33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/29(木) 20:56:06.07 ID:MLOc6YBqO
男「グゥ……」スヤスヤ
尊「おい、コラ、タカシ。起きろ」ドゴスッ
男「うがっ……」
尊「いつまで寝こけているつもりだ? この馬鹿たれ」
男「あれ、尊……ここどこ?」
尊「図書室だ。お前、寝ぼけてるのか?」
男「あ、そっか。期末考査の勉強しに来たんだっけ」
尊「たまに勉強を教えてくれなどと殊勝なことを言うから、手伝ってみればこの様だ」
男「すまんすまんテヘペロ……しかし、なんか登頂部から後頭部にかけてが痛いんだけどなんで?」
尊「お前を起こすために、広辞苑で殴ったからな」ズィッ
男「それほとんど鈍器じゃねーか! 俺下手したら死んでたよ!」
尊「うるさい、図書室で騒ぐな。他の利用者に迷惑だ」
男「あ、ごめん……って誤魔化されるか。お前、俺に殺意を抱いてるだろ」
尊「本当に殺す気なら、広辞苑なんて使わずにシャーペンの鋭利な先を脊髄に突き刺すさ」ニコッ
男「今度は具体的すぎてこえーよ! お前俺のこと嫌いなのか!?」
尊「無理やり勉強に駆り出された挙げ句、相手にすやすや眠られたら誰でも殺したくなると思うが?」
男「う……それは全面的にすまんかった」
尊(……まぁ、タカシの寝顔を思うさま堪能出来たから、得がなかった訳ではないがな)
男「今度は超絶ニヤけてる……尊さん怖いよ」ガクブル
最終更新:2011年12月31日 15:04