初心者向け基礎知識

写真を撮るに当たって、これだけは押さえておいた方がいいんじゃないか的なものをなるべく初心者にも分かりやすい形で説明するコーナーです。
ちなみに書いてる俺も初心者なんで絶賛追記訂正募集中です

 

  前置き(読み飛ばしてもいいです)

 写真には様々な表現が存在します。ミルククラウンに代表されるような、その一瞬を切り取った写真、車のライトが光線のように走っている夜の道路の写真、背景が美しくボケている写真、写真全体にピントが合っている写真……。これらは全て意図して表現された写真です。
 あなたはシャッターを切る前に、どういった写真が出来上がるか想像できますか? 逆にあなたに撮りたい写真があったとして、どうカメラを設定すれば思った通りの表現ができるかわかりますか?
 もし分からなかったとしても、写真を趣味にすることを諦める必要は全くありません。なぜならばこのページに記載・紹介されている基礎知識をある程度覚えるだけでそれらの問題をクリアすることができるからです。
 誰もが最初は未経験者で初心者。せっかく興味を持ったのですから、まずは最初の一歩を踏み出してみましょう。


露出について
・ISO
・シャッタースピード
・絞り
とりあえず上記の3つは押さえておきましょう。

 

  露出
 真夏にも関わらずロングコートを着て深夜うろつく……といったあれではありません。
 簡単に言ってしまうと、写真の明るさのことです。
 写真の明るさを決定する要素に主立っては「ISO感度」「シャッタースピード」「絞り」があります。

暗すぎるものを露出アンダー、明るすぎるものを露出オーバーといいます

 


  ISO感度
 ISO感度とは、要するに光に対する感度のことです。
 ISO100、125、160、200・・・のように大体1.25倍/0.8倍刻みで数値が上下します。
 この数値が大きければ大きいほど、感度が高く、暗い所でも明るく写真を撮ることができます。しかしデメリットとして、高感度な程ノイズが乗ってしまいます。

 

  シャッタースピード
 シャッタースピードとは、その名の通りシャッターを切る速さのことです。
 2秒とか1/500秒のように表します。大体の場合、秒をSecondsのSを用いて「2S」などのように表現されます。シャッタースピードが遅いと多く光りを取り込めて明るく撮れますが、ブレが顕著です。対策として三脚などが使用されます。

被写体が激しく動いているときも、シャッタースピードが遅いとブレてしまいます。

シャッタースピードが速いと、羽ばたいている鳥の翼も止まっているように撮影できます。
逆にシャッタースピードが遅いと、羽ばたいた軌跡が撮影できます。

 

  絞り(F値)
 レンズの明るさの指標。絞るとF値が大きくなり、開くとF値が小さくなります。
 F1.4とかF22などと表示されますば絞るほど暗くなりますが、画面全体にピントを合わせることができます。
 開く(開放)するほど明るくなります。その場合、背景や手前のものなどがボケます(ピントの合う範囲が狭くなります)。

3Dにするとこんなイメージ

 

これらをうまく調整して、自分の表現したい写真をどんどん撮っていきましょう。
また、これらのことを水道とコップに例えられることがしばしばあります。詳細は以下を参照。

初心者基礎知識 - 水道とコップに例えた場合

 

  For Example

【深夜道路を走る光線(テールランプ)
自動設定だと、暗いところを明るく写そうとしてISO感度が高めになってしまうので調整し、シャッタースピードを遅めに設定する。遅めにすることで通常よりも長い時間光を取り込み続けるので、テールランプの光を車の軌跡で取り込むことができ、写真自体も暗くなりすぎない。

【スポーツ】
動 きの激しいものが被写体の場合は、シャッタースピードを早くして(ブレをなくしたい)その分絞りを開放させる(暗くならないようにする)。しかし、開放さ せすぎると周りがボケすぎてしまうので程々にしておいて、それでも暗いようならISO感度をノイズが目立たない範囲で設定する……など

 

「ものが見える」というのは全て光の反射、というのを頭に入れておけば理解が早まるかもしれません。


用語・仕組みの詳細は以下のリンクなどを参照してください

Ricoh - デジタルカメラの基礎知識
Nikon - デジタル一眼レフカメラの基礎知識

 

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最終更新:2014年09月28日 21:20