462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/05(木) 13:17:47.08 ID:zPR1OafgO [10/34]
  • タカシの父と尊さん

尊「……おや?」
父「お? 君は確か椎名さんとこの……」
尊「尊です。あなたはタカ……別府くんのお父さんですよね?」
父「あぁ。奇遇だねぇ、今帰りかい?」
尊「えぇ」
父「そうかい。君の噂はタカシから良く聞いてるよ」
尊「はぁ……別府くんは私を何と?」
父「しっかり者でとても可愛い同級生がいるってね。あいつも隅に置けないな」
尊「それは……どうもです」
父「しかし、不器用で俺にだけ辛く当たるとも言っていたな。とてもそうは見えないが」
尊「(タカシ、次に会ったら殺す)……私も、まだ若輩ですので」
父「ははは、若輩かね? そう謙遜せずに。親としては、君みたいな良い娘が
  タカシみたいな半端者と友達でいてくれるだけで、ありがたいんだからね」
尊「……お言葉ですが、お父上。別府くんは半端者なんかじゃありませんよ?」
父「えぇ? そうかい?」
尊「はい。確かに普段の言動は軽はずみですが、責任を放棄するような人ではない」
尊「それに、あぁ見えて別府くんは、仲間内ではリーダーシップがあるんですよ?」
父「……ふははは! そうかね。どうやら君は、父親よりタカシのことをよく知ってるみたいだ」
尊「あっ……す、すみません! 用事を思い出したので失礼します!」ダダッ

尊(うわあぁぁ……私の馬鹿! タカシの親に口答えしたあげく、タカシを庇うようなこと言うなんてえぇぇぇぇ!!)
尊(死ね! 五分前の私、死ねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!)


父「タカシ、お前いい嫁さん見つけたなぁ」
男「あん? 何言ってんだ親父?」
最終更新:2011年05月10日 00:53