110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/21(水) 07:54:43.15 ID:0jVpNTT2O [7/11]
「今日も学校休みかー」

ピンポーン

「ん、誰だろう」
「はーい」ガチャ
「む、何だおまえ!」
「それはこっちのセリフだ」
「来てそうそう何だよおまえ…」
「せっかくわたしが迎えにきてやったというのに、まだ着替えてないじゃないか!」
「早く着替えて早く来い!わたしを待たせるな!」
「あのー、尊さん?」
「なんだ!」
「今日学校休みだよ」
「連絡こなかったか?」
「…そ、そうなのか?」
「こんな傘持っててもずぶ濡れになるような雨なら連絡こなくても分かるだろう」
「む…タカシごときが偉そうに……」
「ほら、とりあえず俺の家に上がって体拭け」
「雨がやむまでいていいから」
「…わかった」
「そこまでいうのならおまえの家に上がらせてもらおう」
「か、勘違いするなよ!」
「おまえごときの家に上がれて嬉しいとか1ナノミクロンも思ってないんだからな!」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/21(水) 08:07:45.65 ID:0jVpNTT2O [8/11]
「うわ…本当にずぶ濡れだな」
「うるさいわね」
「早くタオル持ってきなさい」
「いや、そこまで濡れてるんだったらもう風呂に入れよ」
「…………」
「どうした?」
「覗こうとか思ってないだろうな?」
「そんなことするわけないって」
「ふん、だったら借りてやろう」


ピンポーン
「おっすタカシ!」
「山田も来たのか」
「学校休みって聞いてつい舞い上がっておまえの家にきたけど」
「傘持っててもずぶ濡れなるなこれ」
「ちょっと風呂借りるぞ」ガチャ
「あ、おい今風呂には…」
「え」
「あ」
「うわああ!何だおまえは!」ドコォ
「ぐふっ…」ガク
「ど、どうせ見られるならタカシの方がよかったのに…」
「俺がどうしたって?」
「うあああ死ねえ!」ドコォ
「がはっ…」ガク
「はあ…はあ…はあ…」
「」
「」
「どうしようこの惨劇…」
最終更新:2011年09月30日 23:08