11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/27(日) 19:54:53.89 ID:YRrt39gQ0 [2/4]
「ご、ごめんなさい、他に好きな人がいるから…」
「そ、そう…ごめんね」

「…はぁ」
『…おにぃ…また…振られてやんの…くすくす』
「な、なんだちなみ、また見てたのか!」
『おにぃが…そわそわしてたのを見つけたから…面白そうと思ってつけたら…案の定…』
「うがー!」
『おにぃは…ほんと…異性に恵まれないね…』
「くそー、山田はいつの間にか友子と付き合ってるし俺だってー!」
『山田先輩は…優しいから…こないだも…私が運んでた荷物を運ぶの手伝ってくれたし…』
「ぐぬぬ…」
『それに比べて…おにぃは…何も無い…ね…?』
「ね?じゃねーよ!俺だって彼女が出来たら大事にするっての!」
『そういう風にがっつくから…気味悪がられるんじゃないの…』
「う…」
『まぁ…せいぜい…これからも頑張ると良い…私の…生活の潤いのために…』
「兄貴が振られてるのを見て喜ぶなんて、ほんと良い趣味してるよお前」
『…ねぇ、おにぃ』
「…ん?」
『そんなに彼女…欲しいならさ…その…ほんとに彼女が出来るまで…私が彼女になってあげても…良い…よ…?』
「…」
『べ、別に…おにぃが好きとかじゃ…ないから…』
「…ばーか」わしゃわしゃ
『ひゃぅ…』
「実の妹と間違い起こすほど俺は落ちぶれてねーよ」
『ぅ…』
「…気持ちだけ受け取っておくよ。気ぃつかってくれてありがとな」
『別に…そんなんじゃないし…ふん…ばか…ばか…』
最終更新:2011年11月29日 01:02