものがあればうちのブリタニア支社に連絡して準備させればいい」

リーネ「お父さんきっと驚くだろうなぁ…」

俺「リーネちゃんをあてにしてのアポなしだから迷惑がられなければいいが…」

リーネ「何があってもお父さんを説得します」

俺「心強いお言葉だ」



~翌日・ブリタニア~

俺「リーネちゃん、ブリタニアについてから結構移動してるけど疲れてない?」

リーネ「はい。全然疲れていないです。乗ってきた飛行機もすごくくつろげて全然疲れませんでした」

俺「うちの特別高速艇だからね。くつろげて貰えたのなら結構さ?」

リーネ「はい、とっても。えっと、そろそろ家に付きます」

俺「…」

リーネ「どうしたんですか?」

俺「少し緊張してるだけだよ。リーネちゃんのお父さんはブリタニア屈指の大商人だからね。ぽっと出の若造が対峙していいものかとね…」

リーネ「きっと大丈夫です。…つきました」

俺「…ここか」

予想通りの大邸宅だ

リーネ「俺さん、早く行きましょう?」

俺「あ、ああ…」

うまく交渉に持って行けるといいな…


~リーネ宅~

リーネ「ただいま戻りました」

ミニー「あら、リーネじゃないか。いつブリタニアに戻ったの?帰ってくるなら連絡をくれれば迎えを寄越したのに」

リーネ「ごめんなさい、お母さん。急にお休みが取れたから…」

ミニー「ところでリーネ、後ろに居る男の子は誰かしら?まさか…」

リーネ「ええと、同じ部隊にいる俺さんです。今日はお父さんと会って貰おうと思って…」

ミニー「ようやくリーネもいい相手が見つかったみたいね。あなたー、リーネが男の子を連れて帰ってきたわよー?あなた聞いてるー?」

リーネ「ちょっと、お母さん辞めてよ!」

俺「…」

テンションたけー…

ドドドドドド…

父「な、なんだとううううううう!リーネ、何処の馬の骨ともわからない相手なんてお父さん許しませんよ!」

リーネ「もう、お父さんまで…俺さん、お父さんとお母さんです…」

俺「お久しぶりです、ビショップ卿。覚えておられますでしょうか。リベリオンのミノムシ社、ミノパパの息子の俺です」

父「おー、誰かと思ったら俺君じゃないか!いやー先ほどは取り乱してしまって申し訳ない。長女の件で少々神経質になってしまいましてな…」

俺「いえ、私こそアポもなしに急に押し掛けてしまい申し訳ありませんでした」

父「いやー、俺君ならアポなしでも問題ないな。いやー、リーネもこんな立派な相手を捕まえてくるなんて父さんうれしいぞ」

リーネ「お父さんまで何言ってるの…俺さんごめんなさい」

俺「こうなったらこうなったで準備はしてあるから大丈夫」

父「今日、俺君が私に会いに来た理由はなんだね?」

リーネ「お父さんに挨拶をしに来たんだよ」

父「そーかそーか。いやー、そーかそーか!」

ミニー「あなた、顔がゆるみっぱなしですよ」

父「緩むのも仕方ないだろう?何たって娘のお相手があの世界規模の大財閥の御曹司だぞ?」

俺「…ビショップ卿、今日の挨拶はそっちの挨拶ではなく商談の挨拶としてです」

父「む。そうなのか…しかしアポもなしで、会社を通してではなさそうだな。こうしなくてはいけない理由があるのだろう。私の書斎で話は聞かせてもらおうか」

俺「ありがとうございます」

ミニー「あら、残念ね」

リーネ「…ぶぅ」

ミニー「あら?リーネもご機嫌斜めのようね」

リーネ「だって、商談の挨拶の為にお父さんと会いたいって聞いてなかったもん…」



~書斎~

俺「…というわけです。日常品をうちの部隊に卸して貰えませんでしょうか」

リーネ父「事情はわかった。それはお困りのようだ…」

俺「ええ…武器はウチでどうにでもできるんですが日常品関連がうちは弱いというか壊滅的で…」

リーネ父「確かにその分野だけ弱すぎるみたいだね…」

俺「うちは元々武器を作っていてそこから発展していきましたからまだそちらの分野にはなかなか…」

リーネ父「しかし軍からの圧力がかかるとなると少々厳しいものがあるかもしれないな…少し内部情報を聞いてみるとするか。おーい、息子よいるか?」

リーネ兄「父さん呼んだ?」

リーネ父「ああ、少しブリタニア軍内部について聞きたい。因みにこちらは俺社長だ。これは私の息子のリーネ兄だ」

リーネ兄「はじめまして、リーネの双子の兄のリーネ兄です」

俺「わざわざどうも。俺ですよろしく。今はリベリオン軍で軍人をやっています」

リーネ兄「父さん、ブリタニア軍内部の何について聞きたい?」

リーネ父「マロニー大将について聞きたい」

リーネ兄「よりによってマロニーかよ…」

リーネ父「どうした?」

リーネ兄「一度、うぜーからぶち殺そうとしたら、俺を独房送りにしやがって…」

俺「…」

そうとう武闘派のようだ…よく大将相手にそんな事を…

リーネ父「お前との関係は聞いていない。ブリタニア軍内部でどの位権力がある?」

リーネ兄「詳しい事はわからないんだ。ただ今相当権力を持っているようだね。なにやら新兵器の開発に成功したとかで持て囃されているよ」

俺「ウォーロックだな。うちから流出したネウロイコア搭載兵器。人の手にはあまるものだ…」

リーネ父「マロニーを支持する軍の関係者はどの程度とみる?」

リーネ兄「ざっと見積もって7割以上」

俺「…まさかそこまでとは。ビショップ卿、無茶を言ってすみませんでした。これじゃ絶対に無理かもしれませんね…」

リーネ父「いや、やろうと思えばやれなくもない。私の娘が居る部隊が不当な扱いを受けているらしいから、私個人の支援としてどうにかできるとは思う」

俺「!」

リーネ兄「それなら逃げ道にはできそうだね」

リーネ父「ただし…」

リーネ父「こちらとしてもリスクを負うからそれなりの条件を出させて貰うよ?」

俺「出来る範囲でなら」

リーネ父「大丈夫、そんな無茶な要求じゃない」

俺「その、要求とは?」

リーネ父「うちのリーネを貰ってもらおうか?」

俺「は?」

リーネ父「聞こえなかったか?うちのリーネを貰ってもらおうか?」

俺「…」

これって、そうだよなぁ…

俺「貰って貰おうかといいますと、リーネ嬢と結婚しろと?」

リーネ父「ざっくりいえばそうなる」

俺「本人の意思は関係無しですか?」

リーネ父「問題ない。リーネも俺君が相手なら問題あるまい。見ていればわかる」

俺「そうでしょうか…」

リーネ兄「君なら安心だよ。汚い話になるけど、これでそっちとしてもうちとしても大きな利益になると思うよ?」

俺「確かにそうですが…政略結婚すぎやしませんか?」

リーネ父「別に本当に好きになればいいわけだ。リーネは多分問題ないとしてあとは俺君次第か」

リーネ兄「一発やっちまえば大丈夫だって。男なんてそんなもんさ」

俺「…はぁ」

リーネ父「俺君はリーネじゃ不服か?それともリーネ以外に好きな子でもいるのかな?」

俺「別にいませんが…」

リーネ父「ならいいではないか。リーネを好きになってしまえば全て丸く収まる」

俺「…少し考えさせてください。いや、本人と話し合いをさせてください」

リーネ父「どうせならこの場に呼んでしまえばいいな。おーーーーいミニーにリーネ、書斎まで来てくれー」

俺「…ふぅ」


リーネ「お父さん、大声出してどうしたの?」

ミニー「あなた、近所迷惑よ?」

リーネ父「すまないすまない。ところでリーネ、私が俺君と結婚しろと言ったらしてくれるかい?」

リーネ「ええっ!?」

俺「ほら、普通はこんな反応になりますよ」

リーネ「急すぎるよお父さん。まだ手を繋いだ事もないし、キスとかもまだだし…///」

リーネ父「なるほど。まんざらじゃないけどまだ早いと」

ミニー「それなら結婚を前提におつきあいしたらいいんじゃないかしら?」

リーネ父「そうだな、急すぎたな。というわけで俺君、娘を頼んだよ」

俺「ええっ!?」

リーネ父「何かね。うちの娘では不満かね?」

俺「いえ、そういうわけじゃないですけど…でもやっぱりこういうのはあまり良くないような?」

リーネ兄「そうだな。まだ彼がリーネに相応しいか分からないからな…シールドブレード!」

俺「!?」

あれに当たったら多分まずいな…

俺「…重力障壁、前面限定展開」

ギリッ、ギギギギギ…

リーネ兄「止めたか…どうやらかなり出来るみたいだね。彼ならリーネをしっかりと守ってくれそうだ」

ミニー「話に聞いていたけどやるわねー…よかったわねリーネ、彼ならきっとリーネをどんな時も守ってくれる王子様か騎士様になってくれるわよ」

あっれー?何だか評価が上がってる…?

リーネ「…俺さん」

俺「リーネちゃんなんだい?」

リーネ「…ふつつかものですがよろしくおねがいします」

俺「」

あっるぇー…?

リーネ父「俺君、娘の事をよろしく頼んだよ。そうそう、物資の事は任せておきなさい。愛する娘とその未来の旦那様の為だ」

ミニー「俺君はいつまでブリタニアに居るのかしら?お休み一杯家に泊まっていくといいわよ」

リーネ兄「ブリタニアの内部。今のマロニーについても俺が知ってる限り教えてやるよ」

俺「…」

ま、いっか。知らない相手と無理やりお見合いさせられて無理やり結婚させられる位ならリーネちゃんでいいや。可愛いし

俺「こちらこそ、これからよろしくお願いします」

リーネ父「ミニー今日はご馳走だ!婿殿も今日は潰れるまで飲もう」

リーネ兄「酒のつまみに秘蔵のDレーションを持ってくるぜ」

ミニー「私も腕によりをかけて夕食を作るとするわね」

リーネ「お母さん、私も手伝います」

ミニー「そうね、折角ですからリーネの手料理をこの機会にしこたま食べて貰いましょうか」

騒がしいけどいい家族だなぁ…けどDレーションだけは勘弁だなぁ…


俺「うぇ…飲み過ぎた」

リーネ「俺さん大丈夫ですか?」

俺「割と酒には強いから直におさまると思う…」

リーネ「ごめんなさい。お父さん達がはしゃいじゃって」

俺「いいっていいって。楽しそうな家族で羨ましいよ」

リーネ「俺さんももうすぐ家族になってくれますよね…?」

俺「あー…そのことなんだけど本気かい?」

リーネ「俺さんなら…いいですよ?優しいし、強いし…私をしっかり守ってくれそうだから」

俺「本当はそんな奴じゃないかもしれないぞ?本性を現したら酷いかもしれない。狼になって襲いかかるかもしれないぞ?」

リーネ「俺さんはそんな事しないって信じてますから」

俺「…ま、いいか」

リーネ「それに、誰だか知らない人のお嫁さんになるよりは知ってる人の方が…」

俺「確かにそれはあるな…お互いでかい家に生まれたから大変だな」

リーネ「はい。でも、私の前に俺さんが現れたのは運命だと思ってます」

俺「…確かに知った顔があってびっくりしたね。世界は狭いなって」



リーネ「ええと、お母さんが俺さんはこの部屋を使えって」

俺「それじゃこの部屋を使わせてもらうよ」

ガチャッ

俺「…」

リーネ「///」

どうみても罠です本当にありがとうございました

俺「枕2個を引っ付けてご丁寧にティッシュまで置かなくても…」

リーネ「…お母さんのばかぁ。えっと…私は自分の部屋に戻りますね?」

俺「うん。また明日、おやすみ…」

リーネ「おやすみなさい、俺さん」


リーネ「…お邪魔します」

俺「リーネちゃんどうした?部屋に戻ったんじゃなかったのか?」

リーネ「私の部屋がなくなってました…」

俺「は?」

リーネ「お兄ちゃんが帰ってきたから私が使っていた部屋をお兄ちゃんが今使っているみたいで…」

俺「…」

謀られたか…

リーネ「お母さん達に言ったら俺さんの部屋でいいじゃないって…」

俺「…まあうん、仕方ないね。幸いベッドがでかいから枕を離せば問題なさそうだ」

リーネ「…枕離しちゃうんですか?」

俺「ん?」

聞き間違いだろうか…

俺「へ?」

リーネ「…違うんですか?」

俺「…?」

リーネ「狼さんになるんじゃないんですか?」

俺「いやいやいやいや」

リーネ「据え膳ですよ?」

俺「まてまてまてまて」

リーネ「…俺さんって意外とヘタレですか?土壇場で勃たないタイプですか?」

俺「」

へへ…久々に切れちまったぜ…

俺「解った…このままでいいよ。けどどうなっても知らないからな…?」


リーネ父「よし、行け俺君!孫はいつでもいいからな…」

リーネ兄「ふむふむ、へー」

ミニー「あなた達なにしているの…?」

リーネ父「ミニー、今良い所なんだ。俺君がついに狼に」

リーネ兄「無理矢理やっちまえばいいのによ」

ミニー「ほら、あなた達。立ち聞きはここまでにして早く寝なさい!」

リーネ父「今からいいとこr」

リーネ兄「父さん、母さんが切れないうちに退散しよう。明日どうだったか彼に聞けばいいじゃないか」

リーネ父「そうれもそうか…」


翌朝

リーネ「…俺さんおはようございます。もう朝ですよ?」

俺「おはようリーネ。清々しい朝だな…」

リーネ「…俺さんってやっぱりヘタレだったんですね」

俺「」

疲れてただけだもん!

リーネ「…俺さん、昨日は長旅の疲れとお酒の飲みすぎだっただけですよね?」

俺「勿論」

リーネ「よかった。もし立たない人だったらどうしようって思ってました」

俺「」


~基地~

俺「そんなわけで、ただ今戻りましたミーナ中佐」

ミーナ「お帰りなさい、俺さんのおかげで日用品の物資が届くようになったわ」

俺「それはよかった…」

ミーナ「うまく行ったようでなによりね」

俺「まぁ…想定外の出来事もあったけどほぼ予定通りです」

ミーナ「想定外の出来事ね…」

リーネ「♪」

ミーナ「俺さん、リーネさん。別に基地内でいちゃいちゃしても構いませんが節度は持って行動してくださいね?」

俺「わかってます」

リーネ「俺さんはヘタレだから大丈夫です♪」

俺「」

ミーナさんの視線が何かかわいそうな物を見るような憐みの目だ…畜生

ミーナ「俺さん、気を強くもてば大丈夫よ…きっと」

俺「まてまてまて…別に勃たないわけじゃないし!この基地に来てからだってリーネちゃんとかミーナさんをおかずにちゃんと抜いたし!…あ」

ミーナ「…」

リーネ「///」

ミーナ「…俺さん、お話があります少しこちらに」

俺「えっ…?」

ずるずるずる…

俺「えっ?何?何…?」

ミーナ「(にこにこ)」

ずるずるずる…バタン


キュッ


ぎゃああああああああああああああああああ

俺「」ビクンビクン…ブラブラ…

坂本「ミーナ、そこに吊ってあるミノムシは一体なんだ?」

ミーナ「俺さんよ?ちょっとお仕置きしてみたの♪」

坂本「…大丈夫か?時々ビクンビクン痙攣しているぞ…?」

ミーナ「大丈夫よきっと」

バルクホルン「何々…ケダモノ、ヘタレ、視姦魔?一体何があったんだ?」

リーネ「俺さんがヘタレだっただけですよ?」

ミーナ「みんなも気を付けたほうがいいわよ?紳士面して何をしているか分からないもの」

俺「…違う、みんなミーナ中佐には気を付けるんだ…ミーナ中佐の」

ミーナ「俺さん?まだお仕置きが足りないのかしら?」

俺「ミーナ中佐は素晴らしい指揮官です」

坂本&バルクホルン「(何があったのだろうか…)」

俺「ふー…酷い目にあった。ん?」

リーネ「ようやく縄をほどいてもらえたんですね」

俺「そんなとこ。ところで外に居るのはミーナ中佐とマロニー大将だよな?」

リーネ「本当ですね。何かあったんでしょうか」

俺「行ってみよう」


~滑走路~

ミーナ「マロニー大将。本日はどのような用件でここへ?」

マロニー「視察だよ。どんな状況になっているかのね」

ミーナ「別に普段と何も変わったところはありませんよ?」

マロニー「ほう?普段と何も変わっていないとな」

俺「マロニー大将、どうされました?別にこの間と何も変わる訳ないじゃないですか」

マロニー「そ、そのようだな」

俺「…弾薬や燃料はウチから出させて貰ってるし、日用品も別のルートで確保できました。給料に関しては私のポケットマネーで補わさせて貰っていますから安心してください。特に何も変わらずです」

マロニー「…成程。どこまで私に楯突けば気が済むのかな?」

俺「楯突いた覚えはありませんよ?マロニー大将こそご自分の立場が分かっていないのでは?ここまで露骨にされると周りから怪しまれますよ?」

マロニー「…その減らず口を叩けないようにしてやろうか?」

俺「…できるものならやってみてください」

マロニー「ならお望み通りにしてやろう。ウォーロック発進せよ!」

俺「!」

ウォーロック「…」

マロニー「やれ、ウォーロック!」

俺「…重力障壁前面展開!」

無駄だ。ウォーロックの搭載兵器はわかりきっている。機銃なら止めればいいしビームなら捻じ曲げてやればいい

マロニー「やるではないか。ならこれならどうかな?ウォーロック飛べ!」

俺「逃げるのか!」

マロニー「逃げるのではないよ、地上でどんぱちやったら困るのは君達だろう?基地に被弾でもしたらどうする」

俺「…解った」

ミーナ「俺さん、無茶はしないで?マロニー大将の言う事なんて無視してしまえばいいのよ」

リーネ「俺さん、絶対に何かマロニー大将は企んでいます」

俺「わかってる。わかってて突っ込むのさ。あの兵器は存在しちゃいけない兵器なんだ…俺がネウロイのコアを兵器に転用しようとしなければ…」


俺「リスタート起動。武装はGライフル改と試作型対ネウロイ用パイルバンカー改修型。バランスを自動調整してくれ」

リスタート「ready」

俺「マロニーの余裕、あれはなんだったんだろうか。試作型とはいえ、一度あれを俺は潰してるんだ、今度もまたやれる」


~上空~

ウォーロック「…」

俺「やっぱり向こうはジェットなだけ早いな…前方に強重力場展開…俺を引っ張れ!」

強力な重力を用いて加速すれば少しは差が縮まるはずだ

ウォーロック「…」

俺「ぐ…届け…!」

くそっ、向こうは機械なだけあって無茶な軌道で俺を突き放そうとするか…

俺「重力場多重展開!」

対抗するには俺も無茶な軌道をすればいい…

俺「リスタート、俺にかかるGの計算の補佐をしろ!」

リスタート「ready」

無茶な軌道をすることによって掛る無茶なGは相殺してやればいい…


~地上~

マロニー「ほう。ウォーロックの動きに付いてくるとは凄いじゃないか」

ミーナ「俺さん、あんな動きをして大丈夫なのかしら…」

リーネ「大丈夫です。俺さんにかかるGは殆ど相殺されているはずです」

マロニー「なるほど、だからあんな無理な動きが…ウォーロック、突き放してやれ」


~上空~

俺「更に加速したか…こっちも加速し続けてるってのに仕方ない、リスタート、ブーストポッド作動!エンジン臨界まで15秒ってとこか」

リスタート「boost on」

俺「15秒以内に落とす…いけぇ!」

ウォーロック「…!」

俺「逃げ切れると思うなよ…!」

ウォーロックの前方へ重力場のトラップを多数展開。どれか引っかかってくれれば追いつける

ウォーロック「!?」

引っかかった!

俺「まずは一本目!」

ドンッ!

杭を胴体へと突き刺す

俺「突き刺しただけじゃ止まらないか…けど内部から爆破されたらどうなる?」

ドンッ

杭が炸裂。内部から爆破を試みる

俺「やったか?」

ウォーロック「…」

相手は動かない。外部の装甲は硬そうだけどその内部はやっぱり脆いものだ


~地上~

ミーナ「ウォーロックの動きが止まったわ?」

リーネ「はい。所々から煙が上がっています」

マロニー「内部から破壊を試みるとは…ウォーロック、コアコントロールシステム起動。再起動せよ!」


~上空~

ウォーロック「…!」

俺「馬鹿な。内部から破壊したはずだぞ!?まさか…」

ウォーロック「…!」

俺「赤い模様…ネウロイ化したか!」


~地上~

マロニー「ウォーロック。お前の本当の力を見せつけてやれ!固有魔法発動だ」

ミーナ「固有魔法ですって!?ありえないわ」

マロニー「魔法がウィッチだけでない事をここに証明してやろう…」

~上空~

ウォーロック「…!」

俺「何をするつもりだ?攻撃してくるわけでもない…警戒はしておいたほうがいいな」

ウォーロック「!」

俺「何をするつもりだ…?あれ?体が動かない…?」

ウォーロック「…」

俺「体が勝手に動く…?まさか!」

ウォーロック「コユウマホウハツドウ…」

俺「…まさかマロニーめ固有魔法の後天的付与の研究も手に入れていたのか!」

ウォーロック「オドレ」

俺「…くっ」


~地上~

マロニー「見てみろ、あの男のざまを。ウォーロックに命令され無様に踊っておるわ」

ミーナ「どういうことなの?」

リーネ「俺さん…俺さんならきっと何とかします」

マロニー「どうかな?後は、自分の銃で自分を撃って終わりとしようではないか。やれ。ウォーロック!」

俺「…成程。俺に自分自身を撃たせる気か…」

ウォーロック「…」

俺「…やれやれ。まさか姉さんと同じ能力を使ってくるなんて想定外だったよ」


ドンッ!


~地上~

マロニー「ははは。終わった終わったぞ!見たかウォーロックの力を」

ミーナ「そんな…」

リーネ「待ってください。俺さんは無事です…!」

ミーナ「どういうこと?今確かに銃声が…」

リーネ「俺さんの銃は俺さんではなくウォーロックに銃口が向いています」

マロニー「どういう事だ!やれウォーロック!」

~上空~

俺「やれやれ…もう面倒だ。潰れちまえ…!」

ウォーロック「」


~地上~

俺「マロニー、ウォーロックは壊させてもらった。もう諦めろ」

マロニー「…一つ聞く。どうやってお前はウォーロックの固有魔法に抗った!」

俺「簡単な事だよ。全方向対応型の障壁を張らせてもらっただけさ。触媒であるエーテルを俺の周りから無くしてしまえば魔法だって俺には届かない。飛行魔法も使えなくなるからばれないか少しヒヤヒヤしたよ」

マロニー「飛行魔法も使えないのになぜ!」

俺「事前に俺を上へ引っ張る重力場も展開させてもらっていたのさ」

マロニー「成る程…それでウォーロックの固有魔法は効いていないのに効いたふりをしていたのか」

俺「そういうことさ。切り札もなくなった。今日は大人しく帰ったらどうだ?」

マロニー「切り札?何を言っている。私の切り札はウォーロックではない。ウォーロックなど捨てるほどあるぞ?」

キーーーン…ドシン、ドシン、ドシン…

マロニー「これだけの数があれば流石のお前も手が出まい?」

俺「…少し俺を舐めすぎてないか?数がいようが俺には関係ないぞ?」

マロニー「ふ…この数のウォーロックの一斉掃射を受けきれると?」

俺「…重力障壁前面広範囲展開。言っておくがリーネやミーナ中佐を狙おうとしても駄目だぞ?ウォーロックの弾丸は届かない」

マロニー「そうかね…やれ、ウォーロック!」

パンッ

俺「無駄なこ…」

痛い。撃たれた?どこから…

ミーナ「リーネさん!?」

リーネ「あ…私、そんなつもりないのに体が勝手に…俺さんごめんなさい…ごめんなさい…」

マロニー「ウォーロックの固有魔法がお前に効かないのなら別の相手にかけてしまえばいい」

しまった…まさかそうくるとは…

俺「…ぐ」

マロニー「これで魔法は使えまい。やれ、ウォーロック!」

俺「…」

ここまでか…

マロニー「やれ、ウォーロック!」

俺「…!?」

黒服A「若!」

黒服B「ご無事ですか!」

助かった…

マロニー「シールドだと…?お前達は何者だ!」

黒服A「我々は若付きのごくごく普通のボディーガード!」

黒服B「若、捕まってください。ここから離脱します」

マロニー「普通のボディーガードがシールドを張れる訳がないだろう…!お前達もウィッチというわけか」

黒服A「一応…そんな風に呼ばれる事もあるかもしれないかな?」

黒服B「若のボディーガードなどウィッチクラスでないと務まらないんでね」

ミーナ「黒服さん。俺さんの事を頼みます。拳銃で撃たれただけだから命に別状はないはずよ」

黒服A「わかりました。あなたたちはこれからどうするおつもりですか?」

ミーナ「わからないわ。でも安心して。どうにかして見せるわ」

マロニー「ここから逃がすと思っているのか?ウォーロック、あの黒服達を支配下に置け!」

ウォーロック「…!」

黒服B「姉さん、一瞬あのメカの足止めをする。その間に若を連れて遠くへ」

黒服A「ええ。あなたの事は私に任せなさい」

黒服B「頼りにしてる」

マロニー「逃げる?もうお前達は動けないはずだ。諦めてその男をこちらへ寄越せ」

黒服B「動けない?動けるわよ?何を言っているのかしら?」

マロニー「何だと!?お前も障壁を!?」

黒服B「若じゃあるまいしそんな無敵のシールドなんて張れる訳ない。別の方法」

黒服A「B、大丈夫みたいね。お願いやって!」

黒服B「そのメカ達を暫く沈黙させてもらう…。固有魔法…ワイルドボルト!」

マロニー「ちっ。雷撃か…ウォーロック、急いで再起動しろ!」

ウォーロック’s「……」

黒服A「B。とっととずらかるよ!」

黒服B「ええ。姉さん!」

マロニー「なぜだ…なぜだ…!」

黒服A「当たり前よ。コピーがオリジナルに通用するはずないじゃない」

黒服B「ミーナ中佐。そのうち絶対に若が何とかしてくれるのでそれまで待っててください!」

俺「…う」

黒服達を甘く見過ぎてたな…まさかウィッチだったとは…

黒服A「若。一旦ロマーニャを離れます。いいですね?」

俺「…ああ」

黒服B「あの方達の救出は若が完治してから必ず…」

マロニー「…逃がしたか。まあいい。ウォーロックの改良点が解ったから良しとしよう」

ミーナ「…リーネさん、しっかりして。俺さんなら大丈夫だから」

リーネ「私が俺さんを…この手で…」

マロニー「ミーナ中佐。ストライクウィッチーズはしばらく私の監視下に置かせてもらうからそのつもりで居る事だ」

ミーナ「…」

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最終更新:2012年01月30日 03:15
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