最終章前編
15 自分:俺とララサーバルとパトリシア けっこう長くなるかも[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 21:27:03.77 ID:GhaS7kOt0 [6/17]
「俺とララサーバルとパトリシア」最終章前編 新たな絆
フェデリカ「それで、アンジーの容体は?」
俺「はい、出血は一応止めました。これから本格的な処置に移る所です」
フェデリカ「そう……本当に助かったわ、俺曹長。貴方の完璧な応急処置のおかげでアンジーは……」
俺「いえ、これくらいしないと俺がここに来た意味がありませんから」
ジェーン「あっちょっ大将! ケガしているんだから動かないでくださいってば!!」
ドミニカ「おい……ハァハァ……アンジーは無事か……!?」ヨロヨロ
俺「俺が出来る限りのことはしました。あとはアンジー次第ですね」
ドミニカ「そう……か……」フラッ
ジェーン「た、大将! ほらっあっちで休んでましょう!? ねっ!?」ギュッ
ドミニカ「ああ……ありがとうジェーン……」フラフラ
俺「あのっジェンタイル大尉っ!!」
ドミニカ「ん?」
18 自分:俺とララサーバルとパトリシア けっこう長くなるかも[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 21:34:10.71 ID:GhaS7kOt0 [7/17]
俺「アンジーを助けてくださってありがとうございます!!!」バッ
ドミニカ「………むしろ逆だ。アンジーが殿を務めてくれなかったら私達がどうなっていたか分からない。助かった、本当にありがとうって伝えておいてくれ」
ジェーン「あの……アンジェラさんは助かりますよね?」
俺「きっと大丈夫です……………絶対大丈夫だから……!!」ギュッ
ガチャッ
俺「先生っアンジーは……って」
ガヤガヤ
俺「どうしたんだこれは……すごい人だな」
パティ「それではお願いします。先生」
「はい。お父様にこれからも御贔屓にしてください、とお伝えください」
パティ「はい♪」ニコッ
俺「お、おいパティこれはどうした事態だ!?」
パティ「あっ俺くん」
19 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 21:40:09.28 ID:GhaS7kOt0 [8/17]
俺「この人達は……」
パティ「パパのツテでアンジーの治療に来てもらったの。私が思い付く限りの今準備出来る最高のメンバーよ」
俺「そういえば新聞やらなんやらで見たことある顔がチラホラ……」
パティ「あの人はローマ大学の教授で外科手術を研究されている方で……あっおばさま来てくださったんですねっ」ダッ
「久しぶりね、パティちゃん」
パティ「お久しぶりです、おばさま♪ おばさまの治癒魔法があればもう安心ですわ」ニコッ
俺「……………すっげ」ポカーン
ガチャッ
パティ「……………ふぅ」
俺「お疲れ。もういいのか?」
パティ「うん、声をかけた人は皆来てくれたから、もう私が出来ることは無いわ。あの人達には本当に感謝してもしきれ……おっとっと」ヨロッ
俺「お、おい大丈夫か?」パシッ
パティ「えへへ……さすがに無理しすぎちゃった」
20 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 21:47:10.14 ID:GhaS7kOt0 [9/17]
俺「ほらっここに座れ」
パティ「うん……」
トサッ
俺「さっきの戦闘で魔法力使い果たしたんだろ? そんな状態で無茶しやがって……」
パティ「えへへこういう時に頑張らないでいつ頑張るのよ……」ニコッ
俺「お前はいつも頑張ってるだろ。ほらっ膝貸してやるからちょっと横になれ」ポンポン
パティ「ダメだよ。そこはアンジーの特等席じゃん」
俺「そんなんいつ決まったんだよ……」
パティ「もう、俺くんは相変わらず鈍感よね。ゴメンけど肩借りていい?」
俺「いや、いいけど……横になった方が楽じゃないか?」
パティ「いいの。私はこれでいいんだって。それじゃ失礼♪」
ポフッ
パティ「フフッ俺くんって意外と筋肉質なのね」クスクス
俺「そりゃまあ俺もイイ歳の男だしな」
22 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 21:54:05.70 ID:GhaS7kOt0 [10/17]
パティ「………」
俺「………」
パティ「俺くん」
俺「ん?」
パティ「アンジー、助かるよね?」ギュッ
俺「そんな不安そうな顔すんなって。大丈夫だよ。お前が思い付く限りの最高のメンバーを集めたんだろ?」
パティ「うん、そうだけど……」
俺「それにな、アンジーはそんなに簡単にくたばるタマじゃない」
パティ「………」
俺「アイツが担っている任務、欧州をネウロイから解放することをまだ成し遂げていないんだ。そんな中途半端なままあの堅物が逝っちまうわけねぇよ」ニッ
パティ「たしかにそうね」クスクス
俺「だから安心して寝てろ。何かあったら俺が起こしてやるからさ」
パティ「うん、それじゃあお願いね……俺……くん…………スゥ……」
俺「やっと寝付いたか……」
23 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 22:00:03.23 ID:GhaS7kOt0 [11/17]
パティ「………」スゥスゥ
俺「ただでさえ戦闘で疲れた上に、魔法力が尽きて歩くことすらままならなかっただろうに……」
パティ「……ムニャ…アン…ジー……それはコーヒーやない……ソイソースや……」スゥスゥ
俺「いつのまにかアンジーを支えていたのは俺だけじゃなくなっていたんだな」
パティ「………」スゥスゥ
パティ「………ううん…」パチリ
俺「おっ起きたか」
パティ「んん……今何時……って私4時間も寝てたの!? ご、ゴメンね俺くん! 重かったでしょ?」
俺「いや、まるで子猫を膝に乗せている感じだったよ」
パティ「こ、子猫って………あっそれよりアンジーどうなったの!?」
俺「峠は越えたってさ。今は大分落ち着いた状態だよ」
パティ「そっか……良かったぁ……!」ホッ
24 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 22:02:08.16 ID:GhaS7kOt0 [12/17]
俺「さて、忙しくなるのはここからだぞ」スクッ
パティ「えっ」
俺「さっきドッリオ司令から指令が出た。第504統合戦闘航空団はこのヴェネツィア基地を放棄する、って」
パティ「ええっ!?」
俺「とりあえずまず先にアンジーを輸送機でローマの病院に搬送するから、パティはアンジーのそばにいてやってくれ」
パティ「えっ……あっうん!」
俺「それじゃあ頼んだぞ」ダッ
パティ「ちょっ……ちょっと待って俺くん!」
俺「ん?」
パティ「こ、こういう時は俺くんがアンジーのそばにいてあげるべきなんじゃないの? いつか言った俺くんだけが出来ることってこういうことだと私は思うの……」
俺「違うよ」
パティ「へ?」
俺「アンジーを支えてやれるのは俺と、パティ……お前だけだ」
25 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 22:04:11.58 ID:GhaS7kOt0 [13/17]
パティ「そんな……私は俺くんとは……」
俺「ああ、俺とは違う。俺よりも明るくて、気遣いが出来てアンジーを和ませることが出来る。だからアンジーのそばにいる役目をやってもらう」
パティ「………」
俺「代わりに俺はさ、アンジーの仲間を守る役目を担わせてもらうよ」
パティ「………」
俺「だから安心して休めってアンジーに伝えておいてくれ」ニッ
パティ「………うん、分かったわ」
俺「それじゃあ任せたぞ、パティ!!」ダッ
パティ「任せた……か。えへへこれでやっと私も二人がいる場所まで来れたのかなぁ……」
ギュッ
パティ「絶対アンジーを無事ローマまで送り届けるからね、俺くん」キッ
26 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 22:05:58.82 ID:GhaS7kOt0 [14/17]
俺「整備班長!!」
「おお、来たか俺」
俺「すいません遅れました。それで、状況は?」
「とりあえずウィッチが乗る輸送機の発進準備をさせている所だ。あと、輸送車もそろそろ出発準備が出来るはずだ」
俺「そうですか。それなら整備班長は輸送車の方へ行って指揮をお願いします」
「こっちは一人で任せていいのか?」
俺「はい、俺一人で大丈夫です。あと、ドッリオ司令にも最低限の指令だけ出していただいて、早々に撤退していただきましょう。ウィッチの精神的フォローをしていただかないといけませんから」
「そうだな。よし、それじゃあ俺はドッリオ司令に掛けあってくるから、輸送機の整備と輸送車への乗り込みの指揮はお前に任せるぞ」
俺「はい!」
「じゃあな! ローマで会おう、俺!!」
俺「………………よし、やるか」
スゥゥゥゥ
俺「手が空いてる奴から命と持てるだけのもん持って輸送車に乗り込めええええええええええ!!!!!」
最終更新:2012年03月07日 01:36