335 :名無しさん:2006/07/02(日) 21:24:04 ID:uju0usWM
  • 剣道部の尊大と男

『面ーッ!』
「っ痛!」

「…あーあ。相変わらず強いな。尊さん」
『なんてことはない。ただ貴様が弱いだけだ』
「ハハハ…厳しいな」

『…さて、今日の練習はこの辺にしておくか』
「そーっすね。もう六時ですし……」
『で?お前は今日、どうするんだ?』
「………すいません。また晩ゴハンご一緒させてもらえますか?」
『全く…毎回毎回お前は…少しは遠慮しろというのに』
「すいません…両親出かけててメシにもロクにありつけないんです」
『…フン、まあいい。さっさとついて来い』

~尊宅~
妹・弟「「あ、おねーちゃんおかえり-」」
妹「あー、またタカシ連れてきたんだー」
尊「そ…そうだ。コラ、なにニヤニヤしてるんだ?」
タ「よ。また大きくなったな」
弟「いつもお姉ちゃんのご飯食べてるからな」
タ「そっかー…尊さんのご飯毎日食ってると背が伸びんのかー…」
尊「…言っておくが、お前の両親が帰ってきたらもう私の家の飯は食わせんからな。」
タ「あーあ。親にもうしばらく帰ってくんなって言ってやろうかなー…」
妹「あら。そんな事しなくても方法はあるじゃない」
タ「ほう。聞かせてもらおうか」
妹「簡単。お姉ちゃんと結婚すればいいのよ」

ドンガラガッシャーン

336 :名無しさん:2006/07/02(日) 21:24:39 ID:uju0usWM
タ「みっ、尊さん!大丈夫ですか!?」
尊「こ、コラ琴音(妹の名前)!何言ってるんだお前は!」
妹「え~…だって実際そうじゃない。それに私もタカシみたいなお兄さん欲しいなー…なんてね」
尊「あー…大体!私は自分より弱いような男と結婚するつもりは!」
妹「へえ~…じゃあ、タカシがお姉ちゃんに勝ったら結婚してもいいって言うのね」
尊「うう…う………まあ…そういうことになるな……」
タ「…へ?」
尊「だから!その…もしも、万が一、お前が私に勝つようなことがあるなら…け…結婚を…考えてやらんことも無い(/////)」
妹「ふふふ…言っちゃったね」
タ「へ?へ?」
妹「…ヒソヒソ…お姉ちゃんって、好きな人の前ではどうしても素直になれないんだよね。だってこの前もさー…」
尊「うわああああ!ちょ、ちょっと待て琴音!」
妹「やばっ!逃っげろー!」

妹「ゼエゼエ…み…見たかタカシ…お姉ちゃんから逃げ切ってみせたよ…」
タ「…まあそれはいいとして。いったいお前は何を言おうと…」
妹「うん、たいした事じゃないんだけど…」
                                            ・・・・・・
妹「お姉ちゃんって素直じゃないところあるから結構難しいと思うけど…ま、頑張ってね。タカシお義兄ちゃん」
最終更新:2011年10月25日 17:16