71 :その1:2005/10/09(日) 16:07:49 ID:inQv6TEc
規制中のためこちらに投下します。

旅館に止まるもふいんきが怖くて主人公と一緒に寝たがるツンデレ

~と、いうわけで別府一家と山田と千夏は温泉旅館にやってきました。~

俺「いぃぃぃぃやったぁぁぁぁぁぁぁっ!!!温泉だぜー!!」
千夏『はいはいはしゃぎすぎはしゃぎすぎ』
俺「なんだと千夏!?町内会大福引大会でこの温泉旅行を当てたのは誰だと思っている!!」
千夏『…お姉さんだろ。』
別府ママ「あらあらまあまあ。照れちゃうわーおほほほほ」
千夏『いや…そうじゃなくて…』
別府姉『母君、お年を考えめされよ。さすがにお姉さんは…』
別府ママ「あらあらまあまあ…何か言った、お姉ちゃん?(ギラリ)」
別府姉『サ、サー!な、なんでもございませぬ、サー!』
別府ママ「あらそう?口で糞たれる前と後に「サー」とつけるのを忘れちゃダメよ?おほほほほ」
別府姉『サー!イエス!サー!』
別府パパ「はっはっはっはっは」
千夏『……お母さんって、あんな人だったんか?』
俺「…年のこと言われるとな…ハートマソ軍曹が乗り移るらしいんだ。気をつけろよ。」
千夏『わ、わかった…こえぇ…』

山田「あ、旅館見えてきたお!」
別府姉『むむむ…なかなかよい雰囲気であるの。林の中に囲まれて…心地よさそうじゃ。』
千夏『ホントだなぁ。日頃のストレスも忘れられそうだぜ。』
俺「お前にストレスなんかあんのか?」
千夏『…誰のせいだと思ってやがる。』
俺「んー?わからんなぁ~?」
千夏『自分の胸にてぇ当てて考えろバカ!』
俺「なんだよーこんなに愛してるのに、ひでえな千夏ちゃ~ん」
千夏『う、うるせえ馬鹿!しねっ!(かぁぁ)』
別府ママ「あらあらまあまあ」
別府パパ「はっはっはっはっは」

72 :その2:2005/10/09(日) 16:08:28 ID:inQv6TEc
ーそ~れから♪ー
俺「…なんでお前と二人部屋なんだよ…」
山田「しょうがないお。みんなで泊まる部屋はないんだからお。」
俺「そこは俺と千夏に気ぃ使うとこだろうが!…あー、姉さんと一緒で千夏大丈夫かな。」
山田「大丈夫だお。」
俺「どうかなぁ…まあいいか。あとで夜這いかければいいし。お前も行くか?山田。」
山田「え、遠慮するお!お姉さんにたたっ斬られるお!」
俺「たまには自分から迫ってみるのもいいかもだぜぇ?…がんばれよ、山田。」
山田「う、うん…」
俺「(がららっ)おー、やっぱいい景色だぜ。なあ山田。」
山田「うん。すっごくいいお。…でも、ちょっと古くてお化けがでそうだお…」
俺「ばっかだなぁ。それがいいんじゃねえか。老舗ってのはこういうもんなんだよ。」
山田「そういうものなのかお?」
俺「そういうもんだ。さて!ひとっぷろ浴びに行くか?」
山田「うん!行くお!」

俺「うおぉー!やっぱひれぇええっ!」
山田「露天風呂最高だお!」
別府パパ「はっはっはっはっは」
俺「あ、父さん。父さんもこれから?」
別府パパ「はっはっはっはっは」
俺「………何言ってるかわかんねぇ…orz」
山田「あ、先客さんがいるみたいだお。静かにするお。」
俺「お、おう。…って、あれは…」
別府ママ「あらあらまあまあ。」
山田「うわあっ!お、おばさん…!」
別府ママ「あらあら、山田君、遠慮せずにお姉さんって呼んでいいのよ?」
山田「い、いやそうじゃなくて…どうしてここに…」
別府パパ「はっはっはっはっは」
別府ママ「あらやだ。ここは混浴なのよ?言わなかったかしら~?」
俺「マジで!?ってことは…(びゅっすこーん)あいじゃっ!?だ、誰だ!?」
千夏『てめぇっ!こ、こっちくんなよ!絶対くんなよ!』
俺「やっぱり…うひひひ…」
山田「じゃ、じゃあ、お姉さんも…!!ハァハァ…」
別府姉『山田よ。あまり気安く近寄るでないぞ?命がおしくばの。おほほほほほ』
山田「……はい…(ショボン)」
俺「…何小さくなってんだ山田!ここはいくしかねえだろうが!」
山田「で、でも…」
俺「男だろうが!今お近づきにならずにいつ近づく!」
山田「ど、どうしてそこまで…?」
俺「そこにおっぱいがあるからだ!(どどーん)」
山田「おぉぉ…男らしい…」
千夏『わけわかんねー演説ぶってんじゃねー!(びゅっすこーん!)』
別府姉『山田に変なことを吹き込むでない愚か者!(びゅっすこーん!)』
俺「ぐへっ!ごはっ!?(ばたーん)」
山田「た、たかしぃ~」
別府ママ「あらあらまあまあ」
別府パパ「はっはっはっはっは」

73 :その3:2005/10/09(日) 16:09:41 ID:inQv6TEc
ーそーれから♪ー
俺「あー夕飯も美味かったなぁ、千夏!」
千夏『うん、やっぱいいよなぁ、旅館って。』
俺「うんうん。…それに、なんかこう、でそうな雰囲気がよぉ~」
千夏『や、やめろよな。脅かすなよ。』
俺「おー?なんだ千夏?怖くなっちゃったか?よっしゃよっしゃwwwそれじゃ俺が添い寝してあげよう!」
千夏『そっちのほうがおっかねーよバーカwww』
俺「ちぇっ、なんだよ…つれねえ奴…」
別府姉『我が弟ながら情けない…のう山田?』
山田「え、あ、うん……」
別府姉『どうした?』
山田「その…あの…お姉さんは、平気だお?」
別府姉『平気に決まっておろう。阿呆かお前は。』
山田「そ、そうかお…(ちょっと残念だお…)」
別府姉『さてと、寝る前にもう一度風呂に行くとするか。温泉温泉~♪』
山田「………」
俺「さてと、ちょっくら館内探検にでも行くか。」
千夏『あ、私も行く。』
俺「よっしゃよっしゃ。山田はどうする?」
山田「あ、僕はいいお。一人でのんびりするお。」
俺「そうか。じゃあ行くぞ千夏!」
千夏『おー!』

別府姉『ふむぅ…中秋の名月を見ながら一人で露天風呂…よきかなよきかな。』
別府姉『山田の奴も、もう少し押しが強ければのう…って、何をいっておるのじゃそれがしは。」
別府姉『ふぅ…あの…阿呆めが…それがしは…待っておるというに………いかんな。少しのぼせておるようじゃの。』
???「ひゅーどろどろどろどろ…
別府姉『……何奴!?…て、あ、あ、あ…』

山田「夜風が気持ちいいお……」
キャー…
山田「い、今の声は!?…お姉さん!?」

別府姉『あ…あ…あ…ゆ、ゆゆゆ、幽霊…!?』
幽霊「うーらーめーしーやー」
別府姉『い、いやああああっ!やだっ!助けてぇぇぇっ!山田ぁぁぁぁあぁっ!!』
???「まてぇいっ!!」
幽霊「……!?」
別府姉『……あ、あれは…!』

74 :その4:2005/10/09(日) 16:10:14 ID:inQv6TEc
???「死した者は天に昇るが定め…しかしそれを良しとせず悪をなす者が居る…だがその者は定法によって裁きを受けるであろう…」
???「人それを、「仏罰」という…!!」
幽霊「…な、何者だ!?」
山田「貴様に名乗る名などないっ!!」
別府姉『やまだぁぁっ!』
山田「お姉さん、ここは僕に任せるお。」
別府姉『し、しかし、奴は幽霊ぞ!いかなお前といえど…』
山田「お姉さん…あなたは一つ大きな間違いをしているお…」
別府姉『な、なんだと…!?』
山田「本物の幽霊だったら、足があるわけないお!(どーん)」
別府姉『え、そ、そういうものなのか?』
幽霊「し、しまったぁぁぁあぁっ!!」
別府姉『そうだったんだ…』
幽霊「ちっ…ばれてしまっては仕方がない!ミーの名前はカルロス=別登!この温泉に入浴剤を混ぜてパチモンにするのが任務デース!」
山田「な、なんでやたらと説明口調なんだお?」
カルロス「こっちの都合デース!アベックソの邪魔をする謎の戦士め!ここが年貢の納め時デース!」
山田「…はいはいワロスワロス」
別府姉『……人を驚かせおってからに…貴様など、斬厨刀がなくとも…!!』
カルロス「HAHAHAHA!やれるものならやってみるでーす!」
別府姉『それがしの拳が真っ赤に燃える…!お前を倒せと輝き叫ぶ…!!』
山田「………また僕の出番がないお…」
別府姉『バーニングフィンガーソーーーード!大・回・転!キーーーーーック!!』
カルロス「ぬわああああああっ!!ソード関係ないデーーーース!!」
ちゅどーん
別府姉『またつまらぬものを斬ってしまった…』
山田「あ、いや、斬ってないお?蹴ったんだお?」
別府姉『まったく…興がそがれたわ。さて、入りなおすか。』
山田「あ、はい。それじゃ僕はこれで…」
別府姉『うむ。…その、感謝するぞ。』
山田「え?」
別府姉『な、なんでもないわ阿呆が!ほれ、さっさと行かぬか!愚か者!』
山田「う、うん…」

75 :その5(おわり):2005/10/09(日) 16:12:04 ID:inQv6TEc

山田「うーん…タカシのやつ帰ってこないお…きっと千夏ちゃんといろいろお楽しみなんだお…うらやましいお…」
(こんこん)
山田「へっ?あ、はい、どうぞー」
別府姉『お、おきておるか?山田…』
山田「お、お姉さん!?ど、どうしてここに…」
別府姉『そ、その、千夏が帰ってこなくての。その…一人だと…』
山田「(くす…)こわくなっちゃったお?」
別府姉『そ、そんなわけあるまい!ひ、暇だから、うぬをからかいに来ただけぞ!』
山田「はいはいわかったわかった」
別府姉『な、なんじゃそれは!も、もういい!帰る!』
山田「別にいいお。…でも、帰りにお化け出るかもしれないお?」
別府姉『う…やっぱりここに居てやる!う、うぬが、怖がってるみたいだからの。』
山田「素直じゃないお。…でもそんなところもかわいいお。」
別府姉『や、やかましいわ!…のう、と、隣で…ね、寝てもよいか?』
山田「あ、うん…いいお。」
別府姉『か、かたじけない……』
山田「ホントは怖がりの癖に…」
別府姉『な、何か申したか?』
山田「なんでもないおー」
別府姉『……まあ、よいか…あたたかいの、うぬの体…』
山田「お姉さんも、いい香りがするお…」
別府姉『よ、よさぬか、気色悪い!…ま、たまにはこういうのも…悪く…すー…すー…』
山田「…もう寝ちゃったお?……うぅ…おっきして寝られないお………」


別府ママ「あらあらまあまあ。山田君も意気地がないわねぇ」
別府パパ「はっはっはっはっは」


老舗温泉旅館をパチモンにしようとしたカルロス=別登の野望は打ち砕かれた。
しかし秘密結社アベックソはさらに強力な怪人を送り込んでくるに違いない。
負けるな山田!頑張れ、別府姉!!

俺「俺、なんか入っていけない雰囲気なんですけど。」
千夏『しょうがねえなぁ…私の部屋、くる?』
俺「イクイク!イっちゃう!」
千夏『なんかしたらぶっ殺すからな。』
俺「うん、何もしないYO!(棒読み)」


おわり。怪人出さなくてもよかったかなと思ったけど出した。規制中だったのでむしゃくしゃして連投した。今は反省している。
最終更新:2011年10月25日 16:31