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どきどきの夜

俺「シャーリーさん。明日、なにか予定ありますか?」

シャーリー「明日か?う~ん…特に無いけど…」

俺「良かった! えっとですね、もしよろしければ明日、街へ行きませんか?」

シャーリー「街? 食料の買出しは、この前行ったばかりじゃ…」

俺「この前、約束したじゃないですか。 ほら、料理を教えるために、街へ食材を買いに行きましょうって」

シャーリー「ああ!あの約束か!! べ、別にいいけど…私たち以外に、一緒に行く人はいるのか…?」

俺「いえ、シャーリーさんと俺のふたりだけです」

シャーリー「そ、そうか…////(な、なんで2人っきりという言葉を聞いて、安心したんだろ…)」

俺「じゃぁ、明日の9時に出発しましょう。 では」タタタタタッ

シャーリー(うぅ…なんか、凄く緊張してきたな…)

― 格納庫 ―

シャーリー「ふふふ~ん♪」

ルッキーニ「ねぇねぇシャーリー、どうしたの? なんか嬉しそうだね!」

シャーリー「まぁ、ちょっと嬉しいことがあってな~」

ルッキーニ「嬉しいことって? なになに!? 嬉しいことってなに!?」

シャーリー「いや、まぁ…その…なんでもないよ」

ルッキーニ「えぇー!? 教えてよー シャーリーぃ」

シャーリー「だから、本当になんでもないんだって。 明日、ちょっと街へ行くだけだから」

ルッキーニ「街!?私も行きたい!!」

シャーリー「ルッキーニは訓練があるだろ?」

ルッキーニ「うじゅ…そうだった…」

シャーリー「お菓子買ってきてやるから、な?」

ルッキーニ「うん! ありがとっ!シャーリー!!」





― 夜間哨戒 夜空にて ―

俺「今日も星が綺麗ですねー」

サーニャ「はい」

エイラ「……軽々しく、サーニャに声掛けるなヨ!」

俺「す、すみません! ところでエイラさん、なんで俺たちに付いてきたんですか?」

エイラ「そんなもん決まってんダロ! 俺がサーニャにヘンな事しないかどうかを見張るためだっ!!」

俺「ヘ、ヘンな事?」

サーニャ「エイラ、ヘンな事ってなに?」

エイラ「あ、ぅ…そ、それは……その…な、なんでもないっ!!////」

俺「?」

サーニャ「…エイラ、なんか変…」

エイラ「あぅっ……お、俺!!オマエのせいでサーニャに『変』って言われちゃったじゃないかっ!!」

俺「お、俺のせいですか!?」

エイラ「そうだっ!オマエが悪いんだっ!!」

俺「えぇぇぇ……」

サーニャ「………今日、いつもより寒い…」

俺「確かに今日は冷えますね。 大丈夫ですか?エイラさん、サーニャさん」

エイラ「ふん!大丈夫だっ!」

サーニャ「手がちょっと寒いけど…大丈夫です…」

俺「手、ですか……んー なんなら、手、繋ぎましょうか?」

エイラ「なっ…!!」

サーニャ「………////」

エイラ「オ、オオオ…オマエ、何言ってんだァァァァァっ!!」

俺「うわっ!? エイラさん!な、なんで怒るんですか!?」

エイラ「当たり前だろっ! なんで、俺がサーニャのカワイイ手を握らなくちゃいけないンダっ!!サーニャだって嫌がってるダロ!?」

サーニャ「……べ、別に…大丈夫……////」

エイラ「サ、サーニャ!?」

俺「んじゃ、どうしますか? えっと…じゃぁ…」

エイラ「待て待てっ!! サーニャの手は私が握るっ!! オマエは、私の手だっ!!」ガシッ

俺「エ、エイラ…さん…?」

サーニャ「………(エイラの手…温かい…)」

俺「………」

エイラ「………」

サーニャ「………」

エイラ「…オマエの手、意外と温かいんダナ」

俺「昔から、よく言われてます。手が温かいって」

エイラ「ナンダ、俺が昔から女の手ばっかり握ってる女たらしだったのカ」

俺「ち、違います!!えっと…昔、小さい頃は…その…ハルトマン姉妹と良く手を繋いでいたので…毎回、言われてたんです。手が温かいって」

サーニャ「…ハルトマンさんって姉妹だったんですか?」

俺「あれ? 知らなかったんですか?」

エイラ「は、初耳だぞ……」

俺「そうだったんですか」

エイラ「ちなみにエーリカ・ハルトマンはどっちなんだ?姉ちゃん、それとも妹?」

俺「えっと、エーリカは『お姉ちゃん』です」

エイラ「うえっ!? そ、そうなのか!?」

俺「はい」

サーニャ「エーリカさんが…お姉ちゃん…」

エイラ「あ、姉で…あんな感じなんだから…妹は一体……」

俺「ちなみに妹の方は『ウルスラ』っていう名前なんです」

エイラ「ウルスラ…か… ふ~ん…」

サーニャ「その…ウルスラさんもウィッチなんですか?」

俺「一応、そのはずです。 俺は子供の時以来、会ってないので…詳しくはわかりませんが…」

エイラ「…そうなのか」

俺「……なんだか、久しぶりに手を繋ぎました。 エイラさんの手、スベスベしてますね。それに、温かいです」

エイラ「なっ!?/// そ、そそそ…そんな恥ずかしい事言うナっ!!//////」

俺「す、すみませんっ!!」

サーニャ「……エイラ、俺さん。 そろそろ帰還の時間」

俺「あっ、もうそんな時間ですか。 じゃぁ、帰りましょう」





― 帰還後の格納庫 ―

エイラ「ふぁぁぁっ……サーニャ、眠くないか?」

サーニャ「うん…今日は大丈夫…」

俺「ふぅ…さてと、寝ようかな」

サーニャ「あ、あの!俺さん…」

俺「? どうしたんですか、サーニャさん?」

サーニャ「えっと……その……」

ギュッ

俺「えっ?」

エイラ「!!」

俺「サ、サーニャ…さん?」

サーニャ「……ちょっとだけ、俺さんと手を繋ぎたかったので…それだけです…///」

俺「は、はい」

エイラ「ぐぬぬぬぬ………」

サーニャ「…エイラの言うとおり、俺さんの手、温かい……」

俺「サーニャさんも温かいです」

エイラ「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ!」ゴゴゴゴゴゴ

サーニャ「…………////」ギュッ

俺「…………」

エイラ「ウグァァァッ! サ、サーニャ!! もう寝るゾっ!!」ガシッ

サーニャ「エ、エイラ…?」

エイラ「俺の女たらしっ!!」タタタタタタっ

俺「ええっ!?」

俺「……どうしたんだろ…? ま、いっか。 それより早く寝ないと…朝の9時にはシャーリーさんと街へ出かけるし…寝坊しないように気をつけなくちゃ」





― その頃 シャーリーの部屋では ―

シャーリー「……ど、どうしよう…緊張して眠れない…もうこんな時間なのに…」

シャーリー「……はぁ……どうも俺と一緒に居ると調子が狂うんだよなぁ……なんでなんだろ…」

シャーリー「……うぅ……」



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最終更新:2012年04月02日 19:48
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