102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/05(月) 22:39:11.71 ID:TSA0JCmkO [4/8]
いつもみたいに窓から男の部屋に勝手に入るが男が居なくてその間に色々やっちゃってそうしてこうなった的なSS
ガラガラ
『あんたちゃんと勉強やってるー? ……ってあれ…?』
シーン
『……あんの馬鹿…明日テストだって言うのに勉強もしないでどこ行ってんのよ…。よっと』
ガラガラピシャン
『にしても汚ない部屋ねぇ…ゴミとか床にほったらかしにしないでゴミ箱に捨てれば良いのに…』
ガサゴソ…
『よし、ゴミはこれぐらいかな。ってか本もベッドの上に放置しないで本棚に直しなさいよね…ってなにこの本…! よく見たらHな本じゃない…!』
パラ…パラ…
『……うわぁ…これはなかなか過激…。あいつこう言うのが好きなのかしら…』
『……って違うわよあたしの馬鹿! とりあえずこれは処分! 全処分よ!』
ガサゴソ
『……いつの間にこんなにいっぱい…。まあ何はともあれ、ベッドの上も片付いたわ』
『ふう…なんか少し掃除したら疲れちゃった…』
ギシッ
『……あいつ…ホントどこに行ったのかしら…。適当に理由つけて一緒に勉強しようと思ったのに…あいつが居なきゃ意味無いじゃない…』
パタン
『……あいつの匂い…包まれてるみたい…』
モゾモゾ
『あったかいなぁ…』
………………
『……すー…すー…』
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/05(月) 22:39:58.02 ID:TSA0JCmkO [5/8]
数十分後
「はぁ…山田の野郎が俺のノートを間違って持って帰りやがったせいでわざわざ取りに行くはめになったぜ…」
「もう今から勉強するの面倒くさいなぁ…全部諦めて寝よう…」
モゾモゾ
「やっぱり今の時期のベッドは天国だなぁ…」
「……あれ…? なんかいつもより暖かい…?」
『……すー…すー…』
「……はい…!?」
「(え、ちょ、なんでかなみが俺のベッドの上で寝て…)」
『……すー…すー…』
「(とりあえず起こして自分の部屋に帰らせないと…)」
『……んー…』
ダキッ
「!!?」
「(こいつ寝ぼけて抱きついてきやがった…これは早くどかさないと目覚めた時に何言われるか解ったもんじゃな…)」
『……えへへー…だいしゅきー…』
「 」
『むにゃむにゃ……すー…すー…』
「………………」
「(……もういいや…寝よう…)」
104 名前:忘れてた3/4[] 投稿日:2011/12/05(月) 22:40:49.29 ID:TSA0JCmkO [6/8]
朝
『う…うーん…』
『(ふぁ…よく寝た…。でもなんか今日の抱き枕いつもより固いなぁ…)』
「……ZZZ…ZZZ…」
『……へっ…!?』
「……ZZZ…ZZZ…」
『……えぇー!!?』
『(な、なんでこいつがあたしのベッドの中に!? ……ってよく見たらここあたしの部屋じゃない…!?)』
『あ…もしかしてあたしあのまま寝ちゃって…』
「……うーん…」
『(やばっ…と…とにかく、こいつが起きる前にここから出ないと…)』
「……かなみぃ…」
『!!?』
「……いたいからぁ…いたいから…なぐらないで…むにゃむにゃ…」
『(……ね…寝言か…ビックリしたぁ…。にしても夢の中でも殴ってるだなんてあたしどんだけ印章悪いのよ…)』
「……でも…かわいいなぁ…」
ナデナデ
『 』
「むにゃむにゃ……ZZZ…ZZZ…」
『………………』
『(……もう少し…もう少しこのままで居ても…いいかな…?)』
そしてこのままギリギリの時間まで寝続けた二人は「『あんた(お前)が悪い!』」と言い争いしながら学校に向かい、テスト中もお互いにベッドの上での出来事が頭にいっぱいで散々な結果になったとさ
106 名前:4/4[] 投稿日:2011/12/05(月) 22:44:34.97 ID:TSA0JCmkO [7/8]
おまけ
「そういや俺の部屋に置いてあったエロ本知らね?」
『し、知ってるわけ無いでしょ馬鹿! ってか女子に向かってエロ本とか言うな!』
「そうか…知らないなら良いや…どうせ全部山田から預かってた奴だし」
『えっ』
「友ちゃんが家に来る間だけ預かって貰うつもりだったのに…トホホ…」
『まあ前来たときに見つけて全部写真に納めてるんだけどねぇ…w』
「ナンテコッタイ」
終わり
最終更新:2011年12月06日 17:40