31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 00:48:38.57 ID:xLskxkwE0
  • ツンデレに、もし将来子供が出来たとしたら男の子と女の子、どっちが良いかと聞いたら

「ねーねーむみさん」
『何かしら? 私は、貴方と違って暇ではないのだけど』
「思いっきり暇そうに本読んでませんでした?」
『それで、何の話かしら?』
「あれ、もしかして僕の台詞なかったことになってる? ――ってちょっと、読書再開しないで話聞いてよむみさん」
『だから何よ? くだらない話なら――』
「むみさんは、もし将来子供が出来るとしたら男の子と女の子、どっちが良い?」
『えぇっ!? い、いきなり何言ってるのよ馬鹿じゃないの!?』
「あれ? そんなに怒鳴るようなことかな。勿論、僕との間にどうこうとかじゃなくて、むみさんはどっちが良いのかって話だよ?」
『へ? ……わ、わかっているわよそんなこと。ただ、いきなりだから吃驚しただけよ、ええそうよ』
「(絶対図星だろうなあ)……それでむみさんは、どっちが良いの?」
『んー……と、そうね。私は娘の方がいいわね。やっぱり同姓じゃないとわからないことも多いでしょうし』
「ああ、なるほど。そういう考えもあるよね。……ああ、それにしても女の子なら、きっと、むみさん似の綺麗な娘になるんだろうなあ……その代わり、ちょっと素直じゃなくなっちゃうかもしれないけど」
『ふん。そういう話をするなら、男の子の方があなたみたいに意地悪で軽率な子になりそうじゃない』
「え……」
『…………あ』
「やっぱり、むみさんは僕との――」
『ち、ちがっ、違うわよ! い、今のは、ちょっとした言葉の綾で、その』
「要するに、どっちも作れば良いってことだね!」
『ぜっ、全然違うわよ! だ、だから、あなたとなんか作るわけないでしょ、この馬鹿!』
「子供も、むみさんも、きっと幸せにするからね」
『う、く、うぅぅ~~。……も、もう、貴方のことなんて知らないんだから、馬鹿っ』
最終更新:2011年10月27日 02:57