― 夜 ―
コンコン
俺「開いてますよ~」
エーリカ「やっほ~」
俺「ハ、ハルトマンか…」
エーリカ「もー そんなにテンション落とす事ないじゃん」
俺「まぁ気にしないで、そこの椅子に座ってよ」
エーリカ「うん。ありがと」
俺「なんか飲み物飲む? 紅茶?それともコーヒー、オレンジジュース?」
エーリカ「オレンジジュース!!」
俺「了解。 はいよっと!」
エーリカ「わぁい、ありがと」
俺「それで…なんでハルトマンが俺の部屋に?」
エーリカ「忘れちゃったの?」
俺「えっ? えっと…なんだっけ?」
エーリカ「朝、話したじゃん。『ふじゅんいせいこーゆー』が何なのか教えてあげるって」
俺「あっ!そういえば、そんな話したかも」
エーリカ「さっそく教えてあげるね。 えっと…確かこっちの引き出しに…」
俺「わわわっ!? そこの引き出しは駄目だって!!」
ガラッ
エーリカ「み~っけ!」
俺「み、見るなぁぁぁっ!!////」
エーリカ「このエロ本、前からずっとあるよね。もしかして、俺のお気に入り?」
俺「ち、違うっっ!! それに、なんでエロ本が『ふじゅんいせいこーゆー』と何の関係があるんだよっ!」
エーリカ「えっ? 俺って本当に『ふじゅんいせいこーゆー』の意味知らないの?」
俺「そ、そうだよっ!」
エーリカ「ふ~ん…」
俺「うぅ… そんな目で俺を見るなよ…」
エーリカ「俺、不純ってどういう意味か、わかる?」
俺「えっと、純粋じゃないってこと?」
エーリカ「うん。それじゃぁ、異性は?」
俺「男と…女?」
エーリカ「そうだよ。じゃぁ、交遊って?」
俺「うーん… トランプとかで遊ぶのか?」
エーリカ「………」ジトーッ
俺「な、なんだよ…間違ってるのか?」
エーリカ「やっぱ俺は、言ってもわからなさそうだね。 身体で覚えてもらうしか…方法はなさそう」
俺「えっと…どういう事?」
エーリカ「ねぇ俺、ベッドに寝て?」
俺「えっ? なんで?」
エーリカ「いいから、いいから」
俺「う、うん」
エーリカ「よし、寝たね。それじゃぁ、目を瞑って」
俺「目を瞑ればいいんだな、わかった」
ハルトマンの言ったとおりにしたけど…一体何が起こるんだろう。正直、わからない
あれ?なんだか…俺の体に誰かが抱きついているような感覚が…一体なにが起きてるんだ?目を瞑ってるから、わからないなぁ…
エーリカ「俺、目を開けていいよ」
俺「う、うん。 えっと…うわーっ!!?/// な、なにしてるんだよっ!?」
エーリカ「にしし! 俺に抱きついてるの!」
俺「な、ななな…///」
エーリカ「…俺、ふじゅんいせいこーゆーの意味教えてあげる」
俺「………」ゴクッ
エーリカ「 『ふじゅんいせいこーゆー』ってのはね…男の人と…女の人が…こうやって…」シュルリ
俺「わわわっ!?/// どうしたんだよっ!?いきなり服を脱いでっ!?//// そんな事したら、俺…過呼吸に!」
エーリカ「こうやって…女の人が服を脱いで…男の人も…」
俺「や、やめっ…ハルトマン! 俺の服まで…ぬ、脱がす…なっ…」シュルリ
エーリカ「にしし、俺の声可愛いね」
俺「そん、そんな事したら…本当に過呼吸に…うわっ!」
エーリカ「 そしてね、男の人と女の人が…エッチな事するんだ。 それが『ふじゅんいせいこーゆー』ってやつなんだよ」
俺「わ、わかったから! ハルトマンは、は…ははは早く服を…うぐっ!?」
や、やばいっ!苦しくなってきた! この症状は過呼吸だっ!!
俺「うぐぐっ…くっ…」
エーリカ「お、俺!? 大丈夫!!?」
俺「ぐぐぐっ…ふ、袋…」
エーリカ「袋!? ええっと…袋は…あった!はい、俺!!」
俺「すーっ!はーっ!すーっ!はーっ!すーっ!はーっ!」
エーリカ「…だいじょう…ぶ?」
俺「う、うん…なんとか…ふぅ…助かった」
エーリカ「お、俺! その…ごめんね。 ちょっとやりすぎちゃった…」
俺「ううん、別に大丈夫だよ。ハルトマンはちゃんと『ふじゅんいせいこーゆー』ってのを教えてくれただけだし。その…エッチな事なんだろ?///」
エーリカ「う、うん… 俺、本当にごめんね…」シュン
俺「だ、大丈夫だって!そんなに落ち込むなって!! 」
エーリカ「…優しいね」ボソッ
俺「ん?」
エーリカ「俺は…昔から…優しかったよね。 小さい頃、私がイタズラしても俺は全然怒らなかったし」
俺「ま、まぁ…俺って…あまり怒れない体質だから…」
エーリカ「俺、さっきの事、本当にゴメンね」
俺「もう気にするなって!俺はダイジョウブ!」
エーリカ「そっか… ありがと、俺」
俺「う、うん」
エーリカ「ねぇ俺」
俺「ん?」
エーリカ「今度からさ、俺の部屋に時々来てもいい?」
俺「別にいいけど…どうして?」
エーリカ「ちょっとね。 じゃぁ俺、おやすみ。また明日」
俺「う、うん!おやすみ」
エーリカ「あっ、ちょっと言い忘れちゃった。ねぇ俺」
俺「なに?」
エーリカ「さっきの俺との『ふじゅんいせいこーゆー』…ちょっとだけ、ドキドキしちゃった♪ ばいば~い」
バタン
俺「うぅ…思い出したら…俺までドキドキしてきちゃったじゃないか…////」
最終更新:2012年01月08日 04:27