524 :ツンデレと蚊(1/4):2006/08/24(木) 17:50:43 ID:naIt/5nk
「――なんか恐い目に遭わせたみたいだし……俺からのお詫び、ってことで」
『ふ…ふん、こ…今回だけは特別に…ゆ、許して差し上げますわっ……/////』ギュ
「っ、リ、リナ…?///」
『//////ぉ……お黙りなさいっ……』
この人を掴む自分の両腕に、精一杯の力を込める事で一応の復讐も完了。
「ぐ……く……苦し……!!」
『/////ふんっ……私を侮辱した罰ですわっ!!』スッ
「……ゼハッ、ゼハッ……、て、天使が見えた……」
『学の無い…。 神社で天使など見えるはずがありませんわ…』
「い、いや、感覚の問題だと思う」
『どちらにしても…私を置いて死ぬ事など許しませんわ』
「…はへ?」
『あっ…/////い、いえ、そういう意味ではなくて!! 今の状況をお考えなさいっ!///』
「今の状況……つまり、おんぶ」
『そそ、そ…そうです! おんぶしながら死んだりしたら、私の身が危険ですっ!!』
「………ていっ」
『きゃっ…!?』べちゃっ
『…あ、貴方っ!! 突然下ろすなんて一体何を考えt』
「プッ…ククク、…ほら、そうやって地面に座ってみりゃ分かる事もあるさ」
『え……?』
「よ…っと。」スッ
『ちょ…ちょっと、貴方まで一緒に座って……どうするおつもりなんですの?』
「リナは……お嬢様なんだよな?」
『い…いきなり何を?』
「お嬢様なんだよな?」
『と、当然そのように自負しておりますわ?!(なんですの?意味がわかりません…』
525 :ツンデレと蚊(2/4):2006/08/24(木) 17:51:09 ID:naIt/5nk
「お嬢様だって……誰が決めたんだろうな?」
『なっ…、何を言うかと思えば…。 そのような事、神野に生まれたからには当然です』
「でもそれって…小っさいころからそうやって育てられて来たからだろ?」
『…何が言いたいのです?』
「今こうして…俺と並んで地面に座って…、俺とリナに違いはあるかい?」
『……っ!?』
「もっと言うなら、裕福であれ貧乏であれ、同じ様に地面に座ったら…みんな一緒だよ」
『そ…それがどうしたと言うのです』
「じゃあ…もし仮に、こうすることでみんなが同じスタートラインに立てるなら…」
『……?』
「俺みたいなヤツでも……リナと…………」
『っ?!?!//////(そ、それは、その、つっ…つまりっ…!///////』
「……とか考えた俺はやっぱ、リナの言うように学が無いんだろうな…っははは」
『! タ…タカシさん…』
「…蛙の子は蛙。 埋めようとしたところで埋まらないものも、世の中にはあるしな」
『と…当然ですわ…』
「……本当はさ? 今日のお祭り、リナを誘うように頼んだの…俺なんだよ」
『え…っ』
「リナと…仲良くなりたくて。 友ちゃんに無理言って呼び出してもらったんだ」
『そ、そんな事は一言も…』
「口止めしたから…ね」
『そ、そうだったんですの……』
…なんというか、酷く肩透かしを食らったような気分ですわ…
あ…貴方という人を見る目が変わったと思った矢先に、そ…そのような…/////
「…………」
『…………』
せ…せっかくこれからいろいろな障害を乗り越えて…とか考えていましたのに、
じ…実は私が心変わりしたその時既に両想いになってしまっていたなどと…
526 :ツンデレと蚊(3/4):2006/08/24(木) 17:51:39 ID:naIt/5nk
「…………」
『タカシさん…』
「情けないねー、ちっとも男らしくない」
『そんな……。 …タ、タカシさん…?』
例え貴方がどのように思われていたとしても、私の心はもう…
…貴方の心が、こうすることで何か変わる…と、い…いいのですが…//////
「ん…?」
『///////……っ(キュッ』
「リっ……リナ!?」
『////////////』
は、恥ずかしいですから…何も言わずに…お、お願いしますわ…//////
わ……私のキスを受ける栄誉も、今だけは…ゆ、許して差し上げますの…で…/////
「リナ……」スッ
『ビクッ)んっ……!///////』
プーーーwwヘ√レvv~~wwヘ√レvv~~ーーー…ン チクッ
『ッ!!!』ピシャッ
「ん、ど、どうしたんだ?」
『もうっ…! 蚊が飛んできて私を刺したのですわ!』
「うわ…ホントだな、リナの血を吸ってたみたいだな…」
『…ぅ……、かゆい……かゆい…!……かゆいですわぁっ!?』
「…またそんな大袈裟に。 そんな蚊に刺されたくらいで…」
『だって痒いものは仕方ありませんわっ!? 大体私は…』
「はぁ…もう、はいはい…」ンチュ…ペロ…
『っっ!?!?////////////』
「これくらい、舐めときゃ治るから…これでいいだろ?」
『はゎ……ぁゎ……ぁぅぁぅぁ……//////////』
ああああああ貴方の、し、し、舌が……”ぺろっ”って、く、くすぐったくて…/////
ふっ…ふっ…ふとももなどとそそそそnのようにはし、はし、はしたな……///////
527 :ツンデレと蚊(4/4):2006/08/24(木) 17:52:07 ID:naIt/5nk
「ふう…。 ほら…これで少しはマシになっただろ?」
『//////////』
「……リナ?」
『あっ、いいいえっ! ま…まだ少し……その、痒い…ですわ……///////』
「……。 はいはい…」ペロッ
『んぅっ……//////////』
は…恥ずかしいのにっ…! こんな…//////ふにゃっ/////////
[――…あーいたいた、おーい、リナぁーーっ!]
『!!!!』
[タカシー! 探したおーーー!!!]
「!!!!」
※股間付近に顔をうずめているように見えるこの現状
[ちょっ……あ、アンタら、何して…///////]
[タ、タカシ……///// 性 欲 を 持 て 余 す ]
「あ…いや、ちち、違うぞ!? これは…その、な? リナっ!?//////」
『い……嫌ですわっ?! きゅ、急にヘンな事をしないで下さらないっ!?!?』バキャッ
「ちょルッスァ、な、なんd(ry」
[……あ、い、いいのよ?別に… その、私達も…ねぇ、山田?////]
[////あ…うん、別に冷やかすつもりじゃなかったんだけど……]
『へっ……? ……(チラッ』
「…………(グッタリ」
『い、いやあああぁあああぁあ(ry』
――やがて目が覚めた想い人に、精一杯の謝罪の念を込めながら…
お嬢様は「さっさと行きますわよっ!?…あなた/////」とか言って
ちゃっかり脳内結婚まで済ましていてしまったりするのだったとさ…――
蚊「べ…別にアンタが不憫だったからって、手助けした訳じゃないんだからっ!!
か…勘違いしないでよねっ!? 生きる為に血(ピシャッ)アッ…! ……と、刻が……」
最終更新:2011年10月25日 17:36