41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 22:02:31.43 ID:Pfd4ZMFFO [6/8]
纏「……」コクコク
男「お、いい飲みっぷりだな纏」
纏「ぷはっ…たわけが。儂がいつも飲んどる酒に比べれば水も同じじゃわ」
男「さすが、うわばみ。カクテル程度じゃ酔いもしねぇ」
纏「しかし、こんな洒落た店を主なぞが知っておっても無意味じゃろうに」
男「いつも辛口大吟醸イッキ飲みとかしてるお嬢さんに、ちったぁ
人間らしい酒の飲み方を教えてやろうと思っただけだよ」
纏「さて、誰のことじゃか」
男「俺の知る限りではそんな女、一人しかいないけどな」
纏「ふん……よもやこの店も、その女とやらを口説くために開拓したのかえ?」
男「そうだよ、悪いか?」
纏「安易なことじゃの……じゃが、たまには良いか」
男「ただ、お前を口説くためとは俺は一言も言ってないけどな」
纏「うるさい。その程度、そこいらの小学生でも分かるわい」
男「じゃあ今日は、一晩かけてお前をゆっくり口説かせてもらおうか」
纏「ふふん……何やら今日の酒は、やけに甘ったるいのぅ」
男「たまには甘口の酒もいいだろ?」
纏「なんの。酸いも甘いも噛み分けるは、まだまだ先じゃろう」
男「はは…」
纏「ふふふ…」
最終更新:2011年12月20日 22:43