538 :『嫐』も読めないから色々調べるツンデレ(1/4):2006/11/08(水) 18:36:50 ID:naIt/5nk
『ザッ…)…ご機嫌よう、タカシさん』
「やあリナ。 昨日の漢字の読み方は分かったのかい?」
『ふふん……抜かり無く、ですわっ!』
「ふーん。 じゃあ早速だけど、教えてよ」
『……宜しいですわ。 聞いて驚きなさい、『嬲』の読み方はさn(激しく規制)ですわっっっ!!!!』
「…………。」
『ゼェ、ゼェ……い、如何ですっ?! 私に分からない事などありませんわっ!』
「……”なぶ(る)”な。 聞いてて顔が赤くなるような発言は控えて欲しいとこなんだが」
『……へっ!? な、なぶる!?』
「お嬢様が”さn(ry”とか公衆の面前で言うもんじゃないよ。 ……お嬢様じゃなくてもだけど」
『そっ……、そんなバカなっ……!!』
「とりあえず、不正解。 貸しの話は無しだよね?」
『な、納得いきませんわっ! あ、あんなにも一生懸命考えましたのにっ…!』
「一生懸命考えたんだ?」
『っ//////い、今のは空耳というものですわっ!! べ、別に調べたりしていませんっ!!/////』
「まー、いーけどね。 じゃあ名誉挽回のチャンスをあげるよ」
『な、なんですかそれは! 貴方のような人がこの私にチャンスをあげるなどと、図々しいにもほd』
「いらない?」
『dがっ……、……い、頂いてあげても構いませんわっ!』
「素直に、ね。 ……はい、コレ。 この『嫐』って漢字」
「納得するのは苦痛ですが……い、いいでしょう、また明日にお答えして差し上げますわっ」
「結局明日になるんだなw」
『/////お黙りなさいっ!! 今回こそはちゃんと教えて差し上げますわっ!!』
「じゃあ楽しみに待ってるよ」
『み、見ていらっしゃいっ……!!』タタタタッ…
「……行ったか。 ってか、出題した俺が知らない訳ないじゃん……―――」

539 :『嫐』も読めないから色々調べるツンデレ(2/4):2006/11/08(水) 18:37:53 ID:naIt/5nk
タタタタタ… ガチャ バタン!
『そこなメイド! 今すぐ私の部屋にいらっしゃい!』
「え、私ですかぁ…?」
『他に誰がいるというのですっ!? いいから早く来なさいっ!!』グイグイッ
「ふゃ……、で、でもまだお掃除のお仕事がぁ~……」
『い ー か ら 来 な さ い ! !』
「あ……ぅあああぁ~~……」

……パタン -☆

『……さて、ここへ連れてきたのは他でもありません』
「ふ、ふえぇっ……」
『しゃんとしなさいっ! ……いいですか、この漢字の読み方を教えて欲しいのですわ?』
「ぇ……こ、この難しそうな漢字ですかぁ…?」
『……分かりませんの?』
「普通読めませんよぉ、こんな漢字……」
『では私と一緒にお考えなさい。 文字は意味を表すもの。 この文字にも、きっと何か意味が…!』
「意味、ですか……」
『…………』(もんもんもんもん…)
「…………」(もんもん(ry

↓以下(ry
『――……来ましたわね、メイド。』
「ふ…ふえぇっ?! な、なんでお嬢様がここにっ!?」
『妄想の共有など……私にとっては簡単な事です。 それよりも、準備は宜しくて?』
「い、…一体何をなさるおつもりなんですかぁ……?」

540 :『嫐』も読めないから色々調べるツンデレ(3/4):2006/11/08(水) 18:38:45 ID:naIt/5nk
ゴソゴソ…
『……これが何かお分かりになりますかしら?』
「そ、それはっ…! お嬢様の寝室に鍵付きでしまってある”別府さん人形(等身大)”!」
『早速この文字の意味するところを体現してみましょう』
「ふぇ…、と、ということは…つまり……?」
『……アナタ、そちら側からこの人形を激しく抱きしめなさい』
「そ、そんなことっ…?!」
『特別に許可します。 ……でもいいですか、今回だけですわよ?』
「い…今まで勝手にこの人形に触れた先輩達が次々と長期休暇になったという…伝説の人形…!」
『話を聞いていますの? ぶつぶつ言わずにさっさとなさい!』
「す、すいませんお嬢様、ぃっ……命だけはっ……!」
『特別に許可すると言っています! 人聞きの悪い!! …ほら、早くしなさいっ!』
「は、はいぃっ…!」ギューーッ…
『……(ムカッ)……、……コ、コホン。 …では続いて私も……』ギューーーッ…

「…………」
『…………』

「……あの、お…お嬢様? ……これで何が分かるのでしょうか……?」
『……成る程。 良く、分かりましたわ……』
「お、お嬢様…?」
『もう結構です。 お離しなさい。 ……ほら、早く離すのですわっ!!!』
「ふ、ふええぇっ…」
『この文字にも、恐るべき意味が込められていましたのね……―――』

541 :『嫐』も読めないから色々調べるツンデレ(4/4):2006/11/08(水) 18:39:55 ID:naIt/5nk
そして。

「――よお、リナ。 どうだった? 昨日の漢字の答え」
『……どうもこうもありませんわ? 私、文字というものの奥ゆかしさを知りましたもの』
「…? そんな漢字だったっけ? まぁいいや、で…答えは?」
『ズバリ。 ”しっとするりな”です。 間違いありません』
「…………ハァ?」
『二人の女性に挟まれる形の男性…。 我が身に置き換えて考えましたところ……』
「あ…いや、まずその時点でおかしいんじゃないかと…」
『二人の女性に言い寄られる貴方の情けない顔が浮かびまして。』
「ああ、なるほ……って、ぇあ?」
『鼻の下なんてお伸ばしになられておりまして、憎々しいったらそれはもうっっ!!』
「ちょ…リナ?」
『私が一番!! 貴方の事を想っているというにもかかわらずっ!!!/////』
「な…何の話?」
『あのような小娘にうつつを抜かすなんて憎憎憎憎憎憎しいっっっっっ!!!!!!!!!』
「えーと。 ……リナ?」
『////かくなる上はっ! 私も神野のプライドをかなぐり捨ててでも、貴方を我が物としてっ/////』
「なんか、話がぶっ飛んでないか?」
『////心配要りませんわっ!? 例の小娘はぶっ飛んで頂きましたものっ!!//////』
「ちょwwwww何の話だよwwwwwww」
『……さぁ、後は……』ジリ… ジリ…
「ちょ……リナ、ちょっと待って……いや、マジヤバイtt―――」

                                             ワッフルワッフル。
最終更新:2011年10月25日 17:37