29 :名無しさん:2005/09/20(火) 21:18:04 ID:lo33z49.
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シチュー?シチュー、新妻、エプロンで裏ドラのって倍マンだな。

ツンデレ「今晩何食べたい?」
男「そうだな、じゃあシチュー」
ツンデレ「うん、頑張ってみるから期待しててね……忘れ物、ない?」
男「無いと思うけど…あ、一つあった」
”ちゅっ”
男「はい、いってきますのキス」
ツンデレ「やだ、もう………いってらっしゃい」

そして、その晩────
男「ただいまー…あれ?この靴…誰か来てるのかー」
ツンデレ「…」
男「あ、あれ?ねーちゃん?」
姉「やっほー。おかえりー」
ツンデレ「…ご飯?お風呂?」
男「あ、えっと…何だかご機嫌ななめだね?」
ツンデレ「気のせいでしょ。片付かないから、ご飯からにしてね」
男「…ねーちゃん、あいつに何かしたのか?」
姉「なによう。夫婦喧嘩を、お姉ちゃんのせいにするつもり?」
男「そういうわけじゃねえよ。ただ、朝は機嫌よかったのに…」
姉「う~ん、いつもどうりに見えるんだけどなぁ~」
男「いや。ぱっと見ツンツンしてるけど、何つうか機嫌は分かる」
姉「ふ~ん…夫婦愛ってやつ?」
男「そうかもな。……本当に、何も心当たり無いのか?」
ツンデレ「…お取り込み中悪いけど、気分悪いから部屋にいるね」
男「あ、ああ……ありゃ重症だな。いいかげん白状してくれ」
姉「なにもしてないってば!ただ、ちょっと遊びに来ただけで…
  あ、そういえば夕ご飯ぐらいまで厄介になってたから…」
男「ん?まさかねーちゃん、夕飯作るとか言ったんじゃねーだろうな」
姉「言っちゃった。ちなみにメニューはおねえチャーハ…」
男「もういい、原因はそれだ」

男「おーい、寝ちまったか」
ツンデレ「…」
男「ほらあの、ねーちゃんって空気読めないところがあるからさ」
ツンデレ「…」
男「…だからホラ。そう気にしないでくれよ。シチューはまた今度…」
ツンデレ「で、でも…」
男「よーし、わかった!いまからシチュー作ってくれ!」
ツンデレ「え…?もう晩御飯は…」
男「こう見えても、今日の俺はすごくお腹がすいてるんだ。頼むよ」
ツンデレ「……本当に?無理しなくても…」
男「いーや、これは大マジだ。俺…お前のつくったシチューが食べたい」
ツンデレ「…ありがと。じゃあ、今から作ってくる!楽しみにしててね!」
男「あ、ああ!」

一時間後
男「…ご、ごちそうさ……ま」
姉「…愛って、耐えることなのね」
最終更新:2011年10月25日 16:16