487 :1/10:2009/08/16(日) 12:48:29 ID:ivh0CrsA
ドーン……
「ん? 何の音だ?」
『花火でしょう。今日は河川敷で花火大会がありますから』
「あ? そういえば今日だったっけか。すっかり忘れてたな」
『タカシ様。タカシ様が花火に興味のある無しは私の関与すべきことではありませんが、
この花火大会は別府グループもスポンサーとなっているはずです。将来、継ぐべき会社が
スポンサーとなっているイベントには、少しは興味を持たれた方が宜しいのではないかと
存じ上げますが』
「それくらいは分かってるって。日にちをうっかり忘れてただけで」
『それは失礼致しましたが、タカシ様は日頃から、別府家の事にイマイチ関心が薄いよう
に思われましたので』
「芽衣の心配は分かるけど、一応、勉強はしてるって。そっか。今日、花火か……」
『花火に興味がおありですか? でしたら、マンションの屋上からも良く見えますし、今
からでも準備致しますが』
「いや。せっかくだし、見に行ってみようかなと。芽衣も一緒にさ」
『は……? わ、私も一緒に、ですか?』
「ああ。考えてみれば、屋上から見たことはあるけど、実際に参加した事って一度も無かっ
たし。いい機会だし、行ってみようかなと」
『タカシ様がどうしてもと言うならお止めは致しませんが…… ただ、今から行っても席
などないと思いますよ。もっと早く言って下されば、桟敷席くらいご用意出来ましたのに、
無計画にそのような事を仰らないで下さい。大体、私にだって仕事の都合がありますのに』
「いいじゃん。その方が、庶民感覚になれるし。まあ、芽衣には申し訳ないけどさ」
『本気で申し訳なく思っておられるのでしたら、同じような事を繰り返さないで頂きたい
ものです。いっつも、外出にせよ何にせよ、急に話を持って来られるので、私としても対
応に困ります』
「だから悪かったって。でも、とりあえず一緒に来てくれるんだろ?」
『……それは、まあその……タカシ様のご命令ですもの。致し方ないじゃありませんか』
「よし。ならちょっと待ってて」
488 :2/10:2009/08/16(日) 12:48:52 ID:ivh0CrsA
『タカシ様。行くなら早くしないと。花火の時間は大体二時間なんですから、うっかりし
ていると、終わってしまいますよ』
「まだ始まったばかりだし大丈夫だろ。それより支度しないと……と、あったあった」
『あった、って……何をお探しになっておられたんですか。タカシ様は』
「ああ。これ」
『これって……浴衣ですか? しかも、女物の……』
「うん。前に芽衣にも会って貰ったデザイナーの一色さんに、芽衣に似合う浴衣を特注で
作って貰ってたんだ。一度はこういう機会があるかと思ってさ」
『わっ……私に内緒で、勝手にこういうものを注文しないで下さいっ!! てか、いくら
掛かったんですかこれ。決して安くはないでしょうに……』
「いや。知り合いの誼だって事で、かなり安くして貰った。俺のもセットで作って貰った
んだけどさ。ついでに、芽衣の写真を取って送ってくれればさらにおまけしてくれるって」
『なっ……何で私の写真なんですかっ!! 意味が分かりませんっ!!』
「いや。そりゃデザイナーとしては、イメージするモデルが実際に着用した姿をみたいだ
ろ? 今回は試着なしなんだし。もちろん、俺の分も送るけど、俺はもうオッケーしたし」
『……ど……どうしてタカシ様は、私に内緒で勝手なことばかりなさるんですかあっ!!』
「そりゃ、祭りともなれば、芽衣にも浴衣くらい着させてあげたいし、かといって、芽衣
にそんな事言っても、メイドにそんな贅沢は必要ありません。せいぜい普段着で十分です、
とか言いそうじゃん。だから黙ってたんだよ。まあ、それに驚かせたいってのもあるけど」
『……それについては返す言葉もありません。ですが、どちらかといえば、後者の方が本
音ではありませんか? タカシ様』
「いや。まあ、五分五分かな? まあ、どっちにしろ着てくれるんだろ? 早くしないと、
本当に花火大会終わっちまうし」
『もう、分かりました!! 着れば宜しいのでしょう、着れば!! 貸して下さいっ!!
全くもう、タカシ様のバカ!!』
「芽衣ー? まだかー?」
『もう少しですからっ!! そう急かさないで下さいっ!!』
「そうは言っても、もう30分くらい経ってるんだけど……」
489 :3/10:2009/08/16(日) 12:49:17 ID:ivh0CrsA
『着ろって仰ったのはタカシ様でしょう。すぐ参りますから黙ってお待ちになって下さいっ!!』
『(ああ、もう……ただでさえ、急がなくてはならないというのに、タカシ様がどんな反応
をなさるのかと考えると、余計に緊張してしまって……あ、また失敗した。この帯の結び
方が……もう……よし、こんなもので。後は、タカシ様の前で緊張しないように……スー、
ハーッ……スーッ……ハーッ……)』
『タカシ様』
「ん? 準備出来たか?」
『えっと……あ、はい……』
「よし。それじゃあ行こうか。会場まではゆっくり行っても20分もあれば着くし、少しは
花火も堪能出来るだろ」
『そ、そうですね。それでは、参りましょうか……』
『(……タカシ様、何も仰らなかったな。も、もちろんそんな、褒められるなんて期待して
はいけないんでしょうけど……でも、何か拍子抜けというか……)』
「どした、芽衣」
『なっ……何でもありません。すぐ行きますから、急かさないで下さいっ』
『……ハァ……』
「うわ。凄い人だなこりゃ」
『花火大会なんて、混雑して当たり前です。庶民感覚に親しみたいと仰られたのはタカシ
様ですよ』
「いや、そりゃそうだけど、こりゃ前に進むのも一苦労だな」
『お一人で先に進まないで下さいよ。一応、私はお目付け役兼ボディーガードなんですか
ら。はぐれたりしたら困ります』
「そういう事なら芽衣。手、貸して?」
『え……? い、嫌です!! どうせまた、はぐれない為に手を繋ごうとか仰るんでしょ
う? その……お、お断りです!!』
「何で? はぐれないようにするなら、それが一番確実だろ?」
『タカシ様が注意してくださればそれで済むんです!! いちいち手を繋ぐ必要などありません』
490 :4/10:2009/08/16(日) 12:49:40 ID:ivh0CrsA
「そっか。芽衣は、俺と手を繋ぐのも嫌なほど、俺の事を嫌ってるのか。なら、仕方ない
な。今度家に帰ったら親父に相談して――」
『なっ……何でそのような事仰るんですか!! べ、別にその私はタカシ様の事を嫌って
るとまでは言ってないじゃないですか。たかが手を繋がないくらいで、そんな……』
「じゃあ、何で手を繋ぐくらいでそんなに拒否反応示すのかな? 普通の主従関係だった
ら、むしろ必要とあらば、メイドさんの方から手を差し伸べてもいいんじゃない?」
『そ、それは…… た、単に今はそこまでする必要はないかなと思っただけで。タカシ様
も子供じゃないんですから……』
「そんなの、大人になったからといってはぐれないとは限らないじゃん。まあ、普通の人
なら大体、はぐれてもまたすぐに落ち合えるってだけで。でも、芽衣はそういう訳には行
かないんでしょ?」
『そ、それは無論です。人込みの中、タカシ様に万が一の事があってはなりませんし、片
時もお傍を離れる訳には……』
「だったら、ほら。手、繋いだ方が確実だって。それとも、もしかして俺と手を繋ぐの、
恥ずかしいとか?」
『んなっ!? バッ……バカな事を仰らないで下さい!! 手を繋ぐのが恥ずかしいとか
そんな、女子中学生とかじゃあるまいし……』
「なら、手くらい繋いでも大丈夫だろ? ほら」
『う…… わ、分かりました……』
ギュッ……
『(うぅ……こんな人込みの衆人環視の中でタカシ様と手を繋いで歩くなどと……万が一、
知り合いにでも見られたらどうしよう……)』
「芽衣」
『ひゃ、ひゃいっ!?』
「ん? 何変な声出してんの?」
『何でもありませんっ!! び……ビックリさせないで下さいっ!!』
「普通に声掛けただけだけどなあ…… ま、いいや。それより何か買おうぜ。何がいい?」
『何かって……そんな無駄遣い出来ません。そもそも、夕食だって一応下ごしらえまでは
済ましてますから、帰ったらちゃんと作りますし、こんな所で添加物満載の食べ物を買う
必要ありません』
491 :5/10:2009/08/16(日) 12:50:13 ID:ivh0CrsA
「まあそう言うなって。それじゃあ、わたあめと飲み物くらいにしておくか。芽衣も買う
だろ? 俺が無理言って連れ出したんだし、俺が金払うからさ」
『飲み物はともかく、わたあめは要りません。あんな砂糖菓子、太るだけですから』
「そんな事言うけど、本当はちょっと食べてみたいとか思ってない?」
『思ってません!! 何でそんなにしつこく絡むんですか。いい加減にしないと怒りますよ』
「いやいや。芽衣がムキになる時って、意外と本音を隠したがってる時が多い気がしてさ。
というか、普段がもっと冷静なだけに」
『べ、別にムキになってなんかいません!! タカシ様が変な絡み方するから、ちょっと
ムッとしただけです』
「人間って、自分の事は分かんないものだよな。まあ、これは俺にだって言えることだろ
うけどさ」
『じゃあ、タカシ様は、私が気が付かないうちにムキになって断っていたと、そう仰りた
い訳ですか?』
「まあまあ。そう喧嘩腰になるなって。せっかくの花火大会なんだしさ。まあ、絡んだ俺
が悪かったんだけど、それについては謝るから。な?」
『う…… あ、頭下げないで下さい。その……私の方こそ、失礼しました。とにかく、私
の分は結構ですから、タカシ様はご自分で、買いたい物を買ってらしてください』
「分かった。それじゃあ、ちょっと待ってて」
~ここまで、掲載済み分~
492 :6/10:2009/08/16(日) 12:50:34 ID:ivh0CrsA
「はい、お待たせ」
『お待たせって……また、随分大きいわたあめを作って貰いましたね……』
「ああ。おじさんがさ。彼女さんの分と二人分だって、サービスしてくれたんだよ」
『彼女さんって……だっ……誰の事ですか…………』
「そりゃもちろん、芽衣の事だろ」
『!!!!!!(////////////) な……な……何を言ってるんですかっ!! あ……有り得ま
せん!! タカシ様と私が、その……そんな……彼女だなんて……』
「でも、傍から見ればそう見えるだろ。同じくらいの年頃の男女が、二人っきりで花火大
会に来てればさ。それに、たかだかわたあめ屋のおじさんにいちいち説明する必要も無いし」
『そ……それはそうですが、その……やっぱりダメです!! そんなの、お、恐れ多いと言うか……』
「そうでもないだろ。ある意味、俺らってお忍びで来てるようなもんなんだし。主従関係
が正体をバレないように偽装カップルになるなんて、物語じゃよくある事だろ?」
『物語って……これは現実です!!』
「はいはい。でも、実際カップルに見られた方が変に干渉されずに済むから都合良い訳だ
し、彼女役って事でいいんじゃないか?」
『かっ……彼女役って…… そ、そんな事私には――』
「無理? 俺の彼女役を務めるのは嫌?」
『うっく……ひ、人の言葉を先取りして言うなんて卑怯です。そ、それに、嫌とまでは言っ
ておりませんし……』
「俺としては、芽衣の自由意志に任せたいんだけどな。どうする?」
『……わ、私はその……タカシ様の、そう言うところが嫌いです。自由意志だなんて……
変に優しさ見せないで下さい』
「それじゃ、芽衣は命令された方がいいのか? 恋人役になれって」
『……いっそ、その方がスッキリします』
「じゃあ、命令。家に帰るまで、芽衣は俺の彼女役って事でいいな?」
『……かっ、かしこまりました。ご命令、謹んで承ります……』
『(どうしよう……自分から、したいなんて言えなくて、タカシ様に命令して貰っちゃった
けど……でもやっぱり、恥ずかしい……)』
493 :7/10:2009/08/16(日) 12:50:54 ID:ivh0CrsA
「よし。それじゃ行こうぜ。ちょっとわたあめ食べながら会場見て回って、飲み物買って、
花火の見えるところを探そう」
グイッ!!
『ちょ、ちょっとタカシ様!?』
「ん? どした、芽衣」
『その……手の握り方……さっきまでと違……』
「ああ。こうやってさ。指と指を交差させた方が、恋人っぽくていいだろ? それとも、
腕とか組んだ方がよりらしいかな?」
『い……いいです……じゃなくて、結構です!! そ、そこまで親密さを演じる必要なん
てありませんからっ!!』
「まあ、そう言うと思ったから、恋人つなぎにしたんだけどな。これくらいなら、自然だろ?」
『う……まあ……』
『(というか……これでも全然恥ずかしいんですけど……)』
「はい、芽衣」
『え!? な、何ですか?』
「わたあめ。少しくらいなら食べるだろ? ほら」
『い、いえ。ですから私はその……』
「一口二口でもいいよ。俺一人じゃ、さすがにこの量全部は無理だけど、まあ、余ったら
捨てればいいし」
『す、捨てるなんてそんなもったいない事出来ません!!』
「芽衣ならそう言うと思ったよ。ほら」
『わ、分かりましたからそんな、近付けないで下さい。っていうか、自分で持てますから』
「いいよ。俺が持ってるから」
『う…… ホント、頑固なんですから……』
はむっ……
「どう? 美味しい?」
『……凄く甘いです。口の中でほわっ、と溶けるような感じで……』
「どれどれ? 俺も一口――」
『あっ……』
「ん? どうかしたのか?」
494 :8/10:2009/08/16(日) 12:51:16 ID:ivh0CrsA
『い、いえ。な……何でもないですから。その……どうぞ、お気になさらず……』
「変な奴だな。全く」
『へ、変とか言わないで下さいっ!!』
「ハハッ……ゴメンゴメン」
はむっ……
「うん。確かに芽衣の言うとおり、甘さが口いっぱいに広がるな」
『(……間接キスしちゃった…… ううん。まだ、同じトコに口は付けてないけど、でも、
いずれは……)』
「はい。芽衣、もう一口」
『え? あ……は、はい……』
はむっ……
「うん。やっぱり雰囲気出るよな。祭りにわたあめってさ。ん、どうした、芽衣? 芽衣?」
『にゃっ!? な……何ですかもうっ!!』
「いや。話し掛けても無反応だったからさ」
『そ、それは申し訳、あ……ありません。け、けどその……い、今はちょっと話し掛けな
いで下さい!!』
「そ、そうか。分かった。じゃあ、俺からは話し掛けないからさ。何かあった時は、芽衣
の方から声掛けてくれ。な」
『(あ……タカシ様が、また一口…… で、今度は私が…… もう、こんな風に間接キスし
合うなんて……心臓……ドキドキしすぎて……破裂しそう……)』
「芽衣。この辺とかどうだ?」
『え? な……何が、ですか?』
「花火見るの。座る場所はちょっと無いけど、もうラスト10分ちょいだし、立って見ても
大丈夫だろ? それとも、芽衣は座って休みたいか?」
『いえ。大丈夫です。いくら、その……彼女役だからといって、そこまで気にして貰わな
くてその、結構ですから。メイドたるもの、このくらいのことで疲れたりとか致しません』
「そっか。じゃあ、ここで見るか」
『はい』
495 :9/10:2009/08/16(日) 12:51:39 ID:ivh0CrsA
ドドーン!! パラパラパラ……
「最後が近いせいか、景気のいい大きいのが打ち上がってるな」
『……はい。とっても綺麗です……』
「芽衣。ちょっと、そのまま動かないで」
『え?』
パシャッ!!
『キャッ!? ちょ、ちょっと。何をなさったんですか? タカシ様』
「何って、写真。一色さんから芽衣の浴衣姿を撮って送ってくれって頼まれたって言った
ろ? だから、撮っておこうと思って」
『だ、だからって、何も今、その……こんな所で撮らなくても……』
「いや。芽衣の浴衣姿見た時からさ。これは絶対、花火に照り映えてる姿が一番美しいん
じゃないかって思ったから」
『な……何を仰るんですか!! その……う、美しいとか、訳の分からない事言わないで
下さいっ!!』
「でも、撮ってみたけどバッチリだったぞ。見てみろよ」
『い、いいです!! 自分の写真とか見たくありません!!』
「まあ、そう言わずにさ。ほれ、綺麗だろ?」
『う……べ、別に特別そんなこと……普通ですから……』
「芽衣がそう言うなら、そうかも知れないな」
『え?』
「でも、俺には、とても綺麗に見えるよ。もちろん、写真よりも本物の芽衣の方だけどね」
『!!!!!!(//////////////) お、おからかいにならないで下さいっ!! もうっ!!』
「からかってなんていないって。芽衣が信じてくれなくても、俺は本気で、そう思ってるから」
『~~~~~~~っっっっっ!!!!!(////////////////)』
ドドドドド……ドンドン!! パラパラ……ヒュ~~~~ドドーン!!
「ほら。最後の連発、始まったぞ」
『ちょ……い、いきなり話題変えないで下さいってば!! もう……』
「ああ。スマン。でも、綺麗だな……」
『え?』
「ああ。花火の事だよ。これだけ一斉に打ち上がると、見ごたえあるなって」
496 :10/10:2009/08/16(日) 12:52:53 ID:ivh0CrsA
『わ、分かってます!! そんな……私はそこまで自意識過剰じゃありませんから……』
「でも、芽衣も綺麗だよ」
『ううううう…… も、もうそれは言わないで下さいっっっっ!!!!(//////////////)』
「また、来年も一緒に来ような?」
『え?』
「っと……い、いやその……こうして二人でさ。また、こうやって花火見に来れたらいい
なって…… 桟敷席とか、特別扱いじゃなくて……」
『……その、タカシ様が、そのようにご命令なさるのなら……私は、お供致しますが……』
「違うよ、芽衣」
『え?』
「そんな風に、いろいろ付けなくても分かってるからさ。だから、芽衣はただ、『はい』っ
て一言だけ、言ってくれればいいんだよ」
『え、あ……その……分かりました……』
「それじゃ、もう一回言うぞ」
『え、と……はい……』
「来年も、その……二人で、一緒に花火、見に来ような。芽衣」
『…………は……はい……』
「うん。ありがと」
『へ、変にお礼とか言わなくていいです!! 私は、その……どこでも、お供致しますか
ら……』
『(でも、来年も花火大会に誘って頂けるなんて……来年もまた、こうして、二人っきりで、
恋人みたいに…………嬉しいです。タカシ様……(/////////////))』
終わり。
半分残したままとか消化不良すぎて我慢ならなかった。
最終更新:2011年10月25日 19:34