37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 21:45:38.11 ID:XTKIqLBZ0 [1/2]
  • 男の心が読めるツンデレ

「よーし、鍋の準備できたぞー」
『なら私も食べます……』フワァ
「うおっ!? いきなり出てくるなって、いつも言ってるだろうが、この馬鹿幽霊……」
『いい加減慣れてくださいよ、この馬鹿家主』フワフワ
「これからご馳走になろうってのに偉そうだな、お前。いっそ、除霊してやろうか……」
『その時は、あなたも道連れに呪い殺してやります』ヒュゥゥ
「……(この悪霊め)」
『誰が悪霊ですかっ、誰がっ!』
「おわ!? お前、心まで読めるのかよ!」
『ふふふ、最近できるようになったのですよ……私が取り憑いている貴方限定ですし、どうやら言語化できないレベルの、些細な思念まではわからないようですが』フワフワ
「ふーん……(あ、そうだ)」
『? なんでs――』フワフワ
「(大好きだぜー幽霊ちゃーん)」
『へ……? え、ぇえ!?』ユラユラ
「(幽霊ちゃんは本当に可愛いなあ。流石俺の嫁!)」
『え、な、……よよよ、嫁だなんて、そんな……ひゃぁ……』テレテレ
「(照れてる幽霊ちゃんも超可愛いぜ。愛してるよ、幽霊ちゃん)」
『にゃぁぁ……! も、もう、やめてくださいよぉっ』カァァ
「ん、何がー?(幽霊ちゃん可愛いよ幽霊ちゃん)」
『ぃ、いやぁ、もう限界ですぅ!』シュウウ
「あ、おい……ったく、逃げやがって……。早く帰ってこないと、全部食べちゃうぞー(まあ、最初からあいつの分も考えて作ってるから、むしろ余らせちまうんだけど……)」
『(うぅ……見えないように姿を隠しただけなのに、余計恥ずかしくて出られないじゃないですか、タカシさんの馬鹿ぁ……)』テレテレ
最終更新:2011年12月27日 23:05