バルク「おい、そこの整備兵、シャーロット・イェーガー大尉はいないか?」
俺「いえ、今日はまだハンガーには顔を出していませんが」
バルク「ん、なんだ、また俺か。……まったく、なぜ朝から俺の顔を見なければならんのだ」
俺「なんだかずいぶん嫌われてますね~。ところでシャーロット大尉にはどのようなご用件で?」
バルク「急な話だが、本日1300にリベリオンから要人がこの基地の視察に来るらしい。その取り次ぎ役をお願いするようミーナに言われたのだが、部屋に行っても見つからなかったので、いつものようにハンガーでユニットの整備をしているかと思ったのだが」
俺「なるほど。ではシャーロット大尉がこちらへ来たら、バルクホルン大尉がそのように言っていたと伝えておきます」
バルク「ああ、頼む」
バルク「それにしても工具が散乱していて汚らしいところだな。他の整備兵はもう少しまともだと思うが」
俺「俺はどこに何を置いてあるか分かるので全く問題ないですよ」
バルク「それはそうかもしれんが、心構えの問題だ。それに、他の整備兵があやまって工具を踏みつけて怪我をするかもしれないだろう?」
俺「分かりましたよ~。じゃあ片付けます」
バルク「そうか、その気になったか。よ、よし、では私も手伝うとするか」
バルク「まずは地面に散らかっている書類から片付けるか。ん、これは……う、うわああああああああっ!?」
俺「どうしました、バルクホルン大尉?……って、そ、それはダメですバルクホルン大尉!ていうかそれどこに持って行くんですか!返してください!」
こうして、俺秘蔵の504ウィッチせくしーカレンダー(試作版)はバルクホルン大尉の手によって闇へと葬られた……
最終更新:2011年12月18日 12:07