508 :1/4:2009/08/20(木) 09:53:52 ID:???
  • ツンデレと我慢大会

タ「今日も暑いな。アイスでも食うか」
ち『ふっ・・・これだからタカシは・・・我慢が足りない』
タ「何とでも言え。この暑さに比べれば、ちなみの文句など取るに足らな・・・な、何!?」
ち『うるさい・・・もっと静かにしろ・・・タダでさえ暑いのに・・・余計に鬱陶しい』
タ「お、お前!冷凍庫のアイスどうした?」
ち『・・・さぁ?』
タ「さぁ?って・・・つか、あんなにあったのに全部食べたのかよ?」
ち『私は食べてない・・・アイスが・・・私の口の中に入りたいって・・・だから・・・入れてあげた』
タ「つまり食べたって事か。一番我慢が足りないのはお前じゃないか」
ち『む・・・聞き捨てならない・・・タカシにバカにされた』
タ「事実そうだろ?ったく、人の家に来て冷蔵庫を漁るとは意地汚い」
ち『タカシのモノは・・・私の物・・・私の物は・・・私の物・・・ぶぃ』
タ「ぶぃ、じゃねーよ!その考えからして、我慢ができない人じゃないか」
ち『タカシこそ・・・忍耐力ないくせに・・・人の事言えない』
タ「ちなみよりはありますー残念でしたー」
ち『むかー・・・だったら・・・勝負・・・』
タ「おう、夏恒例の我慢大会だな?」
ち『負けた方が・・・勝った方のいう事を・・・何でも聞く・・・』
タ「有効期限は夏休み中だからな?」
ち『おーけー・・・それなら・・・勝負開始・・・』

タ「まぁ、エアコンを消すのは分かるとして・・・」
ち『もうギブアップ?・・・ふん・・・他愛もない』
タ「違うよ。普通、ストーブとかコタツとかだして、鍋焼きうどんとか食べるんじゃないの?」
ち『そ、そんなの・・・電気代の無駄・・・あと・・・食べ物は粗末にしちゃ・・・だめ』
タ「まぁ、そうだな。それで・・・その代りに、抱き合うと言うのはどうかと」
ち『じ、時代は・・・エコ・・・これならお金は掛からない・・・十分暑いでしょ?』

509 :2/4:2009/08/20(木) 09:54:23 ID:???
タ「た、確かに。この暑い中、こうしてるだけでも暑いな」
ち『先に・・・離れたほうが・・・負けだからね?』
タ「分かったよ」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『(勢いでこんな事しちゃったけど・・・やっぱり・・・恥ずかしい・・・///)』
タ「(やべぇ、こんな展開になるとは。つか、ちなみ・・・すっごく柔らかいし良い匂い)」
ち『(はしたない娘だと・・・思われちゃったかな?・・・こんな事するの・・・キミだけだよ?///)』
タ「(くっ・・・静まれ俺の息子。今ここで失態を晒してみろ、即負けになっちまう)」
ピーンポーン
ち『!?』
タ「だ、誰か来た・・・出ないと」
ち『だ、ダメ・・・新聞の勧誘とか・・・そういうのかも・・・とりあえず・・・相手の確認』
タ「そうだな・・・はい、どちらさま」
宅「宅配便です」
タ「宅配?そう言えばネットでCD買ったんだっけか」
ち『そういうの・・・ちゃんとお店に行って買え・・・まったく・・・すぐに楽しようとする』
タ「廃盤なんだか売ってないんだよ」
ち『言い訳するな・・・ほら・・・早く・・・』
タ「お、おう」

ガチャ
宅「ここに判子・・・おぉ!?」
タ「あ、あのコレは気にしないで下さい。罰ゲームみたいなものなので」
ち『で、でないと・・・こんな奴と抱き合うなんて・・・ありえない・・・勘違いするな』
宅「は、はぁ・・・(このバカップルがぁ・・・リア充氏ね)」
タ「はい、コレで」
宅「確かに。ありがとうございました」

510 :3/4:2009/08/20(木) 09:55:00 ID:???
タ「ふぅ、まさかこんな生き恥を晒す事になるとは」
ち『全部・・・タカシのせい・・・はぁ・・・人生の汚点・・・黒歴史・・・』
タ「受け取る時くらい、離れれば良かったじゃないか?」
ち『そうやって・・・私の目を盗んで・・・涼む気だったんでしょ?魂胆・・・見え見え・・・』
タ「そこまで卑怯なことしないよ」
ち『・・・』
タ「どうした?」
ち『タカシ・・・汗いっぱい・・・ベタベタ』
タ「今ので変な汗かいたからなぁ。つか、ちなみも汗かいてるだろ?」
ち『わ、私は・・・汗かかない・・・アイドルだもん』
タ「意味分からねーよ。ほら、額に髪の毛くっついてるぞ?」
ち『こ、これは・・・うぅ・・・』
タ「ちょ、こっちに擦り付けるな」
ち『わ、私の汗は・・・綺麗だから・・・いいの!』
タ「誰も汚いとか言ってないだろ?何、そんな事気にしてたの?」
ち『た、タカシみたいに・・・デリカシーない人じゃないもん・・・女の子だし・・・気になるんだもん』
タ「じゃぁ大丈夫だよ。俺は女の子に変な幻想抱いてないから」
ち『な、なら・・・良いけど・・・』
タ「・・・ペロ」
ち『ひゃっ!・・・な、何を・・・!?』
タ「いや、水分補給になるかなって・・・あはは」
ち『むー・・・ずるした・・・わ、私も・・・』
タ「こ、こら、やめ・・・あはは、くすぐったい」
ち『うぇ・・・しょっぱい・・・』
タ「ちなみのは何も味しなかったけどなぁ」
ち『綺麗だもん・・・そんなの・・・当たり前・・・』
タ「そろそろ始めて1時間か・・・ん?」
ち『どうしたの?』

511 :4/4:2009/08/20(木) 09:56:08 ID:???
タ「い、いや・・・な、何でも・・・」
ち『・・・?タカシの視線の先・・・私の・・・ぇ・・・あっ・・・嘘!?』
タ「流石に汗で服もぐっしょりだな」
ち『み、見るなぁ!バカぁ(////』
むぎゅー
タ「ちょ、ちょっとキツイって」
ち『こ、こうしないと・・・見えちゃうもん・・・タカシのえっち・・・変態・・・痴漢(///』
タ「この体勢で、今更痴漢はないだろ」
ち『うぅ・・・見られた(///』
タ「夏らしい、水色だったな」
ち『い、言うなばかぁ(///』
タ「あはは・・・は・・・」
ち『うー・・・?何か・・・変なの当たって・・・』
タ「し、しまった!?」
ち『・・・変態(///』
タ「しょうがないだろ?あんなの見ちゃったし・・・この体勢だってずっとだし」
ち『やっぱり・・・タカシの方が我慢できない人・・・これで証明された』
タ「これは無しだろ?生理現象なんだから、自分の意思じゃないし」
ち『ダーメ・・・大体・・・女の子に・・・こんなの押し付けてる時点で・・・セクハラ・・・失格だもん』
タ「ちぇー、そうかよ。はいはい、負けました」
ち『ふふん・・・さて・・・何をしてもらうかな・・・』
タ「っと・・・離れないの?」
ち『・・・こーふんしてるの・・・タカシだけだと思うの?』
タ「ちなみ」
ち『じゃ・・・チャンスをあげよう・・・次の勝負・・・ルールは・・・言わなくても・・・OK?』
タ「こっちの我慢大会なら負けないぞ?」
ち『ん・・・それじゃ・・・勝負・・・開始だよ』


(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
最終更新:2011年10月25日 19:36