えびフライ

エビフライ
海中を優雅に泳ぐエビフライ
分類
界 : 動物界
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 頭索動物亜門 Cephalochordata
エビフライとは、日本近海などの世界各地の温帯あるいは熱帯の海に生息する脊索動物門頭索動物亜門に分類される海生生物の一種である。「エビ」という名前は、尻尾の部分がエビに似ているためであるが、分類学的にはエビとはまったく異なる生物である。名古屋共和国では国のシンボルとなっている。


エビフライが棲んでることを示す看板
目次 [非表示]
1 生態
2 利用
3 近縁種
4 化石種
5 関連項目
[編集] 生態

昼間は水深50~80mの岩陰に潜んでじっとしているが、夜になると水面の近くに上がってきて餌を捕食する。基本的に群れで生活し、多い時には10万匹ものエビフライの大群が海を埋め尽くす。海から引き揚げるとき、揚げたての個体はジュージューと鳴く。
時速100キロ近くの速度で泳ぐことでも知られ、大規模なコロニーが形成される愛知県沿岸では、産卵期になると港の岸壁にエビフライが突き刺さっている姿がよくみられる。しかし高速で海面を移動するエビフライに衝突して人間が命を落としたり、漁船が沈没してしまうケースも後を絶たない。2009年にも、愛知県に旅行に来ていた神奈川県の男性が、エビフライの危険性を知らずに海に近づき、胸にエビフライが突き刺さって重傷を負っている。
米粒に向かって飛びこんで行く習性があり、沿岸ではこの習性を利用して巻き網漁がおこなわれる。また、名古屋のおにぎりにエビフライが頭から刺さっているのもこの習性による。他にも餌としては小型のエビ類を好んで食べる。そのため、エビフライの風味はエビに非常に似ている。また、プランクトンやドリトスメキシカンタコス味もよく食べる。
外側は褐色の特殊なうろこで覆われていて、油を放出することで敵から身を守る。敵に対しては、威嚇として白濁した液体をかけてくる。これは欧米ではタルタルソースと呼ばれ、エビフライ料理が出される際にはよく上にかけられている。目は付いていないため、頭の先から特殊な超音波を出して周りの様子をさぐっている。
卵は緑色で、産卵後2週間ほどすると緑色の小さなエビフライが孵化する。
[編集] 利用

食用としての利用は古くからあり、日本書紀の中にもヤマトタケルが敵の食べるエビフライにハバネロソースをかけて敵を殺す描写がある。西洋でも、エビフライは庶民の手軽な食材として親しまれてきた。そのまま刺身にして食べるのが一番ポピュラーな食べ方であるが、揚げ物(エビフライフライ)にして食べられることもよくある。
そのほかにも、愛知県の一部の地域では、正月の魔よけの飾り物として、大量のエビフライを軒先にひもで吊るす風習がある。また、欧米の民間信仰においてはエビフライは聖なる生物とされていて、ドイツの大聖堂の壁画にもキリストの周りを飛び交うエビフライの大群が描かれている。
[編集] 近縁種



アマゾンに生息する巨大なエビフライ
近縁種は世界中に生息していて、アマゾン川には全長三メートルを超える巨大なエビフライの仲間も生息している。ヨーロッパに生息しているヨーロッパエビフライも食用として利用されている。また日本近海にもエビテンとよばれる近縁種が生息している。
なお、形態的に似ているものの全く系統を異にするものにエビテン(エビ天)がある。
[編集]化石種

古生代カンブリア紀からエビのしっぽのみの形を持つアノマロカリスが発見されている。これは当初エビフライではないかと考えられ、しかし衣が発見されなかったことからこの名(奇妙なエビの意)が与えられたものである。ただし現在ではエビの尾といわれたのは触手というのが公式見解となっている。これには裏があるが、それについては該当の項を参照のこと。
[編集] 関連項目

Wikipedia
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カテゴリ:​料理生物

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最終更新:2015年02月03日 19:53