96 名前:代行スレ613[sage] 投稿日:2012/02/01(水) 23:47:23.75 ID:UGopfEZ20 [4/4]
  • 人気作家な嫁ツンデレ

尊「ふぁぁ……あぁ、もうこんな時間か。あいつの出勤時間じゃないか」
男「よっ。おはよう、尊」
尊「おや、起きてきたのか。いつものようにぐーすか寝てればいいのに」
男「作家先生がパソコンカタカタやる音で眠りが浅かったんでね」
尊「聞こえていたのか? セキュリティはいいが壁は薄いらしいな、ここは」
男「冗談だよ。本当は風の音で寝れなかっただけだ」
尊「そうか。まぁ、お前の眠りがどうなろうと止める気はないがな」
男「昼夜逆転生活、ご苦労様です。コーヒー淹れたろか?」
尊「あぁ、頼む」
男「しっかし、作家ってのも因果な商売だねぇ。俺なら絶対体調崩すわ」コポポ…
尊「特に今は本が売れないからな。専業で食べていくには、それなりに努力が必要だ」
男「けど、あんまり気張るなよ? 倒れでもしたら大変だからな。ほれコーヒー」
尊「お前に心配されてるうちはまだまだ大丈夫だな。本気の修羅場はこんなもんじゃない」
男「げぇ……二日完徹でまだ序ノ口なのかよ」
尊「まぁ、この原稿だけは特に〆切を破る訳にはいかないから急いでいるだけだ」
男「なんで? 義理執筆とかそっち関係か?」
尊「ごく私的な理由だ。お前は首を突っ込むな」
男「んー、そこまで言うなら口は挟まんけどさぁ……」
尊(アホ亭主め……この原稿が遅れたら、次からはホテルに缶詰めさせられるんだよ)
尊「お前だって、そんな生活は嫌だろうが……」
男「ん? なんか言ったか?」
尊「何も。さっさと仕事へ行け!」
最終更新:2012年02月08日 00:58