311 :名無しさん:2006/06/29(木) 03:02:32 ID:PUQwdDd2
勝「タカシなんてどっか行っちまえ」
タ「そんなこと言っていいのか?俺が本当にどっか行ったら勝美は泣くだろ?」
勝「馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ!!もしタカシがこの街から出て行ったら街をあげての祭りになるっつーの」
タ「そうか・・・じゃあ本当に出て行こうかな」
勝「そうしろよ。出て行くなら早めにしろよ。ま、どうせてめぇみたいな奴なら3日で帰って来るのがオチだろうな」
タ「今回ばかりはそれも無理だな(ボソッ」
勝「あ?なんか言ったか?もっとはっきり言えよ」
タ「いや、なんでもないよ独り言だよ」
勝「変なタカシだな。いつものことだがな」
―10日後
タ「勝美、今日はお前に大事な話があるんだ」
勝「な、なんだよいきなりだな(も、もしかしてオレに告白とか///////)」
タ「勝美……さよならだ…」
勝「え?…なんだって?…冗談だろ?いつもの嘘だろ?」
タ「冗談でも嘘でもないんだ……」
タ「昨日親父が転勤することが決まったんだ」
勝「ふ、ふーんせいせいするからよかったぜ。…まぁどうしても戻って来たいって言うなら休日にでもちょくちょく帰って来いよ」
タ「それも無理だ…親父の転勤先はイギリスなんだ。それと出発は明日だ」
勝「い、イギリスって……それに明日なんて急だな。た、タカシだけ残れたりしねぇのか?」
タ「無理だ。俺の家には母親がいないから俺が親父についていかないと親父が独りになってしまう。だから許してくれ勝美」
勝「お、オレが許すとか関係ないじゃねぇか……」
タ「関係あるんだよ。俺、勝美が好きだ。だから何年後になるか分からないけど、俺がこの街に戻ってきて勝美がよければ俺と…いや、これから先は戻ってきてから言うよ」
勝「なに自分の事だけ言ってんだよ……オレの気持ちはどうなるんだよ!!!!」
タ「勝美には悪いと思ってr」バチン
勝「タカシの馬鹿野郎!!どこへでも行っちまえ!!」タッタッタ
タ「いててて、さすが勝美だな相変わらず凄いビンタだったな」

312 :名無しさん:2006/06/29(木) 03:03:28 ID:PUQwdDd2
―翌日
山「むこうでも元気でやるんだお(´;ω;`)」
タ「泣くんじゃねぇよ今生の別れじゃないんだからよ」
友「むこうにイケメンがいたら連絡しなさいよ」グスッ
タ「友子さんまで……大丈夫だよ俺はこの街に絶対帰ってくるから」
父「そろそろ行くぞー」
タ「わかったすぐ行く(やっぱり勝美は来ないか……)」
タッタッタ
タ「ん?…!!か、勝美」
勝「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・オレ、オレ待ってるから!!タカシが帰ってくるまで何年でも何十年でも待ってるから。オレもタカシのことがすk」
タ「そこから先は俺が帰ってきてから言うって言っただろ。じゃあなまた会おうぜ」ブルルルルルン
勝「絶対帰って来いよバカタカシー」
山「行っちゃった…すこし寂しくなるお」
友「それにしても勝美があそこで告白しようとするなんてねーロマンチックねー」
勝「なっ!!べ、別にオレはあのバカが早く帰ってくるようにしただけだよ!!早く帰ってこねーとイジメられないからな(////////)」
友「顔を赤くしちゃってーかわいーな勝美って」
勝「あ、あのバカには言うなよ(///////////)」
友「なかなかお似合いのお2人だしね。幸せにしてもらいなさいよ」ニヤニヤ
―2年後
タ「思ったより早く帰ってこれたな」
勝「いや、おせぇよ。2年も待たしてんじゃねーよ」
タ「何年でも待ってるって言ってたのにな」
勝「そ、そんなことも言ったっけなぁ(//////////)」
勝「そ、そんなことより…おかえり」
タ「あぁただいま」
勝「帰ってきたんだから言うことあるだろ?(//////////)」
タ「もちろん覚えてるよ2年越しの両思いだな。それじゃあ改めて」
タ「勝美が好きだ俺と一緒にいてくれ(/////)」
勝「ふふふ…バーカ(/////////////)」
勝「その言葉を聞くのに2年かかったな。これから2年間の埋め合わせをしてもらうぞ(/////////////)」
fin
最終更新:2011年10月25日 17:14