70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:13:02 ID:63FNyBMI
本スレ>>26から

「にぃに……」 カチャ

「お? どうしたちな。ねれないのか?」

「うん……だからねぇ……いつもみたいにしてほしぃの」

「しょうがないなぁ。来年から小学生だろ? そろそろ俺がいなくても寝れるようにならないと」

「んむ……やー……にぃにいないと……ねれないの……」

「えへへ、そっかそっか。ちなは甘えん坊だなぁ」

「はやく……だっこして……」

「はいはい。ほらおいで」

「ん……にぃに……いいにおい」 ギュッ

「ん? そう?」

「うん……ねむくなりゅ……にぉぃ……」

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:13:46 ID:63FNyBMI
~~~~~

「こんな時期がお前にもあったんだよちなみ」

「記憶の……捏造も……ほどほどにしろ……」

「いや確固たる事実だよ。ほら、ビデオに写ってんじゃん」

「無駄すぎる編集技術に……だけは……賞賛を送る……」

「編集じゃないって。何年前のビデオだと思ってんだよ」

「恐ろしや……我が愚兄は……ビデオテープの高度な編集技術を……ドン引き……」

「いや違うって。認めろよ。この可愛い顔を。お前じゃなけりゃなんなんだ?」

「妹のドッペルゲンガーを……作り出すとは……まさに……シスコンの極み……」

「どうしても認めない気か……よろしい、ならば更なる事実を突きつけてやる」

「認めるもなにも……事実と反することは……容認できn『にぃに…………寝てる?』……!?」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:14:19 ID:???
『寝てる……よね…………じゃあ……お邪魔します……』

『んむ……にぃに…………あったかい』

『いい匂い…………安心する……』

『にぃに………………ぁっ……』

『……寝返り…………しただけか……あせった……』

『ん~…………ぎゅ……』

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:14:58 ID:63FNyBMI
「こっ……これはっ……!?」

「ふふふふふ……どうだ? 最近寝苦しくてな、おばけ的なものが俺の部屋に住み着いてるのかと思って、昨夜、俺の部屋に赤外線カメラを設置したのだよ」

「発想が……馬鹿すぎるっ……!」

「うるせえ! そしたらなぁーんと、妹がうつってるじゃないですか! これはもう驚き桃の木山椒の木!」

「くっ…………て、え……昨夜?」

「ん? うん。あ、こっからは俺も見てないんだ。一緒に鑑賞するとしようか」

「だっ……だめっ……!」 ガバッ!

「ぅおっとぉ! そうはいかんざき! その焦り方を見ると、もっと恥ずかしい物が写ってるんだな?」 ガシッ

「は……はなせっ……! その……カメラを……粉砕するっ……!」 ジタバタ

「ふふふ、こうして手足を塞いでしまえば攻撃もできまい! 大人しく恥ずかしい思いをしろ! 普段貶されまくってる仕返しだ!」

「だめっ……ほんとに……ここから先は……見ちゃっ『はっぁ…………にぃにっ…………んっ……』……!」 ビクッ

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:15:38 ID:63FNyBMI
『ん……にぃに…………すきっ……すきぃっ……!!』 スリスリ

『どうして……兄妹なのっ……! んぁっ……! ふっ……ぅ…………ん……』 クチュ、クチュ

『ちなが……一番なのにっ……! いちばんっすきなのにっ……! ぁあっ……!』 クチュクチュ

『んぁっ! にぃにっ……すきっ……ぁっ、だいすきっ……! んぅっ、ぁ、ぁ、あっ!』 グチュクチュグチュグチュ

『んーっ……!…………ぁっ……はっ……ぁ…………はぁ……はぁ……』 ビクッン、ビクッ

『にぃにっ……す…………き……』 スヤスヤ

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:16:31 ID:???
「………………」

「えっ、と……」

「………………はなして」

「え、あ、や、やだ」

「………………」

「え、あの、ていうか………………あ、あの……ご、ごめん」

「…………なにが」

「あの、と、盗撮、みたい、な」

「………………」

「ご、ごめん、なさ、い」

「………………」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:17:05 ID:63FNyBMI
「………………」

「………………気持ち悪い……でしょ」

「……え?」

「じ……実、の……あ、兄の……布団、にっ……も、もぐっ…………てお、おな……おな……に……とか……」 プルプル

「あ、え、えっと」

「き、気持ち悪いね……し、死んだ方が、いい、い、い、いい、ね」 プルプル

「ちょっま、まて!」

「………」

「そ、ぶ、ぶっちゃ、け……その、う、うれし、い」

「…………そう……いうの……いいから」

「いやま、マジで、さ。気持ち悪いとか、そんなんじゃなくて」

「…………いいってば」

「いや、ほ、ホントに……お、俺っ、も、お前で……その、シたこと、あるし」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:17:42 ID:63FNyBMI
「………………ばかじゃ……ないの」

「あの…………」

「………………なに」

「すっ、好きだ」

「…………っ」

「す、好きだっ!」

「………………」

「………………」

「………………ばか」

「え?」

「そ……そんな……泣きながら……とか……かっこわる」

「な、お、お前も泣いてるじゃん」 グスッ

「……そんなこと……ない」 グスッ

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:18:20 ID:63FNyBMI
「あの…………き、キスしていい?」

「え? んむっ!?」

「んっ……ふ……」

「んむっ…………ちょ……んっ……ふっ……!」

「んっ……ん……ふっ…………ぁ……はぁっ……!」

「ぷぁっ……! はっ……はっ……い、いきなりっ……すぎっ……」

「だってが、我慢できなくて」

「はっ……はぁっ……はぁ……ばかっ」

「ごめ、ごめん」

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:18:49 ID:63FNyBMI
「…………いいかげん……はなせ」

「え、あ、ごめん」 パッ

「はぁ…………指のあと……ついてる」

「うあ、ご、ごめん」

「…………だっこ」

「え?」

「いいから……だっこして」

「わかった。お、おいで」

「ん…………」 ギュ

「なんか………懐かしいな」

「そ……そうでもない」

「え?」

「こっ……ここ……最近は……毎晩にぃにの……布団にもぐって……た、から……」

「ぉ、おう……そうか」

「……………好き」

「ん……俺も」

「……えへ」
最終更新:2011年10月25日 22:05