ミーナ「お帰りなさい3人とも」
バルクホルン「今戻ったぞミーナ。聞いてくれ、おれがネウロイを2匹倒したんだ」
シャーリー「坂本少佐と俺を攻撃してきたネウロイも倒して二人の仇も取ったよ」
坂本「そうか……よくやったなおれ」(なでなで)
俺「あのネウロイ倒しちまったか。俺が直々に斬る予定だったけどしかたねーや。おれ、本当によくやったな」
おれ「うん。頑張ったんだ」
俺「あれ?お前それ三日月宗近じゃねーか。よく見ると鬼丸に数珠丸。これは……行方不明になってた大典太まであるじゃねーか」
おれ「どこからともなく飛んできておれに力を貸してくれたんだ」
俺「そうかそうか。でも元の持ち主の下に返さなくていいのか……?」
おれ「三日月と鬼丸は元の持ち主の所にしばらくは絶対に帰りたくないっていってるし、数珠丸はもうしばらく力を貸してくれるみたい。大典太は持ち主が戻ってこいって命じるまではおれの所にいてくれるんだって」
俺「ならいいか。今頃友の奴べそかいてそーだな。あいつは山籠りの真っ最中だろうし、奴なんて今頃あははは」
おれ「どうしたの父さん」
俺「そいつらの持ち主とは面識があるから、今どんな反応してるか考えただけでも笑えて来て腹いてぇ」
おれ「そ、そうなんだ……」
俺「それはそれとついに7本手中にしたか。これからは100%本領発揮できそうで何よりだ」
おれ「うん……」
坂本「私の烈風丸はまだ返さなくていいからな」
俺「童子切もまだいいぞ。俺が戦場に出る事になったら返却してもらいたいけどな」
おれ「うん!」
シャーリー「おれー、二人との話はおわったかー?」
坂本「シャーリー、おれに何か用でもあったか?」
シャーリー「出撃前にした約束があるんだー。この場でいいやほらおれー」(ぎゅっ)
おれ「あっ……」
俺「えっ。何それずるい。美緒ちゃん俺にもあれー」
坂本「却下だ」
シャーリー「今回はよーく頑張ったなー」(なでなで)
おれ「うん……」(ぎゅっ)
俺「と、父さん許しませんよ!こんな所で堂々と抱き合うなんて」
シャーリー「それで、もう1体のネウロイを倒したらしたかったお願いってなんなんだー?」
おれ「その……」
シャーリー「ほら言ってみなよ」
おれ「……おでこかほっぺでいいからちゅーをして欲しいです」
俺「駄目絶対!」
坂本「どうしてお前がそんなことを言う……」
俺「だってー……」
坂本「まったく……お前というやつは」
シャーリー「ふふーん?おでこやほっぺなんかでいいのかー?」
おれ「は、はい……でも……いえやっぱり別のいえ……やっぱり」
シャーリー「んー?例えば、こんなところとか?」(チュー)
おれ「!?……」
俺「あーーー……」
坂本「おい……血涙を流すほどのものか……?少し複雑な気持ちではあるがそこまではちょっとな」
俺「美緒ちゃんにはわからないだろうさ……俺の悔しさが……」
坂本「……情けない、俺こっちを向け。気合いお入れなおしてやる」
俺「気合いを入れなおす?」
坂本「ほら、この間の礼だ。一応感謝はしているんだからな?……」(ちゅー)
俺「!!!!!!!!」
坂本「ふぅ……」
俺「美緒ちゃん……」
坂本「なんだ?」
俺「美緒ちゃーーーーーん!」
坂本「おいバカ辞めろ!急に抱きついてくるな!」
俺「もう一回。お願いもう一回!」
坂本「ええい離れろ」
俺「一回やったなら二回も三回も変わらないだろ?ふつーのちゅーでいいんだよ。あそこまでやってってお願いしてるわけじゃないんだからさー」
坂本「あそこまで……?」
おれ「シャーリーさん……」(ちゅっ、ちゅぱっ……)
シャーリー「あっ……おれぇ……キスするの上手なんだな」(ちゅ、れろ……)
坂本「///」
俺「チャンス、頂きっ」(ちゅー)
きゃいのきゃいの
ミーナ「もう、私たちが居る事完全に忘れてるんじゃないかしら……」
バルクホルン「全く……坂本少佐まで」
ミーナ「何だかむなしくなってきたわ……もう戻りましょうトゥルーデ」
バルクホルン「そうだな……」
おれ「シャーリーさん……そのありがとうございました」
シャーリー「でもびっくりしたよー、あんなに上手だったなんてなー。あれかー?先輩って人とで慣れてたのかー?」
おれ「そんなとこです。シャーリーさんこれでこれからも頑張れそうです」
シャーリー「これからもずっとかー?」
おれ「ずっとは……無理かも。でも……」
シャーリー「でも?」
おれ「なんでもないです」
シャーリー「いってみろよーほらほら」(もみくちゃ)
おれ「ふがふが……」
俺「美緒ちゃん、俺にもあれー」
坂本「もう一度三途の川でもわたってこい」
おれ「シャーリーさん、その……また頑張れなさそうなときはぎゅってしてもらってもいいですか?」
シャーリー「そんなことなら頑張れなさそうな時だけじゃなくていつでもしてあげるよ」
おれ「……おれこれからも頑張ります///」
===
==
=
おれ「あっ……忘れてた父さんと母さんの所へいかなきゃ」
おれ「父さん、話があるんだけど……」
俺「こんな時間にどうしたー?もう遅いからシャーリーとちちくりあってろよ」
おれ「父さん真面目な話なんだ。できれば母さんも一緒に……」
俺「大事な話ねー……わかった聞くだけ聞こう」
おれ「ありがとう。母さんも呼んでくる」
===
==
=
坂本「おれ、大事な話というのはなんだ?」
おれ「その事なんだけど……もしかしたら父さんと母さんを助けられるかもしれないんだ」
俺「俺達の後ろに居るっていう死神をどうにか出来そうってことか?」
おれ「うん……詳しく聞かないとまだ駄目なんだけど運命を断ち斬れるって言ってたから父さん達の死の運命も断ち斬れると思うんだ……」
俺「運命を断ち斬れる?」
坂本「どうやってそんなことをするんだ?」
おれ「おれの固有魔法でそれをやります」
俺「なるほど。その力のおかげで今回のネウロイ2体を撃破できたようだな」
おれ「うん、童子切達の助けのお陰でもあるんだけどね」
坂本「それで詳しく聞くとは誰に聞くつもりだ?」
おれ「布都御魂がおれの力を教えてくれたんだ。だからきっと詳しい事も知ってると思うんだ」
俺「さっそく聞いてくれよ。お前の力で死なないで済むならそれに越したことはねーや」
おれ「うん……今から聞くよ。布都御魂、教えてくれ。父さん達を助けられるのかを」
布都御魂「(簡単だろうなー。けどひとつ問題もあるんだぜー?お前の力じゃまだ運命を断ち斬れても死の運命だけを断ち斬る事は無理だろうなー)」
おれ「どういうこと……?」
布都御魂「(例えばあの男の運命を斬るとするだろー。そうしたら隣にいる女性と結ばれる運命も一緒に断ち斬っちゃうわけだなー)」
おれ「そんな……」
坂本「どうなんだ、我々は助かるのか……?」
おれ「助けられるけど……」
俺「何か副作用でもあるのかよ」
おれ「……死の運命だけじゃなくて父さん達が結ばれる運命も一緒に斬っちゃうみたいなんだ」
俺「何だと!」
坂本「よし、おれ。斬ってくれ」
俺「え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”……!?」
おれ「母さんちょっと待って。父さんをかばう訳じゃないんだけど父さん達が結ばれる運命を斬ってしまうとおれが……」
坂本「そうだったな……」
おれ「ううん。でもいいんだ。母さんや父さんが無事で居てくれるならおれが消えたって……」
俺「それは違うな。運命が断ち斬られたならまた新しい運命を結べばいい、例え美緒ちゃんと結ばれる運命が斬られたって俺はけしてあきらめねーぜ?」
坂本「俺……」
おれ「父さん……」
俺「(決まった……)」
俺「だけどそう簡単に斬らせねーけどな」
おれ「えっ」
俺「どうせなら俺を打ちまかせて斬れよ。どんだけ強くなったか見てやるよ」
おれ「……」
坂本「なら私も保留にするか。もしおれが俺を打ち倒して俺の運命を斬ったら私の運命も斬ってくれ」
おれ「母さんまで……」
おれ「明日おれが頑張れば父さん達は助かるかもしれない……そのためには父さんを越えないといけないのかあ。しかももしかしたらおれは……」
===
==
=
おれ「……どうしよう」(うろうろ)
おれ「やっぱり戻って明日の準備をしよう」
シャーリー「おれー、さっきからあたしの部屋の前で何うろうろしてるんだー?」
おれ「あ……」
シャーリー「何か相談ごとかー?とりあえず入れよー」
おれ「はい、おじゃまします」
シャーリー「それでどうしたんだよー。また今にも泣きそうな顔してるぞー?そんな顔してたらかわいい顔が台無しだぜ?」
おれ「……明日の事で色々思う事があるんです」
シャーリー「明日の事?明日ってなにかあったっけ?」
おれ「父さんと母さんを救えるか救えないかは明日にかかってるんです……」
シャーリー「坂本少佐達を?」
おれ「はい……」
シャーリー「けど救えるか救えないかっていうのはどういうことなんだー?」
おれ「父さん達を救う事が出来るんですが、死以外の運命。父さん達が結ばれる運命も一緒に断ち斬ってしまうんです……しかも父さん悪のりしてやるなら俺を倒せとか言い出すし……」
シャーリー「そうかー。もし坂本少佐と俺が結ばれなかったらおれは居なくなっちゃうんだよなー」
おれ「多分……。しかも父さんを倒せるかもまだ……」
シャーリー「あー……俺を倒さないといけないもんなー。だけど、今のおれならきっと大丈夫さ」
おれ「自信がありません……」
シャーリー「またそんなこといってるのかー。この前の事を思い出せよー、自信なんてなくても自信をもてばいいんだよ」
おれ「……」
シャーリー「やっぱり今回は無理そうかー?」
おれ「だって父さんが相手だから……」
シャーリー「仕方ないなー」(ぎゅっ)
おれ「あっ……」
シャーリー「俺なら大丈夫。絶対に勝てるよ?だって、今回は絶対に勝たなきゃいけないんだろ?なら絶対に勝つ気概でやらなきゃ、最初から諦めてたら闘う前から負けてるよ」
おれ「……はい」
===
==
=
俺「……」
坂本「俺、どうしてあんな事を言ったんだ?運命が断ち斬れても再度掴み取るなら最初から斬って貰えばよかっただろう」
俺「美緒ちゃん、今は少し黙っていてくれないか?気が散る」
坂本「大真面目なようだな……」
俺「今回は大真面目に行く。前回みたいに簡単にはいかないだろうから、こうやって闘気を集中して細胞を活性化させて無理やり傷を治してる」
坂本「簡単に負けるつもりはないわけか」
俺「負ける気もない。こんな絶対に俺を倒さないといけない状況で俺を倒せないようじゃあいつはそこまでって事だ」
坂本「ふふっ……何か企んでいるのか?」
俺「企んでない。しいて言えば今回で俺の剣妓をあいつに全部飲みこませるつもりなだけだ。友の剣技とあいつが見て来た俺の剣妓は使えるようだがやっぱり他人から教わったせいでなっちゃいねー」
坂本「そうか……今回最後になるかもしれない父親らしい事をしてやるつもりか?」
俺「最後なんておもっちゃいねーよ。けど俺に会ったことが無いあいつにしてやれる最後の事にはなるかもしれねーな」
俺「そうだ、美緒ちゃん先に謝っておく。すまなかった」
坂本「ん?」
俺「俺が勝手におれとの勝負にした事をだよ。美緒ちゃんだって助かりたいだろ?」
坂本「そうだな……けど」
俺「?」
坂本「何でもない、忘れてくれ」
俺「あいよ」
坂本「俺……私からも一つ頼みごとがある」
俺「なんだ?」
坂本「明日のおれとの勝負、全力で行って勝て。絶対に手は抜くなよ?」
俺「最初からそのつもりだけどどうしたんだ?助かりたくないのか?」
坂本「そういう意味ではないんだ。おれの為にだ」
俺「ああそう……俺やっぱり手ぬいちゃおうかな」
坂本「だから手は抜くなと言ったろう?」
俺「そうだな……俺がおれをフルボッコにしたら俺のお願い聞いてよ」
坂本「お願いとな?」
俺「そうしたらいつもの120%位の実力が発揮できるかもしれねーし」
坂本「わかった。そのお願いというのはなんだ?」
俺「それは今は言えないな。明日お願いする」
坂本「わかった、いいだろう」
俺「うっし!みなぎってきた……こうとなれば今夜は精神統一だな」
おれ「……」
シャーリー「頑張れよ、おれなら絶対に俺を倒せるからな」
おれ「……はい。シャーリーさん絶対に父さんを倒して父さんも母さんも助けてきます」
シャーリー「やっぱりおれは泣きそうな顔よりそっちの凛々しい顔の方がいいよ」
おれ「……そうでしょうか」
シャーリー「そうさ、絶対そっちのほうがいい」
俺「逃げずに来たみたいだな?始める前に童子切は返してもらおうか?」
おれ「はい……」
俺「6本になっちまってるけどいいのか?」
おれ「あ……でも予備はないから」
シャーリー「ならあたしの刀を使えよー。おれの持ってるのみたいにすごい奴でもなんでもなくて何の役にも立たないのかもしれないけどなー。あたしと一緒に戦ってると思って持っていってくれよ」
おれ「ありがとうシャーリーさん……」
俺「無名の刀なれど名刀は多い。もしその刀で俺を倒せばその刀はその時点で名刀の仲間入りだ……」
坂本「おれ、昨日はちゃんと眠って体調は万全か?」
おれ「うん……」
シャーリー「坂本少佐心配しなくたって大丈夫だよ。昨日おれはぐっすりだったからねー」
俺「何それ!お前シャーリーちゃんと一緒に寝てた訳かよ……俺なんて部屋の真ん中で座禅組んでたのに」
坂本「お前が勝手に始めた事だろう?……土下座で頼み込めば私だって添い寝位はしてやったぞ?」
俺「早くいってくれよー……けどいいや!俺は昨日の夜、おれに勝った時のお願いを楽しみに無駄に集中してきたんだからな」
おれ「確かに凄い気迫だ……けどおれだって負ける訳にはいかないんだ!」
俺「前とは比べ物にならねーな。けどそれっぽっちで俺を倒そうなど笑止千万」
おれ「やってみないとわからないよ。父さん、おれの全開がこんなものじゃないってことを身をもって知って貰うよ?」
俺「それは楽しみだなおい。よし美緒ちゃーん、俺絶対に勝つから約束のほう頼むよー」
坂本「それはわかっている……その約束はどんなものなんだ?」
俺「もちろんセクロスだ」
坂本「……」
おれ「……」
シャーリー「……」
坂本「なんというか予想通りというか……」
シャーリー「童貞の考える事はそんなもんだよなー」
おれ「父さん、童貞が許されるのは小学生までだよ?」
俺「うるせーうるせー!しかたねーだろ出会いなんて無かったんだから。周りは男しかいなかったよバーロー」
シャーリー「おれー、あたしもおれが勝った時の約束ちゃんと覚えてるからなー」
おれ「……はい///」
俺「お前は何を約束したんだよ」
おれ「童貞の父さんとは違ってちゃんとした約束だよ」
俺「最初は様子見してやろうと思ったけどやめた。最初から本気でいく……忠告しておくけど一撃目でダウンなんてするなよ?」
おれ「……」
坂本「それじゃあそろそろ始めるか。開始の合図はコインが落ちた音でいいな?」
俺「それでいい」
おれ「母さんお願いします」
坂本「二人とも頑張れよ?」
俺「え、二人ともなの?俺だけ応援してくれよー」
シャーリー「おれー、負けるなー!」
戦闘用BGM:
俺「さあ、始めようか……!俺お倒して運命でも未来でも斬り開いてみろ!」
おれ「望む所です……!」
坂本「開始だ……!」(ピンッ……チャリン!)
俺「うおぉぉぉぉぉぉ!」
おれ「うわぁぁぁぁぁ!」
カキィィィィィィン……
俺「……抜刀・雷斬。流石にこれは止めれるよな?」
おれ「……抜刀・雷斬/瞬。父さん見たいな無茶苦茶な抜刀速度で抜けないから小細工で対抗しました」
俺「……いいねその小細工。けど小細工がいつまで通用するかな?」
おれ「父さんに対抗するために使えるようにしたんです……最後まで通用させます」
俺「おもしれー……ならこれもどうにかしてみろ!疾れ!!!飛燕剣!!!」
おれ「疾れっ!真飛燕剣!」
ドカーーーーーン……
坂本「くっ……闘気の刃同士がぶつかって爆発したのか」
シャーリー「両方ともまだ無事か?」
カキン、カキン、カキン、カキン……
坂本「二人が打ちあう音が聞こえるから両方まだ無事だ」
シャーリー「行け……行け、おれーーーー!」
俺「前回の事を覚えてるか?俺に全く歯が立たないで無残にボロボロにされた時をよ」(キンッ、キンッ……!)
おれ「もう、あの時のおれじゃありません!父さんこそもう引退して余生を過ごしたらどうですか!」(キンッ、キンッ……!)
俺「やなこった!俺はお前に勝って美緒ちゃんとにゃんにゃんすんだよ!」
おれ「そんなこと知りません!……狂い裂け!乱れ雪月花・散!」
俺「やるな……片手で2本ずつ刀を持つか……けど俺相手にゃそりゃ悪手だ」
おれ「えっ……!?」
俺「雪月花……」(カキィィィィィィン)
カカッ
おれ「……そんな」
俺「微妙に位置の違う場所から飛んでこようが俺には関係ねーよ。逆にしっかり握れなくて弾き落とされる……」
おれ「くそっ……」
俺「おっと待てよ……誰が簡単に烈風丸と三日月を拾わせると思ってる?」
おれ「くっ……」
俺「よそ見してていいのか?斬鉄剣……!」
おれ「……」
俺「受け止めるので精一杯みたいだな。さあどうする?」
おれ「……まだだ。まだ終われない!」
俺「口で言うだけなら簡単だぜ?終われないなら終わらせてやるよ……」
おれ「刀を2本とも納めて何をやる気なんだ……」
俺「……おれ、うまく避けるか防げよ?これは加減ができねーんだ」
おれ「!?」
俺「空間ごと抉れ……奥義・無」
おれ「やばいっ、おれを護れ!数珠丸!!!」
===
==
=
俺「おーい生きてるかー?」
……
俺「やっべ、もしかしてやりすぎた……?」
坂本「おれ!」
シャーリー「おれー!」
俺「はー……ちょっとやりすぎちまったかー」
おれ「……」
俺「おっ、一応防ぐは防いだか」
おれ「まだ終わってないよ……まだ本番はここからだよ父さん」
俺「あれを受け切ってなおまだ立ち上がるか!」
おれ「あたりまえだよ父さん……父さんと母さんを助けないといけないんだ」
俺「よく言った」
おれ「いくよ父さん!」
俺「来い、おれ!」
===
==
=
坂本「おれ……頑張れ。でももう頑張らなくてもいいんだぞ」
シャーリー「少佐何いってるんだよ。おれはあんなにボロボロになりながら少佐達の事を助けようとしてるのに……」
坂本「わかってる、わかっている……でもあそこまでボロボロになって……」
おれ「……はぁ……はぁ」
俺「楽しいな。こんなに楽しいのは友と本気でやりあった時ぶりだ。お前はもう見習いあ剣聖でも剣聖の卵でもねーや。本物の剣聖と認識してやる。よく短時間でここまで到達したな」
おれ「……」
俺「さあどうした?まだ6本の刀が手元から離れただけだぞ かかってこい!!使い魔を出せ!!固有魔法を発動させろ!!闘気を練り直して立ち上がれ!!刀をひろって反撃しろ!!」
俺「さあ戦いはこれからだ!!お楽しみはこれからだ!!ハリー!ハリーハリー!ハリーハリーハリー!」
おれ「……ハァ……ハァ」(チャキッ
俺「あーん?刀をひろって反撃するチャンスをやったのにその無名の刀でいいのかよ」
おれ「これでいいんです……」
俺「せっかく三日月と布都御魂をひろうチャンスだったのになー。そんな無名の刀が俺の攻撃を防ぎ斬れると思ってるのか?」
おれ「防げます……そして父さんをこれで斬ります」
俺「できればいいけどな」
おれ「できます!」
俺「わかったわかった。ならこれで終わらせようか」
おれ「……!!」
俺「もう一通りお前に見せ終わったからな。もういいだろう……」
おれ「まだ終わってない!」
俺「なら見せてみろ。終わってないっていう証明をして見せろ」
おれ「……舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色」
おれ「奥義・極・参の太刀!」
俺「よくここまで……けど所詮は参の太刀」
俺「やるならこっちをやるべきだったぞ?」
俺「奥義・極……零の太刀」
キィィィィンッ……
おれ「……そんな」
俺「よくここまで本当にやったよ。褒めてやるぜ」
おれ「……父さんと母さんを助けなきゃダメなのに」
俺「おれが気にする必要なんてねーよ。そんな死ぬ運命なんて俺自身で斬り開いてやるよ。だから安心しな」
シャーリー「おれーー!まだ終わってないだろ!まだ俺を倒してないだろ!だから何時まで倒れてるんだよ!」
坂本「シャーリー……」
おれ「シャーリーさん……」
俺「シャーリー、悪いけどもうこいつは立てないよ。部屋に連れて行って休ませてやれよ」
シャーリー「いや、おれはまだやれるはずだよ。そうだろ、おれ?」
おれ「……」
シャーリー「坂本少佐も、ほら!」
坂本「……」
シャーリー「立ちあがって俺を倒せって言ってやれよ!」
坂本「おれ……」
おれ「……母さんごめん。おれじゃやっぱり助けられないみたい」
坂本「おれ……そんなこと言わなくていい」
おれ「やっぱり父さんにはかなわないや……」
坂本「おれ……そこで諦めるのか?」
おれ「……」
坂本「駄目でももう一度位立ちあがってあいつに一発お見舞いしてやれ!」
俺「美緒ちゃんそりゃ酷だろ。もうこいつは十分やったよ」
坂本「おれ、今一度立ちあがって俺を倒せ!」
シャーリー「そうだぜおれー!何度でも立ち上がってみせろよー!」
おれ「シャーリーさん……母さん……」
俺「ったく……無茶いいやがって」
おれ「無茶じゃないよ父さん……まだおれはやれる」
俺「……」
おれ「父さんさっき使い魔を出せ、固有魔法を発動しろっていったよね……その通りにさせて貰うよ」
俺「……いいぜ?こいよ。もう一度聞くけど三日月や布都御魂でなくてその刀でいいんだな?」
おれ「ん。シャーリーさんから借りたこれでいいんだ」
俺「ならいい……来い!」
おれ「いくよ父さん……」
俺「上段に構えてそのまま振り下ろす気かよ……そんなの簡単に防がれちまうぜ?」
おれ「……奥義」
俺「上段からの奥義……?まさかおれの」
俺「運命斬(さだぎり)」
===
==
=
俺「……ハァ」
坂本「どうした溜息なんて付いて」
俺「あれ反則だろー。刀をすり抜けてくるなんてきいてねーぞ」
坂本「はっはっはっ。避けなかった俺が悪い」
俺「多分避けても無駄だったかもしれねーなー、あれは避けられるようなものじゃなかったのかもしれねーわ」
坂本「けどあれのお陰で俺の死ぬ運命は回避できる事になっただろう?」
俺「そうだけどさー……そのおかげで美緒ちゃんと結ばれる運命も一緒に斬られるわ美緒ちゃんとのセクロスも無しになるし」
坂本「はっはっはっ」
俺「ちくしょー……おれめ……」
おれ「……」
シャーリー「おれー、大丈夫かー?」
おれ「はい。ちょっと疲れて立てないだけだと思います」
シャーリー「そりゃよかった。しばらくゆっくり休むといいよ」
おれ「はい……」
俺「なー美緒ちゃん。俺にもあれー……」
坂本「却下だ」
俺「いーじゃん!俺だって疲れてるんだし膝枕位してくれてもいいだろー?」
坂本「部屋に戻って休んだらどうだ?」
俺「美緒ちゃんの添い寝付き?」
坂本「却下だ」
俺「くそう……おれの奴羨ましい。しかもシャーリーとどうせえっちな約束もしてたんだろー。もげろよくっそ」
俺「みっおちゃーん」
坂本「俺か騒がしい……」
俺「美緒ちゃんそんな冷たい事言わないでくれよー。今日はいい天気だし俺と一緒に修行でもどうだ?」
坂本「なるほど。それも悪くないな」
俺「そうとなればおれの奴も誘ってくるかー。俺直々に指導とかしちゃうぜー?」
坂本「おれなら今日はシャーリーと街へ出かけて行ったぞ?」
俺「なにそれ聞いてない。デート?デートなの?15のガキのくせに年上の女の子とデートなの?」
坂本「そうらしいぞ?」
俺「美緒ちゃん、俺達も街へデートしに行こう。修行してるばあいじゃねぇ」
坂本「馬鹿者、私たちは休みではない」
俺「ちきしょう……」
俺「あれ?そういえばおれの奴は未来で彼女とか居るんだよな」
坂本「確か先輩らしい人物と付き合ってったとか?」
俺「あっちで突き合ってるのにこっちでもとか父さんそんな子に育てた覚えはありませんよ」
坂本「覚えなど無いだろうな。なんせお前は本来ならおれが生まれる前に死んでたらしいではないか」
俺「」
坂本「街へデートに行ってはやれないが一緒に修行は付き合ってやるぞ?」
俺「ありがとう美緒ちゃん。少しだけ元気が出たよ」
坂本「まったく……仕方のない奴だ」
俺「仕方ないってなんだよ。俺はこう見えても一途なんだよ」
坂本「しつこいの間違いじゃないのか?」
俺「ちっちっちっ……自慢じゃないが俺が剣の次に」
坂本「わかったわかった。わかったから早く準備をしろ」
===
==
=
シャーリー「ロマーニャに来るのも久しぶりだなー。前来た時はおれの剣を探しに来たときだったなー」
おれ「はい。前回はあまりロマーニャを周れませんでしたからね」
シャーリー「今日はそんな用事もないから思いっきりロマーニャを案内してやるよー」
おれ「シャーリーさんありがとうございます」
シャーリー「いいよいいよ、約束だもんなー」
おれ「///」
シャーリー「俺と違って本当におれは真面目だよなー。俺に勝ったら一緒にデートしてくださいだもん、てっきり俺みたいにえっちなことをさせろって言うかと思ってたよー」
おれ「父さんとあまり一緒にしないでください……」
シャーリー「それもそうか。でも血は争えないっていうぜー?」
おれ「多分母さんの血が濃かったんですよ」
シャーリー「確かにそうかもなー……前髪を切り揃えてちょっと化粧して服を着せたら坂本少佐そっくりだもんなー」
おれ「そこの部分は少しだけコンプレックスなんですけどね……」
シャーリー「どうしてだー?」
おれ「女の子っぽいっていじられて……」
シャーリー「確かにかわいいもんなー」
おれ「シャーリーさんまで……」
シャーリー「でもこの間の俺との戦いとか、ネウロイとの戦いは凛々しくてかっこよかったぞー?」
おれ「///」
シャーリー「あはは。やっぱりおれは可愛いよ」
おれ「もう、シャーリーさん!」
シャーリー「さ、こっちだよ。立ち止まってるとおいてくよー?」
おれ「待って」
シャーリー「ほら、あたしの手握りなよ。これなら置いてかれないし迷子にならないだろ?」
おれ「はい」
===
==
=
俺「なー美緒ちゃん。美緒ちゃんは結婚とか考えてんの?」
坂本「い、いきなりなんて事を聞くんだ」
俺「そんな取りみだすような事なんて聞いてないだろー?」
坂本「結婚か……いつかはしたいとは思うが今はまだ考えてはいないな」
俺「そうかー。いつかはねー」
坂本「それがどうした?」
俺「いやほら、なら俺にもチャンスがあるなーってさー。チャンスがあるって言うよりおれがまだ消えてないってことは……」
坂本「まさかお前と結ばれる運命を斬られてもまたお前と結ばれる訳か?」
俺「だってそーだろ?おれは俺と美緒ちゃんの子供なわけだしさー」
坂本「まだわからないぞ?実は私と別の誰かの子供の可能性だってある」
俺「ぐぬぬ……外見からして美緒ちゃんの息子なのは確定か」
坂本「そうだろうな。相手は一体だれなのだろうか」
俺「だから俺だって!俺の子供!でないと友がおれに剣術教える訳ないし、俺の技も教えてねーよ」
坂本「ふむぅ……」
俺「美緒ちゃん、俺のどこが嫌だってんだよ。こう見えても家柄も実はそれなりにいいし、顔もそうわるくはないし、美緒ちゃんを守れる位には強い。士官学校での成績だって悪くなかったんだぜ?」
坂本「しいて挙げればしつこい所かな」
俺「」
坂本「それさえ治れば少しはな……」
俺「」(ぶんぶん)
坂本「どうしたんだ、急に黙って?いつもなら何か言い返してくるだろう?」
俺「」(ぶんぶん)
坂本「おーい俺ー?」
俺「なんだい美緒ちゃん、寡黙な俺に惚れたかい?」
坂本「……」
俺「何その沈黙!しつこい所が嫌っていったからこうしてたのに!」
坂本「ばかもの……」
俺「何か言ったか?」
坂本「ばかものと言ったんだ!」
俺「ひでぇ」
坂本「誰も嫌いな所はしつこい所と言ったがお前を嫌いとは言ってないだろう」
俺「え」
坂本「命がけで助けてくれるような相手を嫌いにはなれないだろう」
俺「嫌いじゃないなら俺の事が好きなんだな?よしならえっちしよう」
坂本「……前言撤回。やっぱり嫌いになれそうだ」
俺「冗談だよ冗談。美緒ちゃん冗談位通じないと駄目だぜ?」
坂本「その割には目が本気だったぞ?」
俺「ばれち」
===
==
=
シャーリー「ふー、これで一通り有名な所は周ったかなー」
おれ「シャーリーさんおれの我が侭を聞いてくれてありがとうございました」
シャーリー「別にかまわないさー。どの道今日はあたしもロマーニャに来る予定だったしなー。おれもデートだけでよかったのかー?」
おれ「はい。これで十分です……未来には先輩が待ってるから」
シャーリー「そういえば未来で付き合ってる子がいたんだっけー?」
おれ「はい……シャーリーさん本当にごめんなさい」
シャーリー「どうして謝るんだよー?」
おれ「シャーリーさんが先輩に似てるから、先輩の代わりみたいにしてしまってごめんなさい」
シャーリー「なんだそんなことかー。あたしはおれをほっとけなかったからこうしてあげてるだけだから気にするなよー」
おれ「ありがとうシャーリーさん」
===
==
=
俺「ようお帰り」
おれ「父さんただいま。父さんどうしたの?笑顔が微妙に気持ち悪いよ?」
俺「失礼な。いい事があったから仕方ないだろー」
おれ「いいこと?」
俺「そこで可愛い倅に問題。どうして俺は機嫌がいいでしょうか。1.美緒ちゃんとえっちした 2.美緒ちゃんとせっくすした 3.美緒ちゃんと子作りした 4.美緒ちゃんと修行した。さあどーれだ」
おれ「4」
俺「ファイナルアンサー?」
おれ「ファイナルアンサー」
俺「……」
おれ「……」
俺「…………正解!どうしてわかったんだよ」
おれ「わかるもなにも1つだけ明らかに答えが違ったし……」
俺「ふふふ……正解だけどただ一緒に修行をしただけじゃないんだなこれが」
おれ「何?」
俺「ふっふっふっ……聞いて驚くなよ?美緒ちゃん俺の事は嫌いじゃないってさ。いやーよかったよかった」
おれ「よかったね父さん。でも父さん……出来れば早くさっきの問題の1-3までこぎつけてね。少しずつだけどおれが消えかけてるから」
俺「まじで?」
おれ「今は服を着てるからわからないけど体の一部がうっすらと透けてきてるから……」
俺「それってお前。いつ消えてもおかしくないってことかよ」
おれ「父さん次第かな?このまま母さんと進展がなかったらおれは……」
俺「……」
おれ「でもまだ父さん大丈夫だよ。おれはここにいるから……」
俺「あ、ああ、わかった。少し真面目に頑張ってやるよ」
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おれ「うーん……」
シャーリー「おはよ、おれー」
おれ「おはようございます……」
シャーリー「昨日はうなされてたけど大丈夫だったかー?」
おれ「えっ?うなされてたんですか?」
シャーリー「心配したんだぜー?先輩先輩ってずっと呟いてたし消えたくない消えたくないってねー」
おれ「そうでしたか……」
シャーリー「でも普通そうで安心したよ。あたしは先に食堂に行くからおれも早く着替えてきなよ?」
おれ「はい」
おれ「……だいぶ透けてきてる。服で隠せる部分だからマシだけど隠せない部分まで透けてきたらどうしよう。触れるから包帯でもまいてごまかせばいっか」
おれ「でもこれって……父さん母さんとあれからあまり進展してないって事だよね。でも父さん母さんが無事ならおれがこの時代にやってきた事は無駄じゃなかったのかな……?」
おれ「だけど……このまま消えたくない。怖いよ……父さん母さん……助けて先輩……シャーリーさん」
シャーリー「何を助けて欲しいんだー?」
おれ「あっ……しまった」
シャーリー「おれ、お前……どうしたんだよこれ」
おれ「えっと……消えかかってる」
シャーリー「消えかかってるってどういうことだよ……」
おれ「父さんと母さんが結ばれる運命まで斬ったからこの先父さんと母さんが結ばれ無いかもしれない」
シャーリー「あの二人……いいのかよおれはそれで」
おれ「仕方ないよ。こうなるかもしれない事を承知で父さんと母さんを助けたんだ……」
シャーリー「だけど今消えたくない、怖いって言ってたじゃないか」
おれ「確かに怖いし消えたくない……でもきっとおれは父さんと母さんを救うために神様がこの時代に飛ばされてきたと思うんだ。だからきっとおれが消えるのも無駄じゃない……うっ……けど怖いよ……」
シャーリー「おれ……」(ぎゅぅ)
おれ「シャーリーさん……その、できればこの事は誰にも言わないで。特に母さんにはお願い……」
シャーリー「いいのか?」
おれ「うん……母さんの人生だもん。無理に好きでも無い人とひっつかせる訳にはいかないよ」
シャーリー「おれが消えるかもしれないのにか?」
おれ「うん……」
おれ「あ……もう一つだけお願いがあります。本当に消えそうになったときはもう一回こうやって抱きしめて貰ってもいいですか?」
シャーリー「もちろんいいぞ」
おれ「それなら消えそうになっても怖くないや……」
最終更新:2011年12月05日 00:04