15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 19:22:50.23 ID:sRBb63BRO [3/9]
纏「あ……」
男「どうした、変な声出して?」
纏「見やれ、タカシ。寒椿が咲いておるぞ」
男「本当だ。今まで気づかなかったな」
纏「儂は椿が好きでのぅ。艶やかでいて儚く散るのが良い」
男「ふぅん……」
纏「なんじゃ、気のない返事しおって。主には花を愛でる情緒はないのかえ?」
男「うーん、俺花にはあんまり興味ないし」
纏「……まぁ、主に期待するほど儂も愚かではないがの」
男「でも纏が好きなら、こういうのはどうでしょ?」プチッ
纏「あっ。馬鹿者、咲いておる花を摘むでない」
男「いいから、ちょっと頭貸せって」ゴソゴソ
纏「うにゃっ……」
男「ほれ、花飾り。これなら俺にも花の良さが分かるぞ」
纏「ふぁ……?」
男「おぉ、さすが好きだというだけあって椿が似合いますな」
纏「な、なんじゃ。気障ったらしいことしおって。こんなことで儂が喜ぶとでも思うとるのか?」
男「椿色の頬っぺたを隠してから強がりなさい」
纏「……!! ばっ、馬鹿ぁ!!///」
最終更新:2012年02月29日 00:35