112 :名無しさん:2005/11/14(月) 22:34:01 ID:i/4JkAks
 とある冬の日、俺はいつものようにかなみと下校していた
タ「うぅぅ~さび~」
か「ほんと、寒いわね~ 昨日とは大違い」
タ「あぁ早く帰って、【コタみか】してぇなぁ」
か「なによ【コタみか】って?」
タ「あぁ、【コタツに入ってみかんが食いたい!】略して【コタみか】だ」
か「なにそれ、馬っ鹿みたい」
タ「ちょ、ひでぇなおい」
 そんなことを話しながら、俺たちはいつもの帰り道を歩いた

か「でも、ほんとーっに寒いわね~」
タ「さぶいっすね~」
か「凍えちゃうわね!!」
タ「え、あぁ、うん(?)」
か「・・・・・・・・・・・・・寒いわねっ!!」
タ「???」
か「フンッ・・・・・・・」
 急にかなみが大声を出したので、俺は困惑した
 そしてかなみは、そのままむくれてしまった

タ「(な、どうしたってんだ?)」
 訳も分からず、俺はかなみのほうを見た
 ふと、かなみの手元が視界に入った 何だかモゾモゾと変な動きをしている
 俺の指に触れそうで触れない、そんなところを行ったり来たりしていた
タ「(あぁ・・・・なるほど)」
 俺はすぐに理解した
 つまり、寒いわね!!=寒いんだから、手くらい握ってくれてもいいじゃない!! ということだ

タ「(はぁ~・・・・素直じゃないねぇ~)」
 そう思いつつも、俺は依然もがいているかなみの手を握った
か「!!!?っ」
 かなみがこちらを向き、目が合う
 俺はかなみを見つめながら言った
タ「これで満足かな?」
か「!!!っ・・・・・べべ、別に手握ってくれなんて言ってない・・・・じゃない(////////)」
タ「じゃあ離すか?」
か「あ、うぅ・・・・・・・・・・・・やだ(/////////)」
タ「そうそう素直なのが一番だよ、かなみ君♪」
か「むぅ・・・・・・いじわる・・・・・」
 そう言いつつもかなみは何処か嬉しそうだった

タ「なんかこうやって帰るの久しぶりだな」
か「うんそだね・・・・・・・・・・ねぇタカシ・・・・・・」
タ「うん?」
か「えと・・・・・・その・・・・・あったかいね(//////////)」
タ「・・・・そうだな」

 その日はとても寒かったけど、とてもあったかかった



 ちょっと変な部分もあるかもしれませんが、ご了承ください

 よっしゃ、次も頑張ろう!
最終更新:2011年10月25日 16:43