170 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/10/05(水) 02:09:02.89 ID:CxESXJtx0 [2/3回発言]
タ「おお、リナ見ろよ。神社だ」
嬢「あら、本当ですわね」
タ「ここリナん家の近くだよな…こんなとこにあったなんて…全然知らなかった」
嬢「私も存じ上げませんでしたわ」
嬢「まあ私は移動はほぼリムジンですし、無理もないですわね…ホホホ」
タ「え~と、この神社は…」
嬢「無視しないでくださる!?」
タ「なあ、ちょっと祈ってこうぜ」
嬢「遠慮しますわ。私の家はキリスト教徒ですし、この後たくさん習い事の予定が入っておりますから」
タ「…しゃあないな。じゃあ俺だけ行ってくるわ」
嬢「ええ、どうぞご自由に」
嬢「ところで、ここは何の神様が祀られてますの?」
タ「ん?縁結びだけど?」
嬢「…な!?え、縁結びですって!?」
タ「そ。縁結び」
嬢「だってあなた、お祈りするって…」
タ「だから、リナともっと深い仲になれますように…って祈ってくる」
嬢「な、ななななな…じょ、冗談じゃないですわ!私は貴方なんかとは…」
タ「まあまあいいじゃん。祈るのはタダだし」
タ「じゃあ、また明日な~!」タタタ
嬢「あっ、ちょっ…行ってしまいましたわ」
嬢「まったく、名前も知らない神様にお祈りなんて」
嬢「しかも内容が、わ、私と深い仲になる…なんて」
嬢「く、下らない…実に下らないですわ」スタスタ…
翌日、神社の前には一台のリムジンが止まっていた。
嬢「(も、もっと、タカシとの関係が、す、進みますように…お願いしますわ、神様)」
最終更新:2011年10月09日 12:05