57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/03(火) 13:43:35.70 ID:GOySA4O7O [6/35]
  • しなくちゃいけない事があるのに、男と一緒にいる方をついつい優先させちゃうツンデレ

男「冊子ここに置いとくぞ、委員長」
女「はい、ありがとうございます」
男「あと何部作ればいいんだっけ?」
女「残り五十部ほど作れば終わりです」
男「五十かぁ……先長いなぁ」
女「これも生徒会役員の仕事なんですから、我慢なさい」
男「はぁ……なんで俺、生徒会役員なんかに立候補しちゃったんだろ」
女「別府くんが、『お前が委員長になるなら俺は副委員長になる!』って張り切ってたからじゃないですか」
男「そうだっけ? ま、いいや。早いとこ終わらせて帰ろうぜ」
女「……」
男「どした、手ぇ止まってるぞ?」
女「……帰りたくないなぁ」
男「えっ?」
女「今日はなんだか、真っ直ぐ帰りたくない気分なんです」
男「真面目っ娘の委員長が珍しいな。それならなおさら早く済ませて、ゲーセンかマックにでも寄って帰ろうぜ」
女「……そういう意味じゃありません」
男「じゃあ、どういう意味?」
女「……男女が二人きりでいるのに、別府くんは何もしないんですか?」ススッ
男「お、おい。委員長?」
女「……今日は帰りたくないなぁ」ボソッ
男「なんで今日に限ってそんなに積極的なのよ……」
女「……私だって、これでも恋する女の子なんですから」スリスリ
男「ま、参ったなこりゃ……」

そして一向に進まない冊子作り……。
最終更新:2011年05月10日 00:26