22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/14(金) 01:06:17.50 ID:qsN03Vu/O [3/22]
男「梓」
女「んー?」
男「……いや、やっぱり何でもない」
女「ふーん、あっそ」
男「なぁ、雑誌ばっかり見てないで呼ばれたらこっち見ろよ」
女「要件あるなら言えばいいじゃん。何なの?」
男「あ……いやなんつーか、その、だな」
女「言いたいことあるならはっきり言えよ。そんなんだからボクに優柔不断って言われるんだぞ」
男「じゃあ言うけどさ……」
女「なに?」
男「……梓、愛してる」
女「えっ……?」
男「やっぱりこういう台詞は恥ずかしいな、ハハ」
女「な、なんで急にそんなこと……?」
男「理由がなきゃ、愛してるって言っちゃ駄目なのか?」
女「う、浮気でもしたのかよ。じゃなきゃそんな気の効いたこと言わないじゃん!」
男「違うよ、俺が愛してるのは梓だけだ」
女「……」スクッ
男「おい、梓?」
女「うるさい。今話しかけるな」
男「どこ行くつもりだよ、ちょっと落ち着けって」
女「どこでもいいだろっ!!」スタスタ
男「……?」
女『ぃよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
男「!?」
女『タカシに愛してるって言われたぞおぉぉぉぉぉ!!』ガーッ
男「あいつ……ベランダから声筒抜けになってるの気づいてるのか?」
最終更新:2011年10月15日 15:21