96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 07:16:30.31 ID:ZwjWdSwg0 [2/2]
「文武両道、容姿端麗、品行方正、彼氏無し」
『私を褒め称えても、お金は貸さないわよ。あと最後は余計ね』
「優良ポイントがこんなにあるのに、何で最後を甘んじてるのかなって思ってさ」
『私に合う男が居ないだけよ』
「彼氏美男」
『顔が良いだけの男は駄目。プライドばっかり高くて何様! ってなっちゃうし』
「彼氏秀才」
『プライドが高い、パス』
「彼氏まっちょ」
『パス』
「彼氏…………機械?」
『んー? タカシは人類には相手は居ないって言いたいのかしら?』
「おう! ――待て待て、目が怖いよ! 許して! あ、あれだ! ほら、猫被ればイケルヨ!」
『嫌よ』
「即答!?」
『私は私である事を誇っているのよ、猫なんて相手に無理やり被せてやるわ』
「何だか良く分からないが、酷い事しそうって感じは伝わった」
『…………私はその……今のままでも……十分だったり……するけどね』
「いや、駄目だろ。このままじゃ、ドMか変人しか寄り付かないんじゃ――痛っ!」
『嬉しい?』
「くぉぉぉぉ……だ、誰がデコピンされて喜ぶんだよ! 暴力反対!!」
『そっか……これで分かったわ』
「……痛い、絶対これ赤くなってるよ……で、何が?」
『私に合うのは…………きっと変人よ!』
「おおいっ!! 変な理解しちゃったよ! ま、待つんだ! きっと宇宙には――痛っ!」
最終更新:2012年02月08日 01:10