69 :1/2:2005/10/03(月) 02:29:11 ID:oCc9cRRc
久々&本スレの流れ不明の為こちらに投下

「それにしても、お前からハイキングのお誘いが来るとはねえ」
「何よ」
「いや、何もテスト前じゃなくてもって思ってな」
「別に、あんた位しか暇そうなのが居なかったからよ」
「お前は大丈夫なのか?」
「まあね、あんたと違って」
「それにしてもさあ、歩くの早くない?」
「付いて来れないなら別に良いわよ、後からゆっくり来れば良いじゃない」
「一緒に来た意味ないじゃん、どうせだからゆっくり景色でも見ようぜ……ってもう行っちまってるよ」

「遅い」
「いやーごめん、ちょっといいもの見つけたから」
「良いもの?」
「桑の実、ちっちゃい頃よく一緒に食っただろ?」
「洗って食べなさいよ、近くに水道があれば、だけど」
「ん?お前は食わないの?」
「お腹壊すかもしれないでしょ、食べるわけないじゃない」
「ちっちゃい頃は気にしなかったのにな……うん、うまい」
「…バッカみたい……」
「……あ、そうだ、ちょっと目、瞑って」
「何よ、早くしなさいよ……むんんー」
「どうだ、口移しなら汚く……あ痛!」
「ババッバババカ!ななな、何すんのよ!」
「まあまあ、落ち着いて、あ、そっちは」
「キャッ!」

70 :2/2:2005/10/03(月) 02:29:37 ID:oCc9cRRc
「うー、あんたに肩車されるなんて……」
「まさか、足をくじくとはねえ」
「しょうがないじゃない、あんなことされたら……」
「いやーちっちゃい頃はべろちゅーとか普通に…あ痛!」
「今と昔は全然違うの!」
「……」
「……」
「その…悪かったよ」
「ほんとにそう思ってる?」
「ん?まあな」
「じゃ、じゃあ……その……えっと…」
「なんだよ?」
「せ、責任……取ってよね……」
「ということは…俺でいいのか?」
「あ、あんたじゃなきゃ責任の意味ないじゃない!」
「まあ、そりゃそうだな」
最終更新:2011年10月25日 16:30