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レジ袋 2


―――廊下

シャーリー「なあなあ、少佐が言ってたのは本当なのか?」

俺「ああ、本当だよ」(oh……リベリオンサイズ……)

シャーリー「じゃあ、私のスリーサイズも言えるのか?」ニヤ

俺「勿論。……ここでは言えないけど」

エーリカ「ねえねえ、未来ってどんなお菓子があるの?」

俺「あ、それならこっちの世界に持ってこれたのがあるから、後であげるよ」(EMT……)

エイラ「ナア、少佐が言ってたケド、私たちのこと本当に知ってるのカ?」

俺「まあね。でもわかるのは名前とかストライカーとか武器とかくらいだから安心してくれ、6番目」(棒……)

エイラ「ソレだけでも十分凄いじゃないカ……」(6番目ってナンダ?)

バルクホルン「しかし、お前のような奴を簡単に仲間にするなど……一体何を考えているんだ」

俺「それは俺だって思ったよ」(本物のお姉ちゃん……)






宮藤「俺さんって、どこの出身なんですか?」

俺「俺は日本。この世界での扶桑だ。宮藤は横須賀出身だったっけ?俺は鎌倉なんだ」(淫獣……)

宮藤「へぇ、じゃあ結構近いんですね」(教えてないのに名前も出身地も知ってる……)

リーネ「あの……なんでも知ってるってことは……その」

俺「ん?何?」(なんというか……正統派?)

リーネ「あっ、いえ!やっぱりなんでもないです……」

俺(もしかしてアレか。バストサイズ捏造のことか)

ルッキーニ「ねーねー、私のことも知ってるのー?」

俺「勿論知ってるよ。名前はフランチェスカ・ルッキーニ、ロマーニャのローマ出身で、10歳にして強大な力を認められてウィッチ隊にスカウトされ……」(俺はロリコンじゃない……多分)

ルッキーニ「うじゅ……なんかきみわるーい」

俺「ぐっ……俺のハートは意外と傷つきやすいんだぜ……」





ペリーヌ「少佐は貴方の事を気に入っておられるようですけど……精々足を引っ張らないでくださいまし」

俺「いや、まだ一緒に戦うと決まったわけじゃないし……」(ツンデレ……)

サーニャ「あの…………」

俺「……」

サーニャ「……あ、あのっ」

俺「ん?あぁ、ごめんごめん……何?」(これは……)

サーニャ「あっ、いえ、その……よろしくお願いします」

俺「うん、よろしく」(保護欲そそられるなぁ……)

エイラ「……オイ、何か変な事考えてないカ?」

俺「考えてないよ……ただ、エイラの気持ちがなんとなくわかった気がする」

エイラ「……?」





その後も色々と質問を受け、俺はそれにそつなく答えながら移動し、ハンガーに着いた。
すると、早速ストライカーの前まで案内された。

「……これを穿くだけでいいんですか?」

「ええ」

とりあえず確認を取ってから、俺はストライカーに脚を突っ込む。
因みに、ズボンは穿いたままだ。

(俺でも飛べるのかなぁ……)

とりあえず、適当に脚に意識を集中してみる。すると、

『おお……』

足元に魔法陣が形成され、ストライカーにはプロペラのようなものが現れ、回り出した。
頭と腰の辺りから何かが出たような気がする。使い魔と契約した覚えはないんだけど……。

「これは……ハヤブサかしら?」

「すごいじゃないか!」

ミーナが俺の使い魔の耳と尻尾を見て呟き、坂本は興奮した声を上げる。
ペリーヌは下唇を噛んでなにやら悔しがっている。いや、嫉妬していると言ったほうが良いだろうか。





(ハヤブサ……あの時のか。いつの間に契約したんだよ……)

「……そのまま飛ぶこともできるかしら」

そんなことを言ったミーナに、

「流石にそれはやり過ぎじゃないのか?」

と、バルクホルンが突っ込む。

「どう?飛べそう?」

「うーん……なんとなく飛べそうな気はしますけど」

これは本当のことである。今の所、特に違和感があるわけでもない、というか早く飛びたい。

「それじゃあ、そのまま飛んでみましょうか。トゥルーデ、俺さんの傍について一緒に飛んでくれないかしら」

「……本気で言ってるのか?」

「もし、これ以上飛ぶのは無理だと思ったら、トゥルーデの判断ですぐに飛行をやめさせていいから」

「……はぁ。わかったよ、ミーナ」





「……準備はいいか?」

「いつでもどうぞ」

ミーナに頼まれ、渋々それを了承したバルクホルンはすぐに準備を済ませ、
俺の横でストライカーの魔導エンジンを唸らせている。

「行くぞっ」

「はい!」

ロックが外れる。

「うわ、っと」

自由になったストライカーは、俺の身体を前へ前へと押しやる。
俺は危うくバランスを崩すところだったが、何とか持ちこたえる。

「おい!いきなり飛ばしすぎだ!最初はゆっくりでいいぞ!」

「わかったっ!」

バルクホルンに言われたとおり、俺はなるべく速度を落とすように意識する。





バランスを十分保てる程度には速度が落ちた。
それから、少しずつ高度を上げてみる。

(……初めてにしては、安定しているか)

既に高度を上げていたバルクホルンが俺の様子を上から眺めて、そう思う。

「ふぅー、なんとか大丈夫かな」

俺はバルクホルンと同じくらいまで高度を上げることができた。

「よし。次は少しずつ速度を上げていくぞ!」

「了解」

そういって、少しずつ速度を上げていくバルクホルンの左後方に、俺も遅れないようについていく。

「……いいぞ、その調子だ」

「あいよ~」

(口の利き方を直しておいたほうがいいか……)





それからも速度を上げて行き、あまり喋らず集中したほうがいい程度の速度になった頃、

「よし。次はこの速度のまま右に旋回してみろ!」

そういって、バルクホルンは俺の真上に来る。

「右に曲がるのか……」

これが案外難しかった。
曲がろう曲がろうとは思っても、どうすれば曲がれるのかがまずわからない。

「どうした?このまま真っ直ぐ進んでも意味無いぞ!」

上からバルクホルンの声が聞こえてくる。
ここは正直に言ったほうがいいのだろうか。

「すんませーん!曲がり方がわかりませーん!」

(……やはり普通か?)






「仕方ない……」

すると、俺の腹の辺りに何かが巻かれた。

「ほら、私がサポートしてやるから」

「え、あ、どうも」

それはバルクホルンの腕だった。
そして、思ったよりバルクホルンの身体がくっついているのか、背中には何か柔らかいものが当たっている。

(まあ、この程度ならまだ大丈夫だ)

「まず脚を……」

バルクホルンから二、三アドバイスを受ける。すると、

「……おお」

バルクホルンのサポートもあってか、うまく曲がることが出来た。そしてそのまま、左にも曲がることが出来た。

「……よし。離すぞ」

バルクホルンの身体が離れる。

(……ちょっと名残惜しいな)





大体のコツは掴めた気がする。

「吸収が早いようだな。良い事だ」

「お褒めの言葉、どうもー」

今更になって、空を飛んでいるという実感が涌いてきた。
今までは見上げることしか出来なかった空を、今は自由に飛ぶことができる。
これはもしかして、否、もしかしなくても凄いことなのだろう。
そんな事を考えていると胸の奥から何かがこみ上げてきた。

「ひゃっほおぉぉぉぅ!」

テンションが上がると共に速度も上がって、そのままロールしたりループしてみたり。

「あ、おい!勝手な事はするな!」

バルクホルンは、口ではそう言っておくものの、内心驚いていた。

(初めての飛行で、しかも少ししかアドバイスしていないのに、あそこまで自由に飛べるとは……)

その後、俺はバルクホルンの拳骨を食らって渋々と基地に戻るのであった。





「お疲れ様」

ハンガーに戻って、まずミーナの声を受ける。

「……楽しかったなぁ」

拳骨の痛みももう忘れて、俺はついそんな言葉を漏らしてしまう。

「そうか……楽しかったか……」

「え?あ、はい」

坂本はどうやら笑いを堪えている様に見える。

(……こりゃあ、面白い奴が来たもんだ……)

(……怖っ)





ミーナ「……どうだった?」

バルクホルン「ああ、俺と言ったか。あいつは中々凄いよ、既にストライカーを使いこなしてる……」

バルクホルン「いや、一体になってると言った方がいいかな」

ミーナ「そう……、珍しいわね、トゥルーデがベタ褒めするなんて」クスクス

バルクホルン「……まあ、それほど凄かったんだ。あいつの前では言ってやらないがな」

ミーナ「うふふ……」






俺「……ふあぁ~あ……」

坂本「どうした?眠いのか?」

俺「ええ……まあ」

坂本「はっはっは、まだ寝足りなかったのか?」

俺「いやぁ……急に眠気が来たみたいで」

坂本「まあ、お前も色々あって疲れただろうからな。宮藤、リーネ!俺を部屋まで案内してやってくれ!」

宮藤&リーネ『はい!』

坂本「部屋でゆっくり休むといい」

俺「ありがとうございます」





宮藤とリーネの二人に部屋まで案内された後、俺はすぐにベッドに倒れた。

(そういえばお菓子医務室に置きっぱなしだ……まあいいや)

このまま寝て、起きたら現実に戻っていた。
とかいうオチは勘弁してほしいが、睡魔に勝つことは出来そうにないので素直に降参することにする。

「……すぅ……」

それからすぐに、俺は深い眠りに落ちた。



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最終更新:2010年11月22日 15:28
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