257 :名無しさん:2006/01/04(水) 21:16:41 ID:ewO/YZt6
曇った日の公園のベンチに一人の少女、辺りは雨上りなのか鉛色の水たまりが出来ている。
『おい、てめぇ何してやがる…』
そして少女の膝の上に寝ている少年
「ん?膝枕♪」
『この膝を誰の膝だと思ってやがる!』
「可愛い可愛い、勝美様♪」
『良くわかってんじゃねぇか!直ぐどかないと解ってんだろうな…。』
「ま、ま、いいじゃないたまにはさw」
『ったく…少しの間だけだ、後でお返ししてもらうからな。』
「おーう、なんだってしてやる。」
ガスッ
勝美が足をずらし、少年が頭をベンチにぶつける
「でっ!?」
『よし、終わりだ、んじゃ言うこと聞いて貰うぞ。』
「はやーーい!!早すぎるよかつぁーさん」

258 :名無しさん:2006/01/04(水) 21:18:43 ID:dD5tXtTo
『どこぞのワゴンの真似してんじゃねぇ!さっさとベンチに座れ』
「座ってるよ?」
『5、4…』
慌てて、少年は上体を起こしベンチに座り直す
「んで、どうすればいいのかなん?」
『いいか、そのままだぞ?ぜってぇ後ろ向くな。』
勝美の腕が後ろから伸びてきて、ゆっくりと首にしがみつき、少年の頭に柔らかい物が当たる。
「か、勝美?」
『頼む、もう少しだけでいいんだ…。』
ギュッと力が入り完全に少年は頭は抱え包まれた。
「…。」
『ふぅー…』
勝美の口から吐息が漏れる。
『…ん、もういいや、んじゃあな!』
勝美がベンチを離れ走り去った「あ、おい…しゃあねぇな俺のお姫様…」
そう言うと少年も勝美の後を追い走り出した。



リハビリ作なんだ、すまないね。なにm(ry
最終更新:2011年10月25日 17:04