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俺とアンジーとパティ アンジーEND

アンジーEND







10 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:09:43.73 ID:8XOuIkWU0 [7/19]

「俺とララサーバルとパトリシア」アンジーEND


――1945年夏 ローマ郊外 アンジーの病室

アンジー「私はお前のことが好きなんだ」

俺「えっ……」

パティ「えっと……その……」オロオロ

アンジー「なっ!? パティ!? 何故ここに!?」

パティ「あの……アンジーのお見舞いに来たんだけど……お、お邪魔だったみたいね!」ダッ

俺「お、おい!」ガシッ

パティ「離してよっ!」パシッ

俺「おわっ!?」

パティ「ご、ゴメン俺くん……そ、それじゃあ邪魔者は退散するねっ!」ウルッ

ガチャッ

バタン

俺・アンジー「「………」」







11 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:13:14.66 ID:8XOuIkWU0 [8/19]

俺「…………アンジー? その……お前は俺のことが……?」ソワソワ

アンジー「……………ああ、私はお前のことが好きだ」

俺「そっか……正直戸惑っているけど、うれしいよ」ソワソワ

アンジー「そう言ってくれると私もうれしい」

俺「………」ソワソワ

アンジー「………」

俺「あんj――」

アンジー「それで? お前は何故こんな所で油を売っているんだ?」

俺「えっ」

アンジー「だから、早くパティを追いかけろと言っているんだ」

俺「いや、お前何言って……」

アンジー「パティは今泣いている。それくらい鈍感なお前でも分かるだろう?」

俺「ああ、だけどせっかくが告白してくれたんだからお前のそばに……」

アンジー「無理はしなくていい。いつも私のために自分を押し殺してくれているんだ。たまにはお前のやりたいようにしてくれ」







12 自分:俺とララサーバルとパトリシア 次から√分岐[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:18:14.88 ID:8XOuIkWU0 [9/19]

俺「じ、じゃあ俺はお前のそばにいたいからここに――」

アンジー「嘘を吐くな」ギロッ

俺「」ビクッ

アンジー「ハァ……お前が私のことを一番理解してくれているのと同じようにな、お前のことを一番理解しているのは私なんだ」

俺「………」

アンジー「お前が嘘を吐く時に無意識の内に唇を触る癖を知っているのは、長い付き合いの私だけだぞ」

俺「そ、そんな癖があったのかよ俺……」

アンジー「お前は今パティのことが気になっていても立ってもいられないはずだ」

俺「………」ソワソワ

アンジー「頼む、俺。こういう時くらい、お前の思う通りにしてくれ」

俺「………」

アンジー「私にも……大好きなお前の背中を押させてくれ」ニコッ








14 自分:俺とララサーバルとパトリシア ここからアンジー√[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:24:08.95 ID:8XOuIkWU0 [10/19]

俺「………」ソワソワ

アンジー「………」

俺「………」ソワソワ

アンジー「……なあ、俺」

俺「な、何だっ!?」ビクッ

アンジー「私はお前がそこまでいくじなしだとは思っていなかったぞ?」

俺「うぐっ……だ、だって……」

アンジー「パティが気になるんだろ? 追いかけたいんだろ? だったら、私など放っておいてとっとと探しに行けっ!!」

俺「そりゃあパティのことも気になるけどさ……やっぱりお前を置いていくのもなぁ……」

アンジー「むぅ……お前のヘタレがそれほどだったとは……いい加減にしろ。お前はパティのことが好きなんだろう?」

俺「ううむ……パティのことは好き……なんだろうけど、でもなぁ……」

アンジー「はっきりしろ。男だろう」

俺「パティのことは気になるけど、どうしてもお前のそばを離れたくないというか……」

アンジー「ふむ……?」









16 自分:俺とララサーバルとパトリシア ここからアンジー√[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:30:18.25 ID:8XOuIkWU0 [11/19]

俺「なあアンジー、お前が俺を好きになったのはいつなんだ?」

アンジー「ふぇっ!? え、えっと……13歳くらいの時からかな……」カァァ

俺「そっか。それなら俺の方が早いなっ」ニヒヒッ

アンジー「えっ……」

俺「12歳くらいの時からかな。俺よりも成長が早かったお前は顔つきがちょっと大人っぽくなってきて、胸も大きくなってきて、俺はお前を見るたびにけっこうドギマギしてたんだぞ?」

アンジー「なっ……お前は幼い私をそんな目でっ!?」ガタッ

俺「ハハハッ落ちつけって。思春期の男子なんだから仕方ないだろ」

アンジー「む、むぅ……つ、つまりお前は12歳頃から私のことが好きだったということか……?」モジモジ

俺「…………う~ん、分かんね。それが思春期特有の一過性の病気みたいなものだったのか、はたまた幼馴染に対して芽生えた恋心だったのか……」

アンジー「………」

俺「それでも、その感情は芽生えてからずっと俺の心の中に変わらずある、っていうことは確かに言える」

アンジー「そう……だったのか……?」

俺「俺がお前の気持ちにずっと気付けなかったのと同じように、お前だって俺のお前を見てドキドキする気持ちには気づいていなかったんだぞ?」








18 自分:俺とララサーバルとパトリシア ここからアンジー√[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:36:19.83 ID:8XOuIkWU0 [12/19]

アンジー「……私はてっきりお前は私を女として見ておらず、妹か何かだと思っているのかと……」

俺「そんなわけねーって。お前はいい加減自分がとんでもねぇ美人だって認識しろ」

アンジー「おっおまっ美人とか何を言って……!」アタフタ

俺「ああもうっ! このやりとりを何回するんだよっ!」

アンジー「な、何回やっても慣れんものは慣れん……!」カァァ

俺「ハァ……まったく、難儀な性格だなお前は……」

アンジー「…………俺の好きな女のタイプはパティみたいな娘だと思っていた……」ボソッ

俺「ん?」

アンジー「お前にとって幼馴染の私はあくまで世話を焼く対象であって、恋愛対象として見ているのはパティだと思っていた」

俺「だから誤解だってば」

アンジー「パティといる時のお前は本当に楽しそうで、時々頬を染めることだってあった。やっぱりお前はパティのことが好きなんじゃないのか?」

俺「そりゃあパティのことは好きさ。好きだけどさ……ドキドキすることもたくさんあったし、恋愛対象として見てないなんてことは決してないんだけど……う~ん……」ポリポリ

アンジー「正直、私としては長い付き合いな上に可愛げの無い私よりも、可愛くて優しいパティの方が断然魅力的に見えると思うが……」

俺「それは違うぞ、アンジー」キッ

アンジー「むっ……」







19 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:42:06.32 ID:8XOuIkWU0 [13/19]

俺「アンジーは頑張り屋で、マジメでかっこよくてこんなに美人なんだ。そんな女の子がこんなに近くにいるんだぞ? 長い付き合いだろうがなんだろうが惹かれないわけがないだろうが」ニッ

アンジー「うぅ……もうやめてくれ恥ずかしすぎて死んでしまうぅ……」カァァ

俺「ははっやっぱお前可愛いなー」ナデナデ

アンジー「だ、だからやめろと……!///」アウアウ

俺「可愛い可愛い」ナデナデ

アンジー「まったく…………それで、お前の気持ちはどうなんだ?」

俺「へ?」

アンジー「私ははっきりとお前に対する気持ちを言ったんだ。お前の気持ちもはっきりと教えてくれ」

俺「えーっ……う~ん……ずっと持ち続けてきたよく分からない感情の答えを急に出せって言われてもなぁ……」

アンジー「しっかりしてくれ。男だろう?」

俺「うむ……泣いているだろうパティを追いかけるよりも、告白してくれたアンジーと向き合うことを選ばせる思い、っていうのじゃダメか?」

アンジー「あいまいにも程があるだろう……」

俺「うぐっ……でもこれ以外に言い様が……」








21 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:48:08.23 ID:8XOuIkWU0 [14/19]

アンジー「……………ハァ…まあいいか。お前はこれからも私のそばにいてくれるのだろう?」

俺「ああ。いつまでもどこまでも付き纏うつもりだ」ニッ

アンジー「うむ。それならその内答えを出してくれればいい。いつまでも待っててやるからな」ニコッ

俺「スマンな……我ながら情けない……」

アンジー「いいさ。お前にはいつも世話になっている。こういう所で借りを返しておかないと」

俺「借りとか気にするような仲じゃないだろ~?」

アンジー「私はこういう性質の人間だ。今更だろう」ニッ

俺「まあそうだな」ニヒヒッ

アンジー「さて、パティのことが心配だ。お前が一人で行かないと言うなら私もついていこう」ムクッ

俺「お、おい大丈夫なのかよ」








23 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 21:54:08.37 ID:8XOuIkWU0 [15/19]

アンジー「大丈夫だ。もう普通に歩けるほどには回復した。激しい運動は厳禁だと言われたが」

俺「それならいいけど……」

アンジー「親友が泣いているんだ。多少の無理くらいはするさ」ニッ

俺「そっか……手、貸そうか?」

アンジー「無用だ。もうお手洗いにも自分で……おっとっと」クラッ

ヨロッ

俺「お、おい!」ダッ

アンジー「スマン立ちくらみがって顔近――」

俺「ちょ――」


チュッ









24 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 22:00:15.18 ID:8XOuIkWU0 [16/19]

エンディング


パティ「それじゃあ久しぶりの任務、行ってくるね俺くん!」

アンジー「大した任務ではないからな。安心して待っていろ」

俺「ああ、気を付けて行ってこい」ニッ

パティ「そ、それでね俺くん……出発の前にその……ほっぺにち、チューを……」モジモジ

俺「ええっ!?」

パティ「えへへ久しぶりだから緊張しちゃって。俺くんがチューしてくれたら緊張が解けると思うんだけどなー♪」

俺「で、でも……」

アンジー「だ、ダメだぞそんなはははははは破廉恥なことっ!!」プンスカ

パティ「むぅ……俺くんの彼女でもないアンジーにはそんなこと言う権利はないよー」

アンジー「ぐぬぬ」グヌヌ

パティ「だから……ねっ俺くん。ちょっと触れるだけでいいからさ」ギュッ

俺「お、おう……!」

アンジー「くっ……こ、断るんだ俺っ」

俺「いやっでもっ」








25 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 22:01:19.92 ID:8XOuIkWU0 [17/19]

パティ「ほらほら減るもんでもないんだし♪」

アンジー「しょうがない……かくなる上は……」スッ

俺「お、おい」

パティ「アンジー……?」


アンジー「私のファーストキスを奪った責任は取ってもらうからな」ボソッ


俺「」ビクッ

パティ「俺くん……?」

俺「…………ゴメンパティ。その……チューは出来ない……」

パティ「ええっ!? そんなぁ!」

アンジー「そ、それでは行ってくるぞ、俺」

俺「お、おう」








26 自分:俺とララサーバルとパトリシア[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 22:02:08.84 ID:8XOuIkWU0 [18/19]

パティ「ちょっ何!? アンジーも俺くんも顔が真っ赤よ!?」

俺「ナンデモナイヨ」

アンジー「サアキニセズイクゾー」スタスタ

パティ「何その棒読み!? むぅ……二人とも何か隠し事してるでしょー!」

俺「そそそそそそそそんなことねぇぞ!?」アタフタ

アンジー「ククッ……さあどうだろうな」ニヤッ

パティ「その反応は絶対隠し事してるじゃん! アンジーはなんかキャラ違うし!」

アンジー「気のせいだ気のせい」


パティ「ぐぬぬ」グヌヌ


アンジー「親友のお前だからって、俺の奴を易々と渡したりはしないからな」ニコッ


Fin


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最終更新:2012年03月15日 22:21
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