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二人一緒に歩こう

(物凄いロスタイム誕生日になってしまった!!ロスマン先生お許しください!!)


オレ「誕生日?」

クルピンスキー「そう、1月11日はエディータの誕生日さ」

オレ「ふーん・・・」

クルピンスキー「ところで、オレ君は準備したのかい?」

オレ「準備って何の?」

クルピンスキー「エディータへのプレゼントだよ。まさか、用意してない・・・?」

オレ「今日がロスマンの誕生日だって知ったのはさっきだったしなぁ・・・」

そう言うとクルピンスキーの表情が「それは無いよ君」という残念な顔だった。

オレ「な、なんだよ?なんで、そんな顔になるんだよ」

クルピンスキー「あのね、オレ君はエディータと付き合っているんでしょ?彼女の誕生日にプレゼントをあげないとガッカリするだろうなー」

オレ「あー・・・、そう言う事か」

そもそも、この世界に来る前に女と碌に話した事も無いのでそういうやり取りが全然解っていない。
常に一人でいたから、そんなカップルのイチャイチャも当然、知らない。
フッと思った事がある。

オレ「そういやロスマンって19歳なのに、なんであの体型なんだ?」

クルピンスキー「・・・彼女は特別な病気で成長が遅れてね。半ばウィッチを諦めた事があるんだ。」

成長が遅れている病気、ロスマンがそんな病気を患っていたのか。

オレ「でも、今はウィッチとして活躍しているじゃんか」

クルピンスキー「生まれ持ってしまったハンデを埋めるため、一撃離脱戦法を徹底的に研究して新人ウィッチにそれを教えているのさ。」

オレ「そうか・・・そんな事があったのか・・・。」

知らなかった。ロスマンにそんな過去があったなんて・・・
普段は、航空技術に関する事を厳しく教え、時には優しい笑顔だって見せる
だけど・・・成長が遅くなる病気で辛い事だってあったんだろうな

オレ「・・・ちょっと、用事を思い出したわ。」

クルピンスキー「ごゆっくり。」


=ロスマンの部屋=

時刻は夜。
明日は自分の誕生日。
少しだけ、ほんの少しだけど嫌になる。
病気のせいで自分の身体は成長が遅れ、年相応の体型じゃない。
もしも、オレ君が私の事を見捨て様としたらと思うと。

ロスマン「・・・いけないわね、こんな事を考えて。しっかりしないとオレ君に笑われちゃうね」

コンコンッとドアノックされる。
誰だろうか?
開けると、オレが立っていた。

ロスマン「こんな時間にどうしたの?」

オレ「えーっとよ・・・。数分早いが、誕生日おめでとう。」

渡されたのは赤いリボンで綺麗に装飾された箱である。

ロスマン「もしかして、私に?」

オレ「おう・・・伯爵に言われてな。」

ロスマン「開けても良いかしら?」

オレ「良いけど・・・あんまり、中身は期待しないでくれよ。」

リボンを解いて箱を開けると、ハートのネックレスだ。
ハートの表にキツネが刻まれている。

オレ「それと、裏にも書いてあるんだ・・・」

ロスマン「裏?」

裏には、相々傘に"ロスマンとオレ"と刻まれていた。

オレ「こんな・・・プレゼントだが、貰ってくれるかな?」

ロスマン「・・・・。」

フルフルと震わせていた。
オレはその様子を見てギョッと驚いた。
嬉しくなかったのか?気に入らなかったのか?
そんな不安が頭グルグルと渦巻く

オレ「ど、どうしたんだ・・・?」

ロスマン「凄く・・・凄く・・・嬉しいの。」

ポロポロと涙が零れていた。
オレ君がこんなにも私の事を考えてくれていた事に・・・
そして、オレはロスマンを抱きしめてこう告げた。

オレ「俺は生涯何があっても・・・エディータを絶対に離さない。どんな事があっても守る。」

ロスマン「うん・・・。」

月の光が二人を照らしていた。
しばらく二人は互いに見つめ合い、一つに重なった。

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最終更新:2012年01月13日 13:47
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