367 名前:男の寝言と未来予想図(1)[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 23:53:11.04 ID:l6AXY5TWO [8/9]
『タカシは居るか?』
「……zzz」
『全く…か、彼女が自宅まで来てやったのに寝てるとは』
「……むにゃむにゃ」
『寝言まで言うとは呑気だな……ん?パソコンが点けっぱなしではないか
遅くまで何を検索していたんだ?』カチカチッ

“結婚 手続き”
“結婚指輪”
“結婚式場 オススメ”

『くぁwせdrftgyふじこlp
おぉぉ落ちち着けけゎ私』
「……むにゃむにゃ…あの紙どこだっけ…カバンの中だっけ…zzz」
『はぁはぁ……カバンに何かあるのか?』

指輪(ペア)+婚姻届(残りは尊大さんの印鑑と名前のみ)

『&#*@■♪!!?』
「zzz」

夫:別府 タカシ
妻:別府 尊

カバッ!もぞもぞ!

『…………落ち着け…私…襲いかかって小作りはまだ早いぞ…』

368 名前:男の寝言と未来予想図(終)[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 23:55:07.80 ID:l6AXY5TWO [9/9]
数十分後
『やっと起きたか(よく耐えた!私の理性!)』
「ゴメン、思いっきり寝てた」
『あ……えっと……何か私に話したい事とか無いか?』
「え?急にどうしたんだ?」
『え?いや、無いなら無いで良いんだ。うんうん』
「……いや、調度良い機会だし伝えておくよ
 大事な話だから真面目に聞いてくれよ?」
『だ、大丈夫だ。印鑑とボールペンは万全だ』
「……?」
『うひゃっ!?き、気にするな!バカ!』


「……その…俺たち付き合って何年になるっけ?」
『…六年だな』
「そろそろ、しっかりした生活を送りたいんだ」
『ほう』

「尊、愛してる。結婚してくれ」

『……』
「尊?」
『…………』
「もしもーし?」
『あ…うん。うん』
「えっと…」
『良いに決まってるだろ!ここまで幸せな気持ちになるとは予想外だっただけだ馬鹿者!』
最終更新:2011年05月10日 00:49