105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/01/11(水) 02:28:25.75 ID:gzcqygFT0 [1/5]
お嬢が俺の布団に潜り混んで来たと思ったら猫だった(´・ω・` )
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/01/11(水) 07:40:04.19 ID:ab2D3Vz/0 [8/17]
105
「…………」 モゾモゾ
「ぅ…………ん? タマ……?」
「」 ビクッ
「しょうがないな……寒いのか?」 ナデナデ
「…………」 ギュッ
「よしよし…………? あれ?」
「…………」 ギュー
「猫耳美少女……だと……?」
~~
「で、一体全体君は誰?」
「タマ…………です」
「ごめんなにがなんだかわからない」
「…………えと……猫又……の……タマ……です」
「え、猫又?」
「は……い…………ようやく……人間に……化けれる……ようになりました」
「ええー……にわかには信じ難いな」
「……………ぁ……証拠……見せます」
「ん? 証拠?」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/01/11(水) 07:40:53.89 ID:ab2D3Vz/0 [9/17]
どろん
「にゃあー」
「え? あ、うわっ! タマになった!」
どろん
「……………どう……です?」
「おわー……いや、うん。わかった。なるほどね。猫又ね」
「は……い……」
ぴんぽーん
『タカシー、起こしにきてあげましたわー』 コンコン
「うわっ、お嬢だ……! タマ! 猫に戻って!」
「……………? ……はい」
どろん
「にぁー」
「よし、良い仔良い仔」 ナデナデ
「にー」
『タカシー? 早く起きないと遅刻しますわよー』 ドンドン
「はいはい今開けまーす」
がちゃ
「まったくこの私を待たせるとは、見上げた根性ですわね」
「はいはいごめんごめん。今朝飯準備するから座ってて」
「今日はフレンチトーストがいいですわ」
「はいはい」
「にゃー」
「あら? 何ですのタマ。かまって欲しいんですの?」
「ふしゃあっ!」 ガブ
「痛いっ!?」
「うわっ! 大丈夫か!? 消毒液どこやったかな……」
「大丈夫ですわこのくらい」
「ダメだ。清潔にはしてるけど、一応動物だし。それにお嬢の体に傷なんかつけたら……(タマも俺も黒服さんに殺される)」 ウルウル
「っ!///」 ドキッ
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/01/11(水) 07:41:23.50 ID:ab2D3Vz/0 [10/17]
「あったあった。ほら、手出して」
「ぇ、じ、自分でできますわ!」
「いいからじっとしてなさい」 ギュッ
「ぅー///」
「はーい沁みるよー」 シュッシュッ
「っ……」
「んー……よし! これでおっけー」
「なんですのこの子供っぽい絆創膏は……」
「ああ、この前福引で当たってさ。可愛いだろ?」
「ま……まぁ……」
「化膿はしないと思うけど、なかなか治らなかったらちゃんと言ってくれよ?」
「は、はい」
「タマもダメだろ。噛んだりしたら、めっ」
「……にゃー!」
どろん
「え」
「は?」
「…………」 ギュー
「…………タカシ」
「えっ…………と……」
「通報しますわ」
「ぎゃあー! 待ってー!」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/01/11(水) 07:41:34.47 ID:ab2D3Vz/0 [11/17]
~~
「…………」 ギュー
「…………」 ジトー
「…………」 ダラダラ
「で、その子は、猫又とかいう妖怪で、今朝起きたら人間に化けれるようになっていたと?」
「は、はい」 ダラダラ
「信じられませんわ」
「いや見ただろ? 猫から人間に化ける瞬間!」
「それは……」
「な? 俺も信じられなかったけど、そうなんだよ」
「ていうか……」
「…………」 ギュッ
「いつまでくっついてますの!? 離れなさい!」 グイグイ
「…………うるさい……牛」
「うっ……牛……ですって……?」
「乳牛か……肉牛か…………はっきり……しろ……」
「なっ……」
「ぎゃー! やめて! 黒服さんに連絡するのはやめて!」
「しかし! この猫娘!」
「タカシは…………わたしの…………」 ギュッ
「えっ」
「なっ」
「…………餌生産機……なんだから……」 ギュー
「…………」
「…………」
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/01/11(水) 07:42:33.61 ID:ab2D3Vz/0 [12/17]
いったん終わり。多分続く
最終更新:2012年01月13日 16:06