14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/23(金) 20:17:50.50 ID:mVGQX9yo0
『ったくもー、明日は映画見るはずだったのにー』
「うっ、ごめんな梓……ゲホッゲホッ」
『引いちゃったもんはしょうがないけどさー……あ、ミカン食べる? 皮剥いてあげるよ』
「おう、頼むわ……」
『……はい、どうぞ。……へへん、タカシはやっぱりボクがいないとダメダメだね?』
「ミカンの皮剥いたぐらいで威張るなボクっ娘」
『ぼ、ボクっ娘って言うなっていつも言ってるだろ! 馬鹿っ、馬鹿タカシ!』
「あーあー、悪かったから、もうちょい静かに頼むわ……ゲホッケホッ」
『あっ、ご、ごめんね、タカシ……』
「気にすんな、俺も悪かったしな」なでなで
『……うんっ』
「……あ、そうだ、なんならお前一人で見に行っても良いんだぞ、前から楽しみにしてたもんな、あの映画」
『ばっ、馬鹿! タカシと一緒じゃなきゃ楽しいわけないだろっ!』
「……お、おう」
『あっ、ま、またおっきな声だしちゃった……ごめんね、タカシ』
「いや、ていうかお前、さっき……」
『へ? ……あ、あぁっ!? ち、違うからっ、さ、さっき言ったのは、間違いって言うか、なんていうか、そのっ……』
「わかったわかった。まったく可愛いな、お前は……あとやっぱり、もう少し静かにな」なでなで
『……う、うみゅぅ〜……ほ、ホントに違うんだからねっ』
最終更新:2011年12月27日 23:25