624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/06(金) 13:23:15.34 ID:ltIc/1iyO [7/25]
纏「ふぅ……よい天気じゃ。日光浴には持ってこいじゃな」
男「おっす、纏。遊びに来たぞ」
纏「おう、タカシ。こちらへ来い」
男「お邪魔します……はぁ」
纏「主も、縁側で落ち着くのが好きかえ?」
男「うん。なんかこうしてると、纏と老夫婦にでもなった気分だ」
纏「またつまらぬことを。儂は主と夫婦なぞ御免じゃぞ」
男「…お? なんだこの猫。どっから入ってきたんだ?」
纏「近所の猫じゃ。最近、儂の家で日向ぼっこしていくのが日課になっているようじゃの」
男「あっ! こら、猫助。勝手に纏の膝に座るんじゃない。そこは俺の特等席だぞ」
纏「何を言っておるか。儂の膝は猫以外に使わせたことはないぞ」
男「よし、それじゃあこうしよう。左の膝はお前のもの、右の膝は俺のものだ。それでいいな?」
纏「こ、こりゃタカシ。人の膝に頭を乗せるな!」
男「だってもう契約成立しちゃったもん。ほら、猫だって」
纏「お主も、律儀に右膝をタカシに譲らんでよい!」
男「ん~……暖かくてすげぇ気持ちいい……」
纏「そこでそのまま寝るでないぞ? 寝たらその顔引っ掻くからの?」
男「……Zzz」
纏「言ったそばからか!……全く、これでは落ち着いて日光浴なぞ、出来ぬではないか」
纏「……」ナデナデ
最終更新:2011年05月10日 01:04