535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/29(日) 14:57:43 ID:0Mw94D8o
さて…明日は休みなわけですけどどうやって過ごしましょう…やっぱりタカシをデートに誘って…

『綺麗な夜景ですわね…』
『そうだね…でもリナのほうがもっと綺麗だよ…』
『嫌ですわ、タカシったら…』
『本当さ…なんなら証明してあげようか?』
『あっ…』

はぁ…素敵…でもタカシはそういうことを言う人間ではありませんものね…
さて…どうやって誘いましょうか…
「…リナってば!」
「きゃっ!?タ、タカシ!?」
「なんか考え事?」
「え、えぇ、まぁ、そんなところです」
「ふーん…」
あ、危ないところでしたわ…顔、にやけていたりしなかったでしょうか?
「まぁいいや。それよりさ、明日暇?」
「!?ま、まぁ特に用事はありませんわね」
え、こ、これってひょっとして…
「よかった…そ、それならさ、一緒に映画でもどう?山田がチケットくれたんだけどペアチケットだからさ…」
や、やっぱり…タカシからデートの誘い…
「…駄目かな?」
「へっ!?ま、まぁ家でだらだらとしているよりは有意義そうですわね!」
「じゃあ…」
「か、勘違いしないように!あくまで他に用事がなかったからでそうでなければ誰が貴方の誘いなんか…」
…私の馬鹿。タカシからの誘いなら例えどんな用があっても最優先なのに…
「それでもいいよ。ありがとう」
「あっ…」
…こんな私にも…貴方はいつでも優しくて…だから…話すたびにもっともっと好きになって…
「そ、それで全部ですか?」
「うん。ごめんね、時間とらせちゃって」
「い、いえ。そ、それでは」

「はぁ…」
デート…ですか…タカシに誘われていくのは初めてかもしれませんね…いつもは私が荷物持ちとか…適当な理由をつけて誘ってましたから…
「もっとも向こうは今までのはデートだなんて思ったことはないでしょうけど…はぁ…素直になりたい…」
最終更新:2011年10月25日 17:37