549 :「旅行文集」1/2:2009/12/22(火) 20:45:35 ID:viiFzbKE
----------------------
修学旅行の思い出
B組30番別府 たかし
古いPCの頭の悪い変換にイライラしながらこの文章を書いているのが12月、修学旅行からはかなり日がたってしまっているので、詳しい日取りなんかは半分忘れかけているんですが、この修学旅行ではけっして忘れられない思い出を作ることができました。
というのも…
----------------------
…とここまで書いて、こんな文を旅行文集に載せられるはずがないことに気がついた。
なら…ラブレターにしてしまおう。
提出率の低いらしい文集はそっちのけにしてもいいだろうし。
この手紙をメールで受け取った時のちなみの表情を想像しながら続きを書く俺だった。
550 :2/2:2009/12/22(火) 20:45:59 ID:???
なんなんだろうあのバカは…
こっぱずかしいラブレターをメールで送りつけてきた彼氏…なんだろうな…のしたり顔を思ってため息を吐いた。
嬉しくないことはまったくないが、こんなにもあからさまに好意を示してくるアイツに腹が立つ。
私もあれぐらい素直になれたら、もっと近づけるのに…
だって今まで恋人らしいことをしたのってあの修学旅行の最後の夜だけ…
そのときのことを思い出すと今でも顔が熱くなる。
またあのときみたいに…抱きしめて欲しいな…
そうだ、文章でなら…
何を血迷ったのかと自分でも半分あきれながら「旅行文集」の原稿を書き始める私だった。
最終更新:2011年10月25日 19:39