100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 23:25:02.43 ID:7xe5o42CO [19/20]
  • たまには手作りで

男「いやー、明日はバレンタインですなぁ」
女「そうですわね」
男「今年のバレンタインのご予定は?」
女「いつもと同じ。特に何もありませんわ」
男「いつもと同じってことは、今年も期待していいんだろうか」
女「あら、何のことですの?」
男「しらばっくれつつも毎年チョコくれるリナモエス」
女「私、義理事だけは欠かしたことがありませんの」
男「義理でもなんでも嬉しいけどな。なんつってもゴディバのチョコだし」
女「……」ピク
男「やっぱり資産家は金の掛け方が違うよなぁ。毎年あんなゴツい義理チョコ配ってんだろ?」
女「……そうですわね。けど、今年は少し趣向を変えてみようと思ってますの」
男「へー、どんな?」
女「今年はお世話になった方々に、手作りでチョコを渡すことに決めましたの」
男「えっ……つーと、今年はあの高級チョコ無し?」
女「そうなりますわね。それともタカシは、私ごときの手作りは食べれないと仰るかしら?」
男「い、いえいえ。俺ごとき下賎の者にチョコを頂けるだけで充分ですハイ」
女「……あなたが既製品が良いというのなら、そうしますのよ? どうせ私は料理下手ですし」プィッ
男「あー……そう自分を卑下するなよ。楽しみにしてるからさ」
女「本当ですの?」ジロッ
男「うん」
女「……分かりましたわ。では、腕によりをかけて……作るようシェフに伝えておきますから」フンス
男「はいはい、分かった分かった(どーしてチョコ渡すくらい素直に出来ないのかねぇ……)」
最終更新:2012年02月16日 01:11