23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/15(日) 21:17:40.13 ID:we1nEmi4O
お題
  • 各ツンデレのメールアドレスとはどんなの?

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/05/15(日) 21:46:46.61 ID:wMobRivtO
23
かなみ→  @kanami-love-takasi
ちなみ→  @kigurumi-kaburimono
尊→    @cool-cool-cool
ボクっ娘→ @boku-ha-onna-no-ko
かつみ→  @kiss-me-please
お嬢→   @dream-come-true
委員長→  @3.141592
関西→   @nan-deya-nen


かなみさんは男とメアド交換する際にかなり恥をかくと思うwwww

59 名前:その1/3[sage] 投稿日:2011/05/16(月) 00:51:53.57 ID:HhmJIr5b0 [1/3]
28
  • かなみとメアド交換
「かなみ、メアド教えてくれよ」
『へ?』
タカシの思いがけない一言にあたしは思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
「ついに俺も携帯買ったんだよ、いやあ機械が苦手な親父を説得するのに約1年!
高校2年生になって、やっと手に入れたってわけだ」
タカシのお父さんが機械が苦手だってのはよく知ってる。その機械音痴っぷりはかなり有名だ。
だから高校生になって、みんなが携帯を購入していく中、タカシとタカシのお父さん以上に
機械音痴の纏だけが携帯を購入しなかったのは、仕方ないことだと思ってた。
「つーわけでかなみ、メアド交換しようぜ!」
よほど携帯を買ったのが嬉しいのか満面の笑みでタカシはそう言ってきた。
『あ…え、えっと……』
タカシが携帯を買ったのはあたしも嬉しい。これまで家の電話でしかできなかった
連絡も、これからはどこでも、しかもメールという形でできるのだ。
今すぐにポケットから携帯を取り出し、メアド交換したいという気持ちでいっぱいだ。
だが…ひとつ重大な問題がある……っ!
それは…、それは……っ!

60 名前:その2/3[sage] 投稿日:2011/05/16(月) 00:53:13.89 ID:HhmJIr5b0 [2/3]
それは…あたしのメアドがkanami-love-takasiってことだああああああ!
我ながらなんたる不覚!これも友子の
{メアドに自分の名前と好きな人の名前をいれてその間にloveを入れると二人は結ばれるんだって!}
なんて言葉に乗せられてしまったからだ…!
どうしよう…こんなメアドをタカシに見られたら恥ずかしくてあたしはどうにかなってしまう。
そんなこんなでパニックに陥っていたあたしは
『な、なんであんたにあたしのメアド教えなきゃいけないのよ!!』
とんでもないことを口走っていた。
「え?ひょっとして嫌だったか?」
嫌なわけないじゃない!嬉しいに決まってんでしょ!!毎日メールしまくるわよ絶対!!!
とは言えるはずもなく
『当たり前でしょ!ただでさえ家も近くであんたの面倒見てあげてんのに、メアドまで
教えたらあたしはあんたに縛られっぱなしじゃない!』
あああああああああ!嘘!嘘!ほんとはメールで色々頼まれたい!タカシにもっと縛られたい!!
「そっか…、確かにかなみには世話になりっぱなしだもんな…。電話帳最初の登録は
かなみにしたかったんだけど、仕方ないか」
『!!!!』
電話帳最初の登録があたし!?やばいいいいい!どうしよおお…!嬉しすぎるよおおおお!!
「無理言ってごめんな、またな、かなみ」
『ちょ!ちょっと待ちなさい』



61 名前:その3/3[sage] 投稿日:2011/05/16(月) 00:53:32.10 ID:HhmJIr5b0 [3/3]
「ん?」
『あ、ああ、あんたがどうしてもって言うんなら教えてあげても…いいけど…っ』
恥ずかしくて顔から火がでそうだ。
「ほんとか!?ありがとうかなみ!」
『ほら!早く携帯出しなさい!』
こうなったらヤケだ、決意が鈍らないうちにメアドを交換する。
「サンキュー!……あれっ?」
気づいた、なんか赤い顔でこっちを見てる。
「か、かなみ…、このメアドって…」
『な、なによ!なんか文句あるの!?』
タカシよりも赤い顔であたしは答える。するとタカシは微笑んで携帯を開いて
慣れない手付きでメールを打ち始めた。
「よしっ」
そういってタカシは携帯を閉じた、少しするとあたしの携帯が鳴る。
慌てて携帯を開いてさっき登録したばかりのメアドからのメールを開く。
『え…?』
[俺のメアドをよく見てくれ]
そんな本文を見て、パニックでろくに見れなかったタカシのメアドを確認する。
『あ』
takasi-love-kanami
彼のメアドはあたしと名前の位置が逆なだけのそんなメールアドレスだった。
「毎日メールしような」
『ばか……当たり前でしょ…』
後日、あたしたちはおそろいの携帯ストラップを買った。


おしまい
最終更新:2011年05月21日 00:17