887 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/13(木) 22:11:34.31 ID:IPI7meZV0 [4/6]
お題
つ・ツンデレに貴方の人生は尊いと思う?って聞かれたら
916 名前:たまには携帯から[] 投稿日:2011/10/13(木) 23:10:45.51 ID:1lJ2PKFc0 [4/4]
887より
『あなたは、自分の人生が尊いと思っているのかしら?』
「へ? 急にどうしたのむみさん」
『別にこれといった意味はないのだけどね。貴方はいつも、だらしなく日々を過ごしているように見えるものだから、自分ではどう考えているのか気になって』
「うわーなんだかさりげなく酷いこと言われた気がしますよ?」
『そうかしら』
「ま、まあいいや。僕が自分の人生をどう考えているのか、ねえ……」
『特にどうとも考えていないと言うなら、まあ、それもひとつの答えだと思うわよ?』
「なんかそれは適当に生きてるみたいで嫌だなあ」
『あら、違うの?』
「今日もむみさんの毒舌が冴えるぜ。……んー、将来の事までは正直あんまり考えてないんだけど」
『だけど?』
「むみさんと過ごせるこの今は何より尊いと思ってるよ。だってこんなに可愛くて素晴らしい女の子なんて、生涯通したって二度と会えないだろうからね」
『ま、あなたならそんなことを言うと思ったわ』
「あ、あれ!? いつもなら真っ赤になって黙り込むか、馬鹿を連呼するようになるはずなのに!」
『貴方の言いそうなことなんて、もう大体予測できるわよ』
「うーん。お互いの事をより理解できるようになった、と捉えておこうかな」
『勝手にそう思ってなさい』
『(私も、貴方と同じように、貴方といる時間を何よりも尊いと感じているのよ……なんてね)』
「うん? むみさん今何か?」
『な、何も言ってないわよ馬鹿! 幻聴よ馬鹿っ』
「あれ、結局いつものむみさんだ。……一体なんだったんだろ」
最終更新:2011年10月15日 15:10