42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/01/09(月) 20:00:45.55 ID:2o7rnZaAO [7/10]
纏「う~…」ゴロゴロ
男「うぃ~す、纏」
纏「おぉ、来たか……待っとったぞ……」
男「缶詰め類にトイレットペーパー、あとこのみかんは俺の奢りだ」
纏「なかなか気が効くではないか。お主、タカシの皮を被った何かではあるまいな?」
男「うるせぇ。人をパシりに使っておきながらなんて言い種だ」
纏「仕方なかろう。暮れと三が日は実家の参拝客がぴーくじゃから、それを過ぎると何もする気が起こらんのじゃ」
男「そういう事情を考慮しても、いつもとの差がデカ過ぎるわ」
纏「気にするでない。それより、タカシ……」ポンポン
男「ん? また今年も例のアレか?」
纏「いちいち聞くでない。毎年のことなんじゃから察するのじゃ」
男「はいはい……じゃあ失礼して」ポフッ
纏「ぬふふ……やはりタカシの肉布団は最高じゃのぅ」
男「文章だと分かりにくいので説明すると、纏の後ろからコタツに入り纏ごと暖めています」
纏「何を言うておるんじゃ?」
男「別に何も。それより、去年みたくこのまま寝るなよ? 寝たら今年こそ襲うぞ」
纏「たわけ。そんな不埒な思いを抱いて儂に触れれば、我が神社の氏神様が黙っておらぬぞ」
男「あー…去年襲おうとして、やかんのお湯を頭から浴びたっけか」
纏「そうじゃぞ、氏神様はなんでもお見通しじゃ」
男「つーかそれ、氏神様うんぬんじゃなくお前がお湯を浴びせかけたんだよな?」
纏「そ、そうじゃったかな? 忘れたわい!」モゾゾッ
男「あ、コラ。コタツに潜るな、窒息すんぞ」
纏「ふんだ、儂の家で儂が何をしようと勝手じゃわい!」モゾモゾ
男「お前、ガキかっつうの……」ハァ
最終更新:2012年01月13日 15:57