28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 21:11:17.11 ID:Kv3rMmcT0 [13/17]
お題
- 眠くてしょうがないけど男といられる時間が惜しくて頑張って起きてようとするツンデレ
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 21:48:19.01 ID:VycWqbzo0 [1/2]
28
『ぐす、ぐす……タカシに風邪うつされたぁ……』
「だから、看病なんか良いって言ったんだけど」
『うぅ……看病の対価に、大金を要求するつもりだったのに……』
「はいはい、それで自分が風邪ひいてりゃ世話ないですね……ほら、まだティッシュいるか?」
『ん……ずびびっ……むう、タカシに鼻をかむ音を聞かれるとは……なんという屈辱……』
「風邪ひいてちゃ仕方ないだろ、それよりもういいのか?」
『ん、もういい……それより、手、出して……』
「? おう、別にいいが、なんだ?」
ぎゅっ
「ふぉ!?」
『へ、変な声出すな、馬鹿……! あ、あの、ただ、タカシに風邪うつそうとしてるだけだから……他に意味とかないから……』
「……無茶な理由だな。ま、寝るまでの間なら握っておいてやるよ」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 21:48:41.78 ID:VycWqbzo0 [2/2]
『ん……えへへ……』
……
「おーい、起きてるか、ちなみ? ……流石に寝たか……じゃ、俺はそろそろ帰るか……」
『……んぅ? ま、まだ起きてる……寝てないから、帰っちゃ駄目……』
「いや、明らかに寝てただろ今」
『ね、寝てないし……全然起きてたし……』
「……ま、いいけどよ。体弱ってるんだから、無理に起きてようとするなよ?」
『そ、そんなのわかってるし……別に起きようとなんかしてないし……』ぎゅっ
……
「今度こそ、寝ただろ……もう暗いし、いい加減かえ……」
『……みゅ、だ、駄目っ……ま、まだ起きてりゅ……』
「……どう考えても、眠すぎて呂律が回ってないじゃねーか」
『しょっ……そ、そんなこと、ないもん……』ぎゅっ
「ったく……(そんな必死そうに握られたら、離せないじゃねえか……)」
『(んぅ……眠いけど、寝たらタカシ帰っちゃうぅ……えへへ、タカシの手、あったかいなぁ……幸せ)』
最終更新:2011年12月20日 22:42