195 名前:男がキャバクラに行くと知った新妻みこちん 1/5[] 投稿日:2011/05/04(水) 02:21:55.71 ID:QBckfizDO [2/9]
「もしもし尊…?」
『どうしたバカ亭主、今日は接待があるんじゃなかったのか』
「……うん、まぁ、ちょっとその件なんだけど…」
『なんだ歯切れの悪い。はっきり言ったらどうだバカ者が!』
「……その、言いにくいんだけど……今日、キャバクラ行かなきゃいけなくなったんだ……」
『……なっ……き、貴様、私がいながらどういうつもりだ!?返答によっては本気で許さんぞ!!』
「す、スマン、俺だって本当は行きたくないんだ!?でも取引相手がどうしてもと…」
『……ど、どうにか断ることは……できないのか……?』
「……無理っぽい。俺のこと結構気に入ってくれてるみたいで、ここで断ったら何言われるか…」
『……ふん、なら勝手にしろ』
「えっ…?」
『お前が他の女に手を出せる程度胸があるとも思えん。だから、今回だけは信じてやろう。
……だが、もし私の期待を裏切ってみろ。その時は容赦せんからな…!』
「あ、当たり前じゃないか!俺はいつだって尊一筋だよ!?」
『下手なお世話など結構だ、もう切るぞ』
「ちょ、みこっ(ブツッ)」
『…………』


『……そんな……』

196 名前:男がキャバクラに行くと知った新妻みこちん 2/5[] 投稿日:2011/05/04(水) 02:24:05.16 ID:QBckfizDO [3/9]

「……つ、疲れた……いつもの接待の100倍大変だったぜ…」
「確かに可愛い子は多かったけど…なんか違うんだよなぁ。ま、もう二度と行くことも無いだろ」
「……はぁぁぁ、尊の奴怒ってるだろうなぁ……とりあえず改めて謝るか……」

(ぴんぽーん)
「た、ただいま~」
『……ふん、思ったより早かったな。てっきり誰かお持ち帰りでもしてるのかと思ったぞ』
「……バカなこと言わないでくれよ。俺だってそこまで命知らずじゃないって」
『まぁ、それもそうか。ほら、鍵開けてやるから早く入ってこい』
「あ、ありがとうございます(びくびく)」

(ガチャッ、バタンッ)
「……きょ、今日はすまなかった尊!こんなことになるとは思ってなかったんだ!
確かにキャバクラには行ったけど、本当に何もしてないから許してくれ!!」
『……はぁ、帰って来て早々何をしているんだお前は。ほら、顔を上げろ』
「だって、電話した時明らか怒ってたみたいだ……った……か……ら……」
『……な、なんだそのほうけた顔は!何かおかしいか!?』

197 名前:男がキャバクラに行くと知った新妻みこちん 3/5[] 投稿日:2011/05/04(水) 02:26:39.46 ID:QBckfizDO [4/9]
「…………ちょ、ちょっと待て尊、何でお前、バニーガールの衣装なんか着てるんだ!?」
『こ、これは……着てみたいと思ってたから着てみただけだ!べ、別にお前のためなんかじゃないんだからな!!』
「はぁ、そうですか」
『そ、そんなことよりもだ、私がこんな服着るなんて滅多にないことだぞ!?何か言ったらどうなんだ!?』
「……言っておくけどな尊。キャバクラって別にコスプレとかしてどうこうするようなお店じゃないぞ」
『えっ……違うのか……?……てっきり私は、そういういかがわしいお店だと…
あっ、ち、違うぞ、別に今日お前が風俗に行ったのを気にしていたとうわけじゃ…(あせあせ)』
「ははっ、やっぱり勘違いしてたのか。でもさ、何でこんな格好を?」
『それは……その……』
「……」
『………ぐすっ』
「……尊?」
『……軽蔑、しただろ……?こんな格好をしてまでお前の気を引こうとするなんて…なんて愚か者なんだろうな…
……でも、誰かにお前を取られてしまうんじゃないかって……とても不安で……不安で……(うるうる)』

198 名前:男がキャバクラに行くと知った新妻みこちん 4/5[] 投稿日:2011/05/04(水) 02:27:52.57 ID:QBckfizDO [5/9]
「……はぁ~ホントお前は心配性だなぁ(なでなで)」
『……っ!?』
「だいたいね、お前は自分の魅力をちっとも理解してない!
こんな綺麗で可愛くて……エロい奥さんがいるのに浮気なんかしたらそれこそ罰が当たるよ」
『え、えろ……ば、バカ、なんてことを……!(かぁぁぁ)』
「あ、赤くなったw」
『うるさい!……くそっ、こんな格好までした私がバカみたいじゃないか、このっ、このっ!(ポカポカ)』
「……はははっ、俺の為にしてくれたっていうなら男冥利に尽きるね(ギュッ)」
『あっ……もう、こんな時に抱きしめるだなんて、本当にお前は卑怯だ……!』

200 名前:男がキャバクラに行くと知った新妻みこちん 5/5[] 投稿日:2011/05/04(水) 02:35:27.08 ID:QBckfizDO [6/9]
「……ところで尊」
『……なんだタカシ?』
「バニーなんて格好で俺を待ってたってことは……今日はお前の方から誘ってるって解釈でいいんだよな?」
『………………へっ?』
「いやいや、こんな足剥き出しにしてさ…(さわさわ)」
『キャッ!?……ちょ、た、タカシ……?』
「胸元もこんな露出させちゃってさ……(ふにゅふにゅ)」
『んぁっ……ふぐっ……んんっ……』
「こんなエロエロな格好してるんだもん。今日は何されても……文句言えないよな?」
『はぁはぁ……ち、違う、私……そんなつもり……じゃ……!』
「……ダ~メ、今日はお前を抱くって決めたから。覚悟しろよ?(チュッ)」
『……ん……ちゅううっ……んふっ……んっ……(ちゅぱ)……はぁ……はぁ……
や、やっぱり……お前は……卑怯だ……!』
「へぇ、尊はこういうことされるの嫌?」
『……い、嫌ならそもそもこんな格好などするかバカ!!死ね!!死ね!!』
「はいはい、玄関で騒ぐとご近所に迷惑だから。続きはベッドの上で、ね?」
『…………(こくん)』


こんな時間だし、ある程度は許されるよね?
最終更新:2011年05月10日 00:39