554 :1/2:2010/01/02(土) 09:45:44 ID:fdrIIMYw
(自炊)ツンデレに明けましておめでとうって言ったら

『さむっ…… 洗い物してたらすっかり体が冷えてしまいました。早くこたつに入らないと』
「あ、姉さん。明けましておめでとう」
『え?』
「いや、もう12時過ぎたからさ」
『あ、そうですね。明けましておめでとう、タカシ。と言っても余りおめでたくありませんけど』
「は? おめでたくないって何で?」
『だって、タカシの顔を見ながら年越しなんて、おめでたいわけないじゃないですか』
「新年早々から毒舌かよ。てか、毎年の事じゃん。何を今更」
『ええ。ですから私は、おめでたいお正月なんて一度も迎えた事はありません』
「はっきりと言い切ったね。この姉は」
『だってどうして、この顔見て、おめでたいお正月だなんて言えると思います? 有り
得ないでしょう?』
「わかったよ。なら、俺は姉さんが不幸にならないように、部屋でゲームでもしてるよ。
大晦日なんだし、今日くらいは夜遅くまで遊んでてもいいだろ?」
『ダメです』
「そんなケチ臭い事言うなよ。いいじゃん。年末年始くらいさ」
『ダメです。ゲームがダメとは言いませんけど、こたつから出ちゃダメです』
「何言ってんだよってつめたっ!! 何だこれ? 姉さんの足か?」
『食器洗いしてたら、冷え切ってしまいましたから。タカシには湯たんぽがわりになって貰います』
「こたつから出るなってそれでか。つか、めっちゃ冷たいんだけど」
『我慢しなさい。誰のおかげで豪華な夕食が食べられたと思っているんですか』
「そりゃ、稼いでくれてる親父のおかげ……って冷たい冷たい冷たい!! 両足で包み込
んでスリスリすんな」
『私が作ってあげてるからでしょう。そういう意地悪い事言っていると、朝のお雑煮は無しですよ』
「わかった、わかったから。全くもう……我慢すればいいんだろ」
『分かればいいんです。んふふっ♪ 暖かくて気持ち良いですね』
「さっきまで、めでたくないとか言ってたクセに、めっちゃ幸せそうな顔してるよこの人」
『仕方ないでしょう。この気持ち良さには勝てないんですから』
「でさ。姉さん」

555 :2/2:2010/01/02(土) 09:47:26 ID:fdrIIMYw
『何ですか。文句なら受け付けませんよ』
「いや。何で足がだんだん上に上がって来てんのかなーって思って」
『足先の温度だけだと物足りなくなって来たので。文句は言わせませんからね』
「わかったよ。もう好きにしてくれ」

『(年明け早々からタカシといちゃいちゃ出来るとか、幸せですね……フフッ……)』
『いっそこのまま足を奥に伸ばして行って、タカシのア……アソコを…… ここが一番熱いの……とか。って私ってば新年早々何を変態な妄想してるんだろ……はぅ……(/////////)』


終わり
規制中なのでこっちで
最終更新:2011年10月25日 19:40